blog

人生は映画だ
成瀬英樹
成瀬英樹
5月27日 18:09

おはようございます!

 

先週の楽しい激務の余韻が、心にも身体にも残ったままの週の始まり。

 

そういえば、お気に入りの映画館にも最近行けていないな。それはいけない。非常にいけない。なぜなら僕は、野球と映画を徹底的に楽しむために札幌に来たわけで、それをサボってはいけないのだ。

 

いやいや、お前はつい先日『サンキュー、チャック』を観てきたと報告したばかりじゃないか、とあなたは仰るかもしれない。たしかにそうだ。でも、あれはシネコンでロードショーを観たのであって。僕がサボってはいけないのは、「シアターキノ」で映画を観ることなのだ。

 

ちょうどいい時間から『ラプソディ・ラプソディ』がかかっていた。利重剛監督とは、同じ店で髪を切っている。それ以外は、いつものように何の情報も仕入れずに観た。

 

面白かった。とても心が温まる映画で、癒された。そんな常套句でしか語れない自分がちょっと辛いが、本当にそうなのだからしょうがない。

 

僕は癒された。

 

その後、何名かのゼミ生のセッションをした。みんな本当に作曲能力が伸びている。伸びているからこそ、もっともっと貪欲になってしまう自分もいる。

 

それぞれの作家らしさを失わずに結果を出せるように、少しずつ結果を出していくやり方と、クリエイティブに一気に表題を狙っちゃえ、というやり方。その2つを同時に進めていくことが、最近はとても大事だと思っている。

 

NMB48の「ショートケーキとショートボブ」、本日音源が解禁されました。みんなぜひ聴いてほしいです。僕とmeeさんと石崎光さんの力作「パブロック歌謡」です。

 

僕の曲は、間奏がかっこいいものが多くて嬉しい。「君メロ」のまささんによるエレピソロも最高なんだけど、今回の光さんのオルガンソロ、そしてそのバッキングでリッケンバッカーのギターをジャッキジャッキにカッティングする音。英国ロック愛好家の皆さんには、たまらないと思いますよ。僕もたまらない。

 

音数じゃなくて、音色とフレーズでアレンジをしていく。光さんは本当に稀有な音楽家であります。

 

この「ショートケーキとショートボブ」の歌詞なんですけど、日本の音楽史上、初めて野球のショート、つまり遊撃手をテーマに歌った歌ではないかと思われます。ガチのショートストップ讃歌。

 

ショートって、一番うまいやつがやるポジションなんですよ。そんな「彼」に夢中になったヒロインは、人生のすべてを「ショート」に捧げるのです! まあ、聴いてみてください。

 

ベースボールソング収集家のMOBY君にも、ぜひお勧めしたいと思っています。

 

それにしてもですよ、2曲連続で自分に野球の歌が回ってくるのが、本当に嬉しいです。

現在地、確認!
BINGO Songwriting Club 「成瀬英樹ゼミ」 メンバー マイソングプラン
成瀬英樹
成瀬英樹
5月26日 12:32

BINGOの現在地、確認配信!

この続きを読むには BINGO Songwriting Club 「成瀬英樹ゼミ」 メンバー マイソングプラン への登録が必要です。

河をまた渡った
BINGO Songwriting Club 「成瀬英樹ゼミ」 メンバー マイソングプラン
成瀬英樹
成瀬英樹
5月24日 6:24

この投稿を読むには BINGO Songwriting Club 「成瀬英樹ゼミ」 メンバー マイソングプラン への登録が必要です。

2026年のビー・バップ・ア・ルーラ
BINGO Songwriting Club 「成瀬英樹ゼミ」 メンバー マイソングプラン
成瀬英樹
成瀬英樹
5月21日 9:10

ぼくは昨日

我が青春のトアウエストを歩いていた

若い日の匂いがまだ壁にしみついている街

古着とビールと坂道と

何者でもなかった頃のぼくが

今もどこかの角を曲がっていく街

 

モダナークカフェで

昼飯を食べようとしただけだった

ただそれだけだった

でも人生はいつも

ただそれだけの顔をして

思いがけない扉をひらく

 

そこにキルさんがいた

 

ジャンクショップのキルさん

神戸の古着屋のキルさん

二十歳で店を始め

四十年以上

街の速度に流されず

自分の場所を守り続けてきた人

 

ぼくが十代の頃

トゥーストゥースで皿を運び

コーヒーの匂いと若さの無謀さの中で

まだ何者でもない自分を

必死に何者かにしようとしていた

その頃の景色とつながっている人

 

キルさんは

神戸の時間を知っている人

古いビルの階段みたいに

静かにたくさんの物語を抱えている人

 

ぼくらは話した

笑った

抱腹絶倒の昼だった

笑いすぎて

昨日までの不安が

いっときだけ

コップの底に沈んでいくようだった

 

そして結局

ランチまでご馳走になってしまった

ありがたい

ほんとうにありがたい

人から受け取るやさしさというものは

なぜこんなにも

胸の奥を弱くするのだろう

 

ホテルに戻り

ぼくはラジオを録った

ビジネスホテルの小さな部屋で

声を整え

言葉を並べ

音楽を届けるために

ひとりで小さな放送局になった

 

どこでも仕事ができる

どんな場所でも作品が作れる

ありがたい時代だ

ありがたいけれど

だからこそ

逃げ場がない時代でもある

 

自分の責任で

自分の裁量で

自分のアイデアを

そのまま世に問うことができる

 

それは自由だ

それは幸福だ

それは同時に

恐ろしいほど孤独な自由だ

 

ラジオ番組一本だって

ぼくにとっては作品だ

ただの喋りじゃない

ただの選曲じゃない

ただの時間つぶしじゃない

 

足掛け十年

守ってきた場所がある

 

どんなに忙しくても

どんなに場当たり的に見える夜でも

そこだけは

丁寧に

丁寧に

丁寧に

手を抜かずに作ってきた

 

この続きを読むには BINGO Songwriting Club 「成瀬英樹ゼミ」 メンバー マイソングプラン への登録が必要です。

そして、神戸
BINGO Songwriting Club 「成瀬英樹ゼミ」 メンバー マイソングプラン
成瀬英樹
成瀬英樹
5月20日 19:02

この投稿を読むには BINGO Songwriting Club 「成瀬英樹ゼミ」 メンバー マイソングプラン への登録が必要です。