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昨日、SHOW-WAさんの札幌ライブにご招待いただきました。弊社BINGOの作家である白井大輔くんが、SHOW-WAさんには「ひらがなの女」を、そして兄弟グループのMATSURIさんには「アヴァンチュール中目黒」や「アガベの花」を提供させていただいております。いわば、白井くんという後輩作家のおかげで、僕はSHOW-WAさんのライブに行くことができたわけです。
(以下、演奏曲目に関しての記述があります。ネタバレ注意でお読みください)
「カバーを聴けば、その歌手のオリジナリティがわかる」とおっしゃったのは、大滝詠一さん。昨日はまさに、その言葉を実感するような一日になりました。
会場は札幌市教育文化会館大ホール。北海道に来て3年目の僕ですが、今回初めて伺うホールでした。歴史と由緒を感じる本当に素敵な会場で、音響もとても良かったです。2階センター最前列という本当にいい席で見させていただきました。
ライブは出だしから数曲、カバーもオリジナルも交えながら、ぐいぐい引っ張っていく構成でした。まず驚いたのはその「歌唱力」。いや、上手いとは知っていましたが、ここまでとは。今後もしSHOW-WAさんに曲を書く機会には、キーはかなり高めに設定しても大丈夫だな、なんて、そんなことまで考えながら見ていました。ちょっとした取材気分でもありましたね。
たくさん歌われたカバーのセンスも抜群でした。やっぱりボーカルグループのコンサートは、カバーが醍醐味です。お客さんも一緒に歌えるような楽曲を、シンガーがどう歌いこなすのか。それも大きな楽しみのひとつです。実際、ユーミンの「卒業写真」や「赤いスイートピー」を聴いていたら、これがもう本当に良くて、じーんとしてしまって、思わず涙が出ました。SHOW-WAの皆さんが相当歌い込んでいらっしゃるんだな、ということがしっかり伝わってきたんですよね。
そして僕のような作曲家にとっては、やっぱりオリジナル曲も大きな楽しみです。これがまた良かったんですよ。「僕らの口笛」も最高だったし、「君の王子様」も素敵な曲でした。カバーで歌の力と個性をしっかり見せながら、オリジナルではちゃんと自分たちの世界を作っている。だからこそ、とても見応えのあるライブになっていたんだと思います。
途中、メンバーが場内を回る「ラウンド」の場面で流れてきた曲があって、「すごく好きだな」と思ったら、あ、そうだ、これ白井大輔くんの「ひらがなの女」でした。途中で気づいてからは、なるほど、たしかにいかにも白井くんらしい曲だなとも思いましたし、それをSHOW-WAの皆さんが見事に歌ってくださって、定着している感じがあって、本当に嬉しかったです。秋元先生の詞もまた最高なんですよね。
そして、最後に歌った新曲「ジューンブライド」。これはSHOW-WA & MATSURIの合同名義による2ndシングルで、フジテレビ「夫婦別姓刑事」の主題歌になるんだそう。ライブの締めにふさわしい、力のある曲でした。言うなれば、令和の昭和歌謡というか、令和歌謡というか。僕の心の柔らかい場所を突いてくるメロディでした。大ヒットの予感がします。
終演後にはお気遣いいただいて、僕も楽屋にご招待いただき、数分、皆さんとお話しすることができました。少しだけ自己紹介をして、自分も曲を作っていることをお伝えしました。でもSHOW-WAさん、MATSURIさんにはまだ使っていただいていないんです、なんて笑いながら言って。そして何より、仲間の曲をたくさん歌ってくださっていることへのお礼を申し上げました。
一緒に写真も撮っていただいたのですが、皆さんはスタイルも素晴らしく、背も高くて。僕のような絶望的スタイルの人間が真ん中に映っていて、ちょっとシュールな絵でした(笑)。あれは公開を控えようと思います。
お会いしたSHOW-WAの皆さんは、まさに爽やかな風のような方々でした。帰り際には「僕たちSHOW-WAに最高の曲をください!」と言っていただきました。熱くていいなあ。もちろんですとも!
そのまま地下鉄で新さっぽろへ向かい、新さっぽろからJRで北広島へ。エスコンフィールドは5回を回っていました。僕が行く前に郡司とレイエスがそれぞれホームランを打ったんですって。みんな調子いいなあ。
そんなわけで、SHOW-WAさんのライブに伺えて本当に良かったです。いろんな気づきがありました。やっぱりライブっていいですね。
おはようございます。
今日は朝早く起きて、散歩がてらコンビニエンスストアに朝ごはんを買いに行ってきました。その帰り道、なんとリスに遭遇。慌ててスマホのカメラを向けたのですが、残念ながら間に合わず。でも、本当に可愛かったです。朝からそんな小さな幸せに出会えたので、きっと今日もいいことがある。そう信じて頑張っていこうと思います。
ホームルームをこのあと生配信してまいります。現在制作中の曲もお聞かせできると思いますので、ぜひご覧ください。よろしくお願いします。
みなさん、おはようございます。
侍ジャパンの試合、僕も皆さんと同じように朝から熱狂して見ていました。厳しい試合でしたね。今まで見てきた野球の試合の中でも、いちばんストレスがたまる試合だったかもしれません。しかも、打たれてほしくないと思っていた投手が打たれて負けた。本当に、心がえぐられるような気持ちです。
もちろん、いちばん悔しいのは打たれた本人でしょう。彼にとってこの敗戦は、とても大きな挫折。しかしこれから先の彼の「成功物語」の中で、きっと大きな力になる。そして、これは打たれた投手だけの負けではないし、ミスした選手だけの負けでもありません。やはりチーム全体として、ベネズエラに及ばなかったということなんじゃないでしょうか。非常に人間味のある試合でしたね。そして人間というのは、やっぱり不完全で、だからこそ面白いのだと思います。
そんなわけで、日本代表は負けましたけれども、WBCそのものは、むしろ少し面白くなったとも言えるのかもしれません。ベネズエラが日本に勝った。これは大金星と言っていいでしょう。準決勝はベネズエラとイタリア、そしてアメリカとドミニカ。多くの皆さんにとっては、ここから先はいきなり関心の外になるのかもしれません。
僕としては、少し肩の力を抜いて見られる。そう考えると、それはそれで悪くない気もしています。
今さらのそもそも論なんですけど、プロ野球の選手が、一戦必勝みたいな戦いを、自分の生命を削るようにしてやることに、僕は正直そこまで賛成ではありません。今日負けた侍ジャパンだって、たまたま今日負けただけなんですよ。これ、もし年間で10試合、あるいは50試合ベネズエラとやったら、かなりいい勝負になるはずです。むしろ5割3分くらいは勝てるんじゃないかとすら思います。たまたまなんですよね。改めて、プロの世界って一発勝負には向いていないんだなと感じます。
そんなわけで、昨日は一日、頭を空っぽにしようと思って何もしませんでした。今日もこれから少しだけ、気分を入れ替えに外を歩いてこようと思います。幸い北海道は快晴です。気温も5度とか6度とか、とても暖かい。ぽかぽかの散歩日和なので、のんびり歩いてこようと思います。
今週は勝負の週になりそうです。僕にとって、作曲もそうだし、采配もそうです。気を引き締めて、ひとつひとつしっかりやっていきます。
おはようございます。いよいよ今日からWBCはベスト8。僕はこれまで本当にいろんな野球を見てきましたが、人生でいちばん楽しみなベスト8かもしれません。高校野球でもそうだけれど、ベスト8ってやっぱり特別に面白いんですよね。8チームが残っているということは、本気の勝負が4試合も見られるということです。しかもそれを2試合ずつ、2日に分けて楽しめる。今日は韓国とドミニカ、そしてアメリカとカナダ。いやあ、たまりません。
今回のWBCはNetflixが中継したことで、いろいろな議論が起きているようです。でも、僕みたいに野球場のそばに住んでいるベースボール・クレイジーからすると、正直なところ「いったい何の話をしているんだろう」という感覚もあります。ただ、周りに「Netflixに入っていないから見られない」という人が意外と多かったのも事実です。そういう人たちは、その後Netflixに入って、今日からのベスト8を見るんだろうか。明日は日本戦ですしね。
「盛り上がる」って、いったい何なんだろうと考えるんです。少なくとも現場は、めちゃくちゃ盛り上がっています。チャイニーズタイペイと韓国の試合で、チャイニーズタイペイが韓国に勝ったあの一戦。超満員の東京ドームは狂喜乱舞、泣いて喜んでいる人もたくさんいました。選手たちも泣いていた。あの死闘は本当に胸に残っています。さらに今大会は、イタリアがアメリカを破る大金星まで起きている。まさかの波乱でイタリアが1位通過、アメリカはあと一歩で予選敗退という危ないところでした。こういうことが起きるから、野球は面白い。
地上波やNHK BSで放送するから盛り上がる、Netflixだと盛り上がらない。そういう言い方をする人もいます。でもそれって、普段からベースボールに興味のない人の言葉なんじゃないか。
「世界」で盛り上がる必要って本当にあるんでしょうか。目の前でこれだけたくさんの人が夢中になって心から楽しんでいるのに、その横でわざわざ「盛り上がってない」とつぶやく。自分は興味がないのに、盛り上がっていないことにしたがる。人間って、本当に不完全だなと思います。
誰もが同じテレビを見て、同じ放送を見て、みんなで一斉に盛り上がる。そんな時代はもうとっくに終わっています。とっくに。2026年になって、まさかまだそんな議論が起きるとは思っていなかった。まあ、それもあくまで僕の中の常識であって、僕自身がごく少数派なのだということは重々わかっています。でも、少数派にだって意見はあるし、少数派だって一生懸命生きているんです。頭で考えて、自分なりに研究して、未来がどうなるかを考えている。ぼーっと生きてるわけじゃないんです。
そんなことを考えながら、昨日はいくつか仕事の電話があり、いくつかメールも届いて、あらためて「あれ、俺、今めっちゃ忙しくなってるな」と感じました。そこでどうしたかというと、一度気持ちを落ち着けるために本を読んで、コーヒーを飲んで、お風呂に入って、ゆっくり考えたんです。これって当たり前のことじゃないんだぞ、成瀬、と。
57歳。今の僕は57歳です。この年になってもこうして仕事をお願いしていただける。僕に期待して、僕に頼んでくださる。それは本当にありがたいことです。だったら絶対に結果を出してやろうと思うし、喜んでもらいたいと思う。それが僕の原動力です。
このBINGOソングライティングクラブにいるメンバー、そしてゼミ生のみんなも、次の僕の曲に期待してくれているのが伝わってきます。僕はそれを絶対に裏切りません。
僕自身を「音楽家のプロフェッショナルです」なんて偉そうなことは、とても言えません。なぜなら、「本当にすごい人」を僕はたくさん知っているし、身近にも尊敬する人がいる。「自分なんて、単なる詐欺師みたいなもんだよ」って思う。それでもやっぱり、人に喜んでもらえる詐欺師になろうと、ベストを尽くしているつもりです。ベストを尽くすことだけは、自分でコントロールできることだから。
「ポピュラー音楽とは泥棒の歴史である。」――エルヴィス・コステロ
コステロ流の皮肉ではあるんだけれど、同時にすごく本質を突いているとも思う。誰かの何かに心を奪われて、それを自分の中で咀嚼して、また別のかたちで差し出していく。ポップスって、そうやって受け継がれてきたんだと思います。
最近読んだ、大滝詠一さんのインタビューを萩原健太さんがまとめた『HAPPY ENDING』が本当に面白かった。
これはぜひ読んでほしい一冊です。大滝さんが生きている間には見せなかったような弱さや、カッコ悪さまでもが見事にさらけ出されていて、読んでいて震えました。すごい人のすごさって、完成された姿だけじゃなくて、その奥にある迷いや傷まで含めて伝わってくるものなんだな。
しかしながら、ここに描かれる「大滝詠一という人間」は全然「すごい人」なんかじゃなくて、読んでいてもうしょうがないなーって何度もツッコミを入れちゃうようなどうしようもない人間としても描かれていて。いやいや、それはいくらなんでもやりすぎじゃ……ってね。どうせやりすぎるなら、徹底的にやりすぎろ!ってことなのかな。
僕と大滝詠一さんの出会いは、中学1年生のときに『A LONG VACATION』を聴いたことでした。横浜の地味な中学1年生がカセットで愛聴していても全然おかしくないくらい、あのアルバムは本当に流行っていたんです。レンタルレコード屋で借りてカセットに録音して。ソニーの緑色のカセットテープだったことを、今でもよく覚えていますよ。もう本当に何度も何度も聴きました。お小遣いを貯めてレコードを買った時の喜びは、忘れられないですね。
「君は天然色」も「恋するカレン」ももちろん最高に好きです。でも、僕がいちばん好きだったのは、当時からずっと「我が心のピンボール」でした。もしかしたら、あの曲を好きになったことが、自分がミュージシャンになった原点だったのかもしれない。うまく説明はできないけれど、そんな気がするんです。音楽って、理屈より先に人生を決めてしまうことがある。僕にとっての大滝詠一さんは、まさにそういう存在なのだと思います。
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萩原健太さんの新著、読み進めています☺️
成瀬さんがおっしゃるように、大滝さんの当時の様子がこの場に蘇るような臨場感があり、夢中になって読んでいます!
「大滝さんの歩みにはいつだって自身の原点への眼差しが横たわっている」という言葉がとても響きました♪