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井指です。
昨日の更新記事、「継続」の後編に行きたいと思います。
その前に、今回の「継続」前編後編は最終的に皆様にお伝えしたい内容が含まれているため、
プラン関係なく無料公開しておりますので、予めご了承くださいませ。
さて、そんなこんなで昨日の続き。
僕たちの高校三年生最後の夏の大会は4回戦で敗退でした。
兵庫県ベスト32。
結果だけ聞くとなんとも盛り上がりに欠ける中途半端な結果ですが、
昨日の前編を読んでくださった方だと少し違った形で伝わるかと思います。
万年初戦敗退だったチームが、
監督が変わり、高校生としての基礎を作り、努力することを覚え、
負けることの悔しさを覚え、勝つことの喜びを覚え、
継続することの大切さを覚えた結果、
努力は「少しだけ」実ったのです。
ちなみに4回戦はコールド負け。
4回戦で僕たちを倒したチームも5回戦で敗退。
上には上がいて、やはり小中学校から甲子園を一直線に目指し、
プロ野球を視野に入れている精鋭軍団には足元にも及びませんでした。
確かに及ばなかったけど、この一年半だけは、どこの強豪校にも負けない濃さがあったし、
僕らにとってこの一年半こそが「青春の宝物」になったし、
「努力ってちょっとは報われる!!」と身をもって学べました。
本当に恐ろしかった鬼監督でしたが、
僕らの青春をキラキラに輝かせてくれた監督は今でも僕らの一番の恩師です。
さて、物事への「向き合い方」そして「継続」することの重要性を学んだはずの僕たちは、
大人になるにつれ、やることが増え、考えることが増え、忙しくなることで、
徐々にその大切さを後回しにしてしまうのだろうと最近よく思います。
こと「にこいち」に関して、
僕たちが「継続」してできたことと言えば、
おそらく6年ほど続けた毎週土曜日の三宮での「路上ライブ」くらいではないかと思います。
活動と呼べるものがそれ(路上ライブ)くらいしかなかったものですから、
シンプルにそれを継続させることで気持ちを保っていたのだと思いますが、
徐々に応援してくださる方が増え、手伝ってくださる方が増え、
ホール規模のライブを企てる選択肢ができたり、デビューのお話をいただいたり、
そこから様々なお仕事をいただくようになり、
とてもありがたいことに「必要」としていただける機会が増えたことで、
僕たちは徐々に「流動的」になっていったというか。
様々なものに対応できる能力を身につけ、確固たる何かを失いつつあったように感じます。
そして今、「コロナ禍」「ライブ活動休止」という現状の中。
ミュージシャンにとっては圧倒的ピンチなこの状況ではありますが、
僕たちにとってこの時間をチャンスに変えることも可能なのだと考えるようになりました。
あの手この手で端くれにしがみついていたこの音楽の世界で、
一度シンプルに立ち返ってみたいと考えるようになりました。
にこいちがあって、ファンの皆様がいる。
ファンの皆様がワクワクするような活動と、
新たにファンが増えていくための活動。
その間にあるものは純度100%にこいちが放つ音楽であること。
それ以外に今、何も必要ないのではないかと考えています。
「にこいちの部室」を開設して一ヶ月。
チームメイトの皆様どのようなご感想をお持ちでしょうか??
僕らはやっぱり、中途半端な覚悟だったような気がします。
「継続」することのしんどさを知っているから、どこか逃げていた気もします。
でも何か大きな結果、実感を得るためには長く「継続」させる。
一週間寝ずに頑張った。ではなく、一年間コツコツ頑張ったの方がきっと結果に繋がる。
とこのコロナ禍の中で、改めて強く思います。
とてつもなく長い前フリを行いました。
8月に入ります。
一つ「継続」を形にするため、井指、松田で協力しあい、
この「にこいちの部室」は8月以降、「必ず毎日更新する」ことを約束したいと思います。
これからも僕らの発信する音楽を深掘りしてみたり、共有したり、
僕らの音楽を愛してくださる皆様、興味をもってくださる皆様に、
惜しみなくその様子をご覧いただく内容を発信し続けたいと思いますので、
(もちろん「こんなのも見たい・知りたい。」などコメントくださいね。)
ぜひ8月もチームメイトとして、部室遊びにきてください。
今後とも温かい応援よろしくお願いいたします!!
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継続は力なり!??
もちろん音楽のことが知りたいけど、今日こんな食べてますーとか、お気に入りの物・お菓子とか!みたいなのでも、なんでも楽しんで見ますよぉ(✿︎´ ꒳ ` )♡︎
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井指君の好きな食べ物と、好きなフルーツを知りたい!って、下の娘が言ってますよ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
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オフの日の過ごし方とか、気になります(❁´ω`❁)
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勿論!にこいちのお部屋に訪問しますよー!お土産はなにがいいですかー?井指さーん松田さーん教えて?
井指です!!
僕らが高校生の頃所属していた市立須磨高校の野球部は、
夏の大会初戦敗退が何年も続くような超弱小高校でした。
丸坊主の決まりもなく、監督は優しいおじいちゃんといった感じで、
「目指せ、甲子園。」など間違っても誰も口に出さない、
ただただ、「のんびり高校生活を送りながら野球もやりたい」生徒たちの集まりでした。
僕らが二年生にあがるころ、強豪校から強烈な鬼コーチがやってきて、
高学年はおじいちゃん監督、僕らと下の学年は鬼コーチが担当といった棲み分けに変わり、
二年生の夏、先輩たちが引退する頃、おじいちゃん監督は他校に異動となり、
鬼コーチはそのまま監督に就任。
監督就任して一ヶ月のこと。
最も恐れていた一言が言い放たれました。
「お前ら明日から丸坊主にしてこい。」
ただただ野球をエンジョイしたかっただけの奴は、
ここで退部すべきか。はたまた本気で勝つための野球の道を進むべきかの選択に迫られました。
そして、僕や松田含めほぼ全ての選手たちが翌日、丸坊主で野球部へ。
僕たの高校生活第二章が始まりました。
鬼監督は、野球に取り組む姿勢より先に、
制服の着こなし、挨拶、言葉遣い、学校での過ごし方など、
球児である前に高校生としての基礎を固めるところから指導をはじめました。
もちろん練習は日を追うごとに濃い内容に変わり、
他の部活動と共有し、ほぼ内野くらいしかない練習場所で、
もちろんデコボコの白土で、照明がないので限られた練習時間の中で、
強豪校に立ち向かうための練習を行いました。
毎日、朝練、昼練、夕練、帰って自主練。1日1000回の素振り。
才能なんてない僕らの高校二年生からの遅すぎる本格的なスタート。
しかし、僕らが3年最後の夏の大会を迎えるまでの濃い濃い汗だくの一年半は、
そんなどうしようもなかった僕らを、高校生として、高校球児として、
自分たちで確かに実感できるほど大きく成長させてくれました。
挨拶ができる格好よさ。制服をきっちりきる格好よさ。
努力をする格好よさ。下克上の格好よさ。
特別な練習道具もない、優れたトレーナーがいるわけでもない。
僕たちは吐きそうなほど繰り返される反復練習をただただ「継続」させることで、
どうしようもない日々から脱却しようとしていました。
明日、「継続」後編へ続く。
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指導者によってどう変化するのか楽しみです!??高校野球、大好きです??