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「パシフィック・リーグに連れてって」作曲者インタビュー 〜パ・リーグ愛と仲間のこと
── 成瀬さん、「全部 夢のまま」以来の乃木坂46への楽曲提供おめでとうございます。乃木坂野球部による「パシフィック・リーグに連れてって」、大変好評ですね!
成瀬 ありがとうございます! 今回も「you-me」というペンネームで書かせていただきました。そして今回の一番大きな出来事は、「mee」さんというパートナーを得たことです。それにともなってクレジットの表記についても、コライトでよくある「you-me, mee」のように「,」で分けるのではなく、「you-me × mee」という表記にしています。「ユーミー・バイ・ミー」と読んでもらえたら。
──meeさんというのは、どういった方なんですか?
成瀬 meeさんは、僕が若い頃に作曲を教えてくれた同志というか、仲間なんです。
── meeさんとのコライトは、どのような形で進めたんですか?
成瀬 今の時代によくあるような、トラックが先に上がってそこにメロディーを乗せていくやり方も結構好きなんですが、やはり自分の言葉やメロディーを先に作る方が性に合っていて、最近はそのスタイルに戻っていたんです。今回meeさんに「いい曲できたぞ」と自慢するつもりで送りつけたら、数カ所「こうしたらいいんじゃないか」という修正案が返ってきたんですよ。その修正が実に見事で、「やっぱりこの人はすごいな」と思って、全部そのまま採用しました。meeさん本人はクレジットはいらないと言っていたんですが、「いや、ぜひクレジットさせてください」と僕からお願いしました。今後もまた頼める口実になりますしね(笑)
── そして今回、アレンジがFOUR TRIPS。成瀬さんのバンドですよね?
成瀬 そうなんです。29年前にデビューしたバンドでして、数年前の25周年のタイミングで久しぶりに集まって2曲作ったんですが、その時に本当にいいコラボレーションができたんですね。現在の僕のサウンド・パートナーは石崎光さんなんですが、今回の乃木坂さんのカップリングでは光さんの作曲&アレンジがすでに2曲入っていて! さすがに3曲目をお願いするのは忍びないと思い、「これは自分でやってみます」と。
ただ、自分1人だと心もとないので、まずドラムの初田に連絡してドラムを打ち込んでもらって、キーボードの白川さんにコード進行などを上手に調整してもらって、なんてやっているうちに聴き返してみると、「これって完全にFOUR TRIPSじゃないか」と気づいたんですよ。だったら思いっきりFOUR TRIPSでやろうということになって、ベースの池田に連絡しました。本当に時間がなかったんですけど、弾いてくれて。初田や白川さんは時々僕の仕事を手伝ってくれたりもするので、自宅に録音できる環境があったんですが、池田はバンドマンなので家で録音なんてやらないんですよね(笑)そこでドラムの初田が池田の家まで機材を持って行って録音してもらったんです。そうやって遠隔でやり取りしながら、久しぶりに4人が揃って音を鳴らすことができて、本当に嬉しかったし、楽しかったです。
FOUR TRIPSを組んだ時の目標が「いつかヒットチャートの1位になれたらいいね」だったんですが、今回、そんな大ヒット作のカップリング作として、彼らと一緒に名前を刻むことができた。それが本当に嬉しかったことのひとつです。
── いい話ですね。ところで、「パシフィック・リーグに連れてって」というタイトルは、成瀬さんにぴったりですね!
成瀬 はい、この秋元先生の歌詞には驚かされました。あまりに感動して、田舎の母に泣きながら電話したほどです(笑)パシフィック・リーグとの公式コラボソングの作曲を担当させていただけるなんて、夢見ることすらできない、想像を遥かに超えたことでした。というのも、僕は幼い頃からパ・リーグの大ファンで、近鉄バファローズというチームをどこまでも追いかけていましたし、さらに地元神戸のオリックス・ブルーウェーブの球場「グリーンスタジアム神戸」は僕らの庭であり、遊び場であり、ビヤガーデンでした。
── 野球の話になると止まらない成瀬さん、手短に(笑)
成瀬 僕は一昨年から北海道日本ハムファイターズの本拠地、エスコンフィールドのすぐ近くに住んでいまして、毎試合生で観ているんです。つまり僕の生活は、今も昔も、「音楽とパシフィック・リーグ」に完全にまみれているわけですよ。僕の人生そのものと言ってもいい。だから今回の曲を、もし別の作家が担当していたと思ったら、きっと悔しくて地団駄踏んでましたね。二度と立ち直れなかったんじゃないかな。
── パ・リーグをご存じない方に、簡単に説明していただけますか?
成瀬 簡単に言うと、巨人と阪神がいないリーグです。圧倒的に人気がある「読売ジャイアンツ」と「阪神タイガース」が所属するのがセントラルリーグ、いわゆるセ・リーグ。パ・リーグは「そうじゃない方」のリーグというか。だからこそパ・リーグは一致団結してセ・リーグに対抗しようとしてきた歴史があって、その部分も含めて僕はパ・リーグという存在にずっと惹かれ続けてきました。そんなパ・リーグもここ最近はどの球場も観客でいっぱいです。僕が子どもの頃には考えられなかったことで、それがたまらなく嬉しい。
── 「6球団どこでも好き」という秋元先生の歌詞についても、何か思うことはありますか?
成瀬 これは本当に深い言葉だと思っています。実はパ・リーグは一度、消滅しかけているんです。2004年、僕が愛してやまない近鉄バファローズがオリックスに吸収合併されることになりました。あの時、1リーグ制にしてパ・リーグをなくし、10球団ほどに収縮、という案が、組織側で本当にまとまりかけたんですよ。
── 球界再編問題ですね。
成瀬 そうです。あの時、僕たちファンは12色のミサンガを腕につけて「絶対に12球団を守る」と声を上げました。セ・リーグのファンも一緒になって。そうしたファンの運動があってこそ、今の12球団が守られて、パ・リーグの6球団があるんです。だから秋元先生の「6球団どこでも好き」という言葉は、そういう歴史にしっかりと裏打ちされている、深いメッセージと僕は捉えています。今の若いファンの中には、パ・リーグ内にもライバル関係があるのに「どこのチームも大好きだなんて!」と感じる人もいるかもしれません。でも、それこそが何よりも嬉しいんです。安心して6球団でパ・リーグのライバル関係を楽しめるような状況になっているということが。
僕がこれまで聞いた野球選手の言葉で一番好きなのが、新庄剛志さんの言葉なんです。阪神タイガースのスターだった彼がメジャーに渡り、ワールドシリーズで日本人初安打を放つほどの活躍を遂げ、2004年に日本に戻ってきた際に「これからはメジャーじゃない、セ・リーグでもない、パ・リーグです!!」と宣言したんです。そしてその言葉通り、新庄さんはパ・リーグを熱狂的に盛り上げた。今回この曲に携わって、そういうことを何度も思い出し、胸が熱くなりました。
── 昔からの仲間と一緒に、成瀬さんの思いがこもった楽曲が乃木坂46の新曲としてリリースされる。本当に嬉しいですね。
成瀬 はい。しかも乃木坂野球部の皆さん、本当に野球が好きだというのが、野球ファンとして見ていてわかるんですよ。ガチの人たちだということが。7月に乃木坂さんがエスコンフィールドに来て「パシフィック・リーグに連れてって」を歌ってくださるのを、今から本当に楽しみにしています。僕はドキドキしながら、周りの応援仲間たちや顔見知りの売り子さんたちに「あれ、僕の曲なんですよ」とさりげなく自慢しながら、ライトスタンドのいつもの席で楽しませていただこうと思っています。
── サウンドの聴きどころも教えてください。
成瀬 このサウンドはFOUR TRIPSでしかできない音だと、胸を張って言えます。人懐っこいというか、懐かしいというか、親しみやすいというか、気取っていないというか。ドラムの初田いわく「フォートリはロックンロールなんだ」。確かにそういうサウンドに仕上がっていると思います。僕自身もギタリストとして、リッケンバッカー330とギブソン J-50、そしてアメリカンチューニングのウクレレも弾いています。かなり気合いを入れてアレンジしました。この感じこそがバンドだし、この感じこそがFOUR TRIPSなんだなと、改めて実感しました。
── ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
成瀬 ぜひ、楽しんで聴いていただきたいです。そして、この曲がパシフィック・リーグをさらに盛り上げる一助になれたら、選手のみなさんにも喜んでいただけたら。大の野球ファンとしてこれ以上の喜びはありません。
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セントラルじゃなくて、パシフィック
成瀬さんはパシフィックがよく似合う!
フォートリで編曲したというのもファンとして胸熱です!
リリースおめでとうございます🎉 -
野球の曲をフォートリでって最高!
BINGO3曲同じ盤にっていうのもすごい♪
リリース、おめでとうございます🎉
おはようございます。
ファイターズは結局、このエスコン開幕6連戦は、初戦のノーヒッターを含む5勝1敗。まさにドミネイトな勝利でございました。万波中正、野村佑希の大覚醒に加え、新戦力の……なんて詳細まで書き出すと大変なことになるので、要するに、開幕3連敗なんて一気に吹き飛ばしました、ということであります。
そして、待ちに待った今週がやって来ました!
おはようございます!
この後、メンバーの皆さん向けに配信をいたします! 成瀬の最新情報をお話ししていきます!
みんな大好きBINGOの仲間、僕たちのロックンローラー、テリーこと寺崎くんがメインで作った楽曲、Raiaさん歌唱の「Chip of Love」が、カルビー×TuneCore Japan「じゃがレコードアワード2025」にて入賞いたしました。まずは本当に、おめでとうございます。
この楽曲は、今年の初頭に行われたA1グランプリの優勝プライズとして生まれたものです。寺崎くんの曲をベースに、僕と白井大輔くんが制作を手伝い、石崎光さんが総合プロデュースとアレンジをしてくれました。みんなの得意技をちゃんと持ち寄って、作品として仕上げました。
Raiaさんのキュートな歌声とキャッチーな存在感。テリーならではのドゥーワップ感。光さんの、50年代と令和をつなぐ見事なトラック。そして白井くんの人懐っこい歌詞。そこに僕の楽曲プロデュースも加わって、それぞれの持ち味がちゃんと一つの作品の中で生きたと思っています。
Raiaさん側の制作担当者の方もとても熱心な方で、なんとかお力になれたらという思いでやらせていただいたんですけども、こうしてちゃんと結果が出たことが本当に嬉しいです。作品って、作って終わりじゃないんですよね。届けたい相手がいて、受け取ってくれる方がいて、喜んでくださる方がいて、そこで初めて意味を持つのだと思います。
何より嬉しいのは、Raiaさんと制作担当の方が喜んでくださっていることです。そしてもちろん、テリーこと寺崎くんが心から喜んでくれていること。テリーにとって、これは世の中へのデビューでもありますからね。その最初の一歩が、こんなにいい形になったのは本当に良かった。改めて、おめでとうと言いたいです。
おはようございます!
この週末は、完全に作詞活動に勤しんでいました。作詞家でもないのに作詞なんて、と思われるかもしれませんが、いいえ、作曲家にとって一番大事なのは作詞でございます。作曲だけしかできないという方も、ぜひ作詞にチャレンジしてみてくださいね。
もちろん、作詞の専門の方には及ぶべくもないのですけれども、自分の楽曲にどういう歌詞が乗ればいいかというイメージだけは、長くやらせていただいておりますので、あるわけです。
あとは、そのフィーリングを先方に気に入っていただけるかどうか。その一点です。
僕たちBINGOにはたくさんの仲間がいるので、手分けしながら作詞活動を進めております。
土曜日のPOP A to Zも、日曜日の再放送も、時間という概念を喪失したまま仕事をしていましたので、お知らせができなかったのは大変悔やまれるところでございます。しかしながら、月曜日の朝も再放送をやっておりますので、つい先ほどお知らせした次第でございます。渾身のリクエスト特集、ぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
今から僕は、作詞や文章を書くときに使う、ちょっと離れたカフェ、というか、もう昔ながらの喫茶店ですね、言い方を変えたら僕の隠れ家へ行って、仕事してきます。
昨日の夜は全体B1グランプリでした。驚くべき下剋上が起きた、エポックメイキングな回。振り返り配信は今日できるかどうか、ちょっと仕事の進み具合によってわからないんですけど、がんばってみます。
昔、「がんばってみるよ、やれるだけ」っていう歌がありましたよね。あの言葉を聞いた時、うまいこと言うよなと思いました。いい歌だよな、とも思いました。結局、人が最後にたどり着く言葉って、ああいうものなんじゃないかと思うんです。本当にめちゃくちゃがんばり抜いた人にしか出てこない言葉ですよね。だからこそ、あそこまで多くの人の心に届いたんだと思います。やっぱりあの言葉は、時代の本質も見事に捕まえていたんだろうなと思います。
よし、がんばってみるよ、やれるだけ。