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振り返り配信!!!
BINGO Songwriting Club 「成瀬英樹ゼミ」 メンバー マイソングプラン
成瀬英樹
成瀬英樹
10月28日 19:39

お疲れ様でございます!!!

 

我らが石崎光さん、今月8曲目の採用!!! 本日発売、NGT48『風の片想い』Type-Bに、光さんが作曲・編曲した『恋を追い越したら、愛だった。』が収録されています!光さん、おめでとうございます㊗️


昨日は、B1ミーティングでした。急な召集にも関わらず、たくさんの作家が集まって、楽曲を聴き合い、忌憚のない意見を交わしあいました。

 

今から、成瀬による「振り返り配信」、メンバー&ゼミ生のみんな、リアタイでアーカイブで、ぜひお楽しみくださいね!

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さあ、冬が来るぞ
成瀬英樹
成瀬英樹
10月26日 18:19

お疲れ様です!


昨日は昨日とて、家で細々とした作業を。作曲家と言ってもいわゆる「曲を作る」というワードで思い起こされるような、芸術的葛藤の時間はかなり少なく、いやそのほとんどの時間が「細々とした作業」に追われると言っても過言ではない。あれを切ったりこれを貼ったり、何かを繋いだり、また修正したり、の繰り返しで、その度にシビアな判断を強いられる。そしてその判断によって得られる未来が劇的に変わってくる上に、いちど誤った方向に向かったなら、そこから道を戻すのは非常に困難と言わざるを得ないだろう。だからこそ、そこには「選ぶ力」が大切になってくる。「これはない」と自分のアイデアにツッコミを入れること。それこそが何より大切なのだ。時に人は、それを「センス」と呼ぶ。


例えば、「ヒラウタとサビの差異をあまり感じない上に、ヒラウタのキーをもう少し下げることがレンジ的に可能」であった場合、全音もしくは短三度ヒラウタを下げる、というようなことを思いついたとする。これまでだと、MIDIとオーディオ共に手動でぐいぐいと下げて行ったわけだが、先日思い立ってClaude Code(クロードコード)にこの作業をまかせてみた。すると、「いや何を今更」とあなたは言うかもしれないが、僕は真剣に驚き、そして怖くなってしまった。


なぜなら、この僕の無茶振りとも言える「オーディオもMIDIもまとめて全音下げろ」なんて命令にもClaude Codeは二つ返事で「わかりました!」とガギガギグギグギと動きだしたのだ。「あなたのMacの中に入らせてもらっていいですか?」という問いに僕がイエスと答えたその瞬間から、僕のMacはClaude Codeに操られ、Logicのデータをガギガギグギグギと変更し始めた。


実際、それらの作業は人間的な視点から見ると(その上、僕のようなものぐさが服を着て歩いているような者にとって)、その工程に入る前に「一旦珈琲でも淹れるか」と言わせるに十分すぎるカロリー消費を僕に強いるのであるが、そんなのやりゃあ、あっという間に、数十分で終わるものなんだって知ってはいるのだけれども、それでもね。


ある種の人々は「そんなもの、自分でやった方が早いじゃないか」と悪態の一つでもつきながらすぐにサクサクやってしまうのだろうと思う。絶賛発展途上中のAIのミスに目を瞑りながら(これがまた、結構な頻度でおとぼけなミスを重ねるのだ)何度もトライを繰り返す僕の方が、実はとても面倒なことをしているのは重々分かっているのだが、自分の作業を近い将来、爆発的に楽にしてくれるという確信があるから人は(などと主語を広げてしまいがちな癖があるが)、新しいテクノロジーと格闘することを厭わないのである。そして、その新しいテクノロジーから利を得ることができるようになった頃合いに、また新しいテクノロジーと格闘するのである。


まるで、あれだ。木の周りをぐるぐる回るやつだ。バターになるやつだ。


そう考えたら、人間てのは本当にコスパが悪い。何か仕事をするたびに、疲れただの休ませろだの、癒しが必要だの言い出す。その点AIは「やれ」と言われたら、即座に全力で仕事に当たってくれる。結構な数のトライ&エラーを繰り返しながら、ミッションを遂行するためにベストを尽くしてくれる。自分もそうなれたらな。無限に曲を作ることができる作曲マシーンになれるのに。


しかしながら僕はこうも思う。ことクリエイティブに関しては、AIと人間は考え方において、さほど変わりはないと。AIにしてもデータを食いまくって、そこから様々なクリエイティブを(例えば楽曲を)「生成」する。僕たち人間も、自分という入れ物に溜め込んだ音楽や文化や人生的経験と、やはり無から有を生み出す力を使って、楽曲を作る。そう考えたら、どれだけのインプット、しかも良質なものが必要であるかというのは、自明である。


ここまでが、「昨夜、夜通しでNetflixのドラマを一気見してしまいました」という事実に対する僕のエクスキューズである。ああ、神様、本当に申し訳ありませんでした。僕はクドカンさんの最新作『俺のこと、なんか言ってた?』を徹夜で一気見してしまい、翌日大いに寝坊してしまいました。しかしながら、これも僕の大切な「インプット」のためであります。どうかお許しを。


大好きな大好きなクドカンさんの作品。心待ちにしていました。当代随一のホームドラマの名手、まさにここにありという実に見応えのあるドラマになっています。もしあなたが見ようかどうか迷っているのであれば、僕が背中を押したいと思う。大丈夫、めっちゃ面白いから。いや、そんな僕も、見ようかどうかちょっと迷ってて(人はこういうときに忙しいから、という言い訳をしっかり用意しているものだ)、娘からの「おもしろかった!」LINEに背中を押されて見たクチなのだから。


誰が出ているとか、どんな話だとかいう、そんな野暮なことはここでは言わないでおきますが。24歳の娘曰く「なんか、がんばろうと思った」って感想がすべてだと思った。実はパパもそう思ったのだ。「あきらめないこと」が果てしなくダサいこととされている(ように見える)この2026年において、それでも「あきらめない」というメンタリティが有効であることを伝えてくれるドラマでした。


そんな中、僕ににわかに吹き荒れているのが、人生何度目かの「サリンジャーブーム」。旅先で本を読むのが三度の飯より大好きな僕が、先月の米国旅行のお供に選んだのが『キャッチャー・イン・ザ・ライ』。今回のNY滞在はあくまでプチではあるが、この主人公のホールデンくんの足跡をたどってもみたので、より一層、物語の本質の部分にタッチできた気もしている。それにしても、初めて読んでから40年以上たっている本を、いまだに何度も読み返しているのも、見る人が見れば相当に変わっているのかもしれないね。いや、変な話なんだけど、僕にとっては『VIVANT』や『Tカワ』よりも、『キャッチャー』の方がリアリティがあるのだ。


今、僕は行きつけの、エスコン近くのカフェでこれを書いています。まだ16時台だというのに、外はもう真っ暗です。シャツの上に冬物のコートを羽織らないと、15分ほどの散歩であっても寒さで震えてしまいます。野球シーズンも終わり、Fビレッジも随分と静かになってます。さあ、冬が来るぞ。

AIはよく切れる包丁
成瀬英樹
成瀬英樹
10月25日 11:15

SNSなどを見ていると、音楽関係のことで定期的に議論が沸き起こるテーマがいくつかある、という話を数日前にしました。楽曲コンペであったり、JASRACであったり、音楽理論は作曲に必要なのか、という話であったり。そこにもう1つ加わったのが、AIの問題ですね。

 

僕の友人のAkira Sunsetが、この問題についてXにポストしたり、YouTubeに動画を出したりしています。その内容に関しては、本当にAkiraの言うとおりだと思います。起きてしまったことは大変なことですし、僕たちBINGOにとっても、もちろん他人事ではありません。

 

僕自身は一貫して、AIは「よく切れる包丁」だと思っています。

 

その包丁を使って、新しく素敵な料理を作り、人の役に立てたい。そういう志を持っている人がほとんどだと思うんです。でも、その一方で「わあ、よく切れる!わあい!」と包丁を振り回して、周りに迷惑をかける輩も出てくる。

 

だから、何より大事なのは「包丁は振り回してはいけませんよね?」というルールを作ることです。実際の包丁だって、同じですもんね。美味しい料理には欠かせない道具でありながら、凶器にもなり得る。

 

AIのない時代に、もう戻ることはできないですよね。僕は産業革命級のイノベーションだと思っています。上手に使えば、受け手側もクリエイターの側も、大きな「利」を得られるものだと思うんです。

 

そんな中、そもそも、AIに音楽を全部作らせる必要なんてないんですよ。音楽作りを「手伝って」もらえばいい。人間がしっかり作って、そのためにAIを使う。そういう使い方を覚えていくことが必要なんです。

 

でも、まだまだ包丁を振り回してしまう人がいる。AIに全部作らせておいて、嘘をついて、自分で作った作品ですと言ってしまう人もいるわけです。でも、「それはあなたが作ったものではないよね?」ということ。

 

あくまでも道具なんです。ギターやピアノと同じように、自分が何かを作るために使うものなんですよね。作るのは人間です。僕たちのハート、「心」が作る。そして、それがお客さまの「心」を震わせるんです。

 

AIを使えば、誰でもそれっぽい楽曲を作れるようになりました。だからこそ、誰が、何を作っているのかが曖昧になってしまう。でも、そうなったら、最後は作り手としての職人の矜持が問われる世界になってくるんじゃないかと思うんですよ。

 

要するに、作品って、作った自分が一番楽しいんです。

 

まず、自分を癒したり、自分を感動させたりするために作るじゃないですか。どんな作品でも、そこがあると思うんですよね。

 

プロ野球選手がホームランを打つのは、自分が打つから気持ちいいんですよ。それを見て喜んでくれる人がいるから、プロになり得るわけでしょう。どんな世界でもそうだと思います。音楽もそうですよ。

 

まず、自分が作って、感動して、楽しい。その一番大事なところをAIに全部任せてしまったら、自分で放棄することになるんです。

 

そんなバカな話はないなって、1人の作り手として思います。

 

結局、作るのは自分なんです。ゼロから1にするのは自分である。僕は今後、そこが著作者であるかどうかを分ける、唯一の線引きになっていくんじゃないかと思っています。

 

Akira Sunsetの動画を見て、そんなことを思いました。

 

別に僕は議論に参加したいわけではないし、誰かと議論するつもりもありません。

 

その時間があるなら、自分の曲を作ります。

Still Crazy After All These Years
BINGO Songwriting Club 「成瀬英樹ゼミ」 メンバー マイソングプラン
成瀬英樹
成瀬英樹
10月23日 17:58

村上龍さん。

 

『69』『長崎オランダ村』『コインロッカー・ベイビーズ』『トパーズ』『走れタカハシ』。そしてもちろん『限りなく透明に近いブルー』。ほとんどの作品をリアルタイムで読んでいたのは、どのあたりまでだったかな。なんだかんだ言って、近作にも目は通していました。

 

小説も好きだったんですけど、彼の自由さに、僕はとても憧れていたのだと思います。全作品を読むような大ファンでもないのに、なんだかめちゃくちゃ喪失感があります。初めて一人暮らしを始めたあの夜、『コインロッカー・ベイビーズ』を布団の中で読んでいたこと。それが僕の寂しさと不安を紛らわせてくれたこと。忘れられないです。

 

龍さん、ありがとうって言いたいな。

 

同じ日に、なんと松井秀喜がジャイアンツの監督になったと。これも本当に大変なニュースです。

 

単に巨人のOBが監督になった、という話ではないんですよね。松井秀喜は、最後には1日契約を結んで、ニューヨーク・ヤンキースの一員として引退した人です。そして、ヤンキースが最後に世界一になった2009年のワールドシリーズMVP。いまだにニューヨークに行けば、ヒデキ・マツイはヒーローです。なんといっても、ワールドシリーズMVPなんですから。

 

そんな彼が、世の中で一番理不尽な仕事なんじゃないかと思う、NPBの監督になる。しかも読売ジャイアンツの。ちょっと考えにくかったことです。本当の覚悟とジャイアンツ愛、そして日本の野球への愛が、この人にはあるんだなと、妙に感動してしまいました。

 

松井秀喜というプロ野球選手、表現者は、ある世代のNPBにとって本当に大切な存在だと思っています。イチローと同じぐらいに大切な、大選手です。もちろん僕は、アンチ巨人なんですけどね。それでも、やはりこの松井秀喜の決意には拍手を送りたい。まあ、またやっつけがいのあるチームになったってもんだぜ、という感じで。面白くなってきましたね。

 

背番号は90番ですって。あの90番。ジャイアンツファンじゃなくても泣いちゃうよね。

 

さあ、昨日のB1ミーティングの振り返り、やってまいりますよ! メンバーもマイソンガーも、もちろんゼミ生も、寄っておいで!!!

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アパティーティー
成瀬英樹
成瀬英樹
10月20日 14:20

おはようございます!

 

昨日はファスティング2日目、静かに部屋でずっと曲を作っていました。体がだいぶ軽くなってきたので、気持ちもすっきりして、作曲もはかどりました(と言いたいところですが、結構苦戦をシイラレテイマス)

 

ファスティングといっても、夜はサラダをほんの少し食べたり、具なしのお味噌汁を飲んだりしています。今日から少しずつ食事を戻していく予定です。お腹空いた!

 

夢は一日一食生活。今日からやってみようと思ってます。

 

ここのところ、曲作りが本当に楽しいんです。APAZZIが開発した『APATT(アパティーティーって読むんです)』というプラグインを使っているんですが、これがいい。彼とは長年のビートルズ友達なので、使い方を直接教えてもらったり、このソフトにかける思いを聞かせてもらったりしましたよ。曲だけじゃなく、こんなのまで作ってしまうんだからすごい。

 

DAWや機材を使いこなして打ち込む人には当然便利なんだろうけど、僕のようにメロディーを考えて歌を録っていくトップライナーにとっても、大きな時短になります。一発でいい音に決まる。しかもそれがAPAZZI好みの音に仕上がるのが面白くて、魔法を見ているみたいです。本人も今の仕事で使い倒しているというからね、たまんないね!

 

そして昨日、『恋の中央線』のMVが公開5日で10万回再生を超えました。観てくださった皆さん、ありがとうございます! 夜になっても伸び続けて、11万回も突破。自分の書いた曲がこれだけ聴かれているのは、本当に嬉しく思います。

 

Billboard JAPANの週間シングル・セールスでも、91,833枚で3位に入りました。オリコンチャートも3位で確定みたいです。MATSURIさん、応援してくださっている皆さん、おめでとうございます!

 

それから今、コンペについて長い文章を書いています。コンペやJASRAC、音楽理論の話は、Xでいつも同じような議論がぐるぐる回っている。でも僕から見ると、少しポイントがずれていると感じることがあるんです。そこを、自分の経験と考えからきちんと書いておきたい。

 

これは外に公開するものではなくメンバーのみんなに読んでもらうための文章です。短くまとめるつもりはないので、長いものは長いまま読んでほしい。何万字にもなりますからね。あと1日か2日で構成を仕上げます。楽しみにしていてくださいね。