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5月11日(月)
先週から、怒涛の締め切りの日々が続いている。
朝早く新千歳に向かい、今回も泊めてもらう娘のために北海道土産をいくつか見繕い、搭乗手続きを早めに済ませた。1時間半ほどMacに向かって仕事。昼前の飛行機で成田空港へ。快適なフライト。成田から都内へ移動し、東京駅のスタバでデカフェのカフェミストを飲みながら、Macに向かう。それにしても、どこでも仕事ができるというのは本当にありがたいことだと思う。
娘と市ケ谷駅で待ち合わせ、彼女の部屋の鍵を受け取る。
飯田橋方面にあるスタジオに着いたら、光さんはすでに到着していた。僕が作詞作曲し、光さんがアレンジした作品の歌入れを2曲。その場で冒頭の歌詞の変更の提案があって、「ちょっと待ってくださいねー」とか言いながら、その場で鉛筆でコリコリ歌詞を書いたり。いつもながら、なかなか楽しい現場。激動のスケジュールの中、バッチリ歌を決めていくシンガーさんと、的確なボーカルディレクションをするA&Rさんのお仕事ぶりを後ろで見ているだけで楽しい。
光さんの車で高円寺方面まで送ってもらう。あえて話題にはしなかったけど、「ザ・レモン・ツイッグス」の新作を聴いていて、さすがだなと思った。
小さな会社をやっている身として、光さんを忙しくするのが僕の仕事だと思っていたが、本当に今はたくさんのお仕事をいただいている。ありがたいことです。僕自身、石崎光さんのサウンドの大ファンなので、「光色」に染められた楽曲がたくさん生まれることを、そして時に僕もその一部であることを、とても嬉しく思っている。
夜、帰ってきた娘から、彼女が自主出版したエッセイを受け取る。友人と「文学フリーマーケット」に参加するために、1週間で書き下ろしたそう。「中央線・望途」というタイトルで、中央線のそれぞれの駅にまつわる話を、娘の視点から描いたもの。
さっそく読ませてもらったが、さすが文学マニア。「自分の文体」がしっかりとあるので、何を題材にしてもしっかり読ませる。僕はずっと声を出して笑っちゃってました。BINGOでも販売するから、ぜひ購入してほしい。「国立」の項と「西荻窪」の項は無料公開の許可も取っているので、まずはそれを読んでもらおうと思う。
大丈夫ですよ、本当に面白いから。
5月12日(火)
娘の本を読んで、荻窪に行きたくなった。あの頃よく一緒に遊んだ当時の人気女優「さっちん」の行きつけのカフェは、30年たった今も営業中だったので、行ってみた。マスターも奥さんもお元気で、ランチもコーヒーも美味しくいただく。フォートリのプロデューサーだったTさんは、さっちんと結婚していた時期もある人で、僕たちをデビューに導いてくれた方だが、数年前に病で亡くなった。お二人にそれを伝え、さまざまな話に花が咲く。
何より、あの夢か幻のように過ぎ去った日々について、克明に覚えていてくれる人たちがいることに安心を覚えた。さっちんの話を笑いながらできる人となったら、本当に限られてくるから。Tさんはもういないのだし。
そう言えば、Tさんがさっちんと別れた夜、西荻窪に呼び出されて、朝まで付き合ったなあ。
メンバーのみなさん!
日曜の夕暮れ時、成瀬のゆるい配信と最高の音楽でお過ごしください!