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文庫
阿瀬宇然 著「中央線・望途(その1)」初回直筆サイン入り!
¥ 550(税込)
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その一のおわり
文フリには前から興味があって、『文壇』という名前の同人誌を出して、のちに文壇派と呼称されることを思い描いていた時期があった。しかし、文壇派と呼ばれている阿瀬字然氏は小説を書いているというイメージであって、エッセイを書くつもりは人生という単位で見ても全くなかった。
(中略)
だが実際やってみると、これはブログでもツイッターでもなく、お金を出して読んでもらうものである以上、誰も知ることのない私という存在の、身体よりも一歩内側の部分である記憶や体験のことをひたすらに書いていても、読者は面白みを感じられないのではないかと途中で気付いて、そこからかなりやりづらくなった。
だけれども、こういう自分の話っていうのは文章にする以外に、人に共有することって難しいんじゃないかと思うようになった。文章にして残すというのは、読んでも読まなくてもいいということであり、逆を言えば、読んでもらっても読んでもらわなくてもいいということである。その自由度が保証されている以上、書くことへの自由は、書いているこちら側にあるわけだ。
タイトルの望途というのは、私が作った言葉です。多分。今調べたけどなかったです。意味を説明するのは恥ずかしいのでしません。そういう言葉を何か意図があって創作し、それをタイトルにしたんだなとだけ思ってください。
読んでくれてありがとう。次も書けたら、読んでください。
阿瀬宇然

