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自分で作って、自分で試してみる
メンバー クリエーターズ 成瀬英樹ゼミ 〜プロ作曲家養成〜 成瀬英樹ゼミ 分割プラン 旧プロ養成コース
成瀬英樹
成瀬英樹
3月8日 9:46

おはようございます。成瀬英樹です。
 

今朝は生配信からスタート。毎回大好評の「全体ミーティング振り返り配信」。BINGOの作家たちが一堂に会して情報を共有し、作品のクオリティを磨いていく大切な時間です。
 

最近、BINGOの仲間として石崎光さん、永野雄一郎さんという二人の素晴らしいプロフェッショナルが加わってくれました。そのおかげもあり、提出曲のクオリティがぐっと上がっています。と同時に、コンペ現場でのセレクトが厳しくなっているのも事実です。
 

こうした変化をリアルタイムで感じ取れるのが、この全体ミーティングの意義のひとつです。選考基準の変化や市場の傾向を知ることができる。もし、こうした共有の場がなかったら、作家たちは手探りで曲を作るしかなくなってしまうでしょう。だからこそ、チームとして情報を共有し合うことがとても大切なんです。
 

それから、嬉しい報告もありました。みんなで「おめでとう!」と言える瞬間があるのは、本当に良いことですね。
 

一方で、なかなか結果が出ずに苦しいと感じる人もいるかもしれません。でも、結果に一喜一憂するのではなく、「前の曲よりも一歩前進しているか?」を意識することが大事です。コンペでの評価はコントロールできません。でも、自分の成長はコントロールできる。そこにフォーカスすれば、音楽を続けることは「楽しい」しかありません。


曲作りって「自分で作って、自分で試してみる」ことが何より大事。その過程で学ぶことが、一番の成長につながるんですよね。
 

努力の仕方はいろいろあります。例えば、ボイスメモにアイディアを残す、新しい曲を聴く、僕のラジオで古い曲を学ぶ。そうやって、少しずつ引き出しを増やしていくことが大事ですね。
 

昨日のミーティングで「若い世代が洋楽を聴かないのはどうすればいいですか?」という話が出ました。それに対して石崎光さんが「必ずしも洋楽を聴く必要はない。しかしそういう人は、「日本の音楽の歴史」は全部知っておくべき」と言っていたのが印象的でした。僕も同感です。洋楽を聴くことが目的ではなく、音楽の歴史を学ぶことが重要なんです。その上で何かに特化すること。プロとアマの違いはそこだけなんですよね。
 

さあ、今日も新しい曲を作っていきましょう。まだまだ挑戦は続きます!

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The next one
成瀬英樹
成瀬英樹
3月7日 12:11

みなさん、おはようございます。
 

昨日はエスコンフィールドで野球観戦をしてきました。試合の詳しい話は、こちらのブログに書いたので、ぜひ読んでみてください。
 

今年からエスコンフィールドで行われる試合を、できる限り全部観に行ってみようという目標を立てました。一シーズンまるごと、大好きなスタジアムで贔屓のチームを観続けたら、自分にどんな変化が起こるのか。人生の実験としてやってみたいと思ったんです。
 

何より僕はやっぱりベースボールというゲームが本当に好きだし、エスコンフィールドというスタジアムが心から好きです。僕は野球場にはかなりうるさい方です。エスコンフィールド以外の球場だったら、「毎日通う」なんて絶対に考えなかったでしょう。それくらいこのスタジアムは、僕を夢中にさせてくれます。
 

そんなわけで昨日は、山崎あおいさんと一緒に野球を観てきました。その後、たっぷり近況報告、情報交換、ずっと音楽の話をしてました。
 

この十数年、僕たちはそれぞれいろんなことを乗り越えてきて、今はちょうど階段の踊り場みたいなところにいるような気がする。そして、やっぱり「次に向けて新しいものを一緒に作りたいですね」と。僕たちはいつもそういう話をして、お互いの大切な人脈を紹介しあったり。ふたまわりも年の違う、僕みたいなおっさんと野球まで一緒に観てくれて、遊んでくれて、いつも刺激をくれて、本当にありがたいことです。
 

僕はそもそも、お酒をやめてからというもの、ほとんど人付き合いをしなくなってしまって、家で仕事をしたり、本を読んだり、一人で作業していることが多いんですが、それでもやっぱり、こうして大切な友達と会って話をする時間はかけがえのないものです。
 

さあ、今夜はZOOMミーティングがあります。昨日の配信で、曲作りのことや最近のことをほとんど話していなかったので、せっかくならミーティングを楽しみにしつつ、楽曲の種明かしなんかは、明日の配信でまとめて話そうと思います。どうぞ楽しみにお待ちください。
 

それでは、今日も一日がんばっていきましょう!

嬉しい知らせを待っていて
成瀬英樹
成瀬英樹
3月6日 8:35

そういえば、ポール・オースターの『4321』を読み終えたことを、まだみんなに伝えていなかった気がする。本当に長い本だった。ページをめくってもめくっても、まだ続く。終わりが見えない。でも、読むのが苦しいことは一度もなかった。ただただ長くて、ただただひたすらに面白かった。

 

オースターの集大成ともいえる作品で、1960年代のアメリカを舞台に、ファーガソンという少年の青春が描かれている。これから読む人もいるかもしれないから、内容には触れないけれど、青春小説として本当に素晴らしかった。それだけは、どうしても伝えておきたい。

 

読み始めてすぐに、ある仕掛けに気がついたとき、「ああ、これは最後まで付き合うことになるな」と思った。そして案の定、その世界から抜け出せなくなった。ただ、それにしても、重い。物理的にも、内容的にも。登場人物の名前が次から次へと現れて、すぐには思い出せないこともしばしば。

 

だから今回はKindleで読んで、名前を忘れたら検索して前のページに戻りながら、さらには細かくメモを取りながら進めた。そんなふうに工夫しながらでも、いや、そんなふうに工夫しながら読むからこそ、楽しかった。

 

本当にいい本というのは、ただ「読む」だけではなく、読んでいる時間そのものが特別なものになる。ページをめくるたびに、少しずつ物語の中に引き込まれ、やがて現実との境界が曖昧になっていく。気がつけば、登場人物と一緒に時を過ごし、人生の一部を共有しているような気持ちになっている。久しぶりに、そんな読書体験をした。長い時間をかけて読んだからこそ、今は少しだけ、読後の余韻に浸っていたい気分だ。

 

 

昨日、エスコンフィールドで2025年シーズンの第一試合が行われた。雪がしんしんと降る、凍えるような寒さの中、つるつる滑る路面に気をつけながら最寄りの駅まで歩き、そこからバスに揺られて球場へ向かった。今年は外野の一席をシーズンシートとして購入し、そこでじっくりと、定点観測のようにファイターズという若く魅力あふれるチームを見つめていくつもりだ。

 

昨年、僕は53試合、エスコンフィールドに通った。その一試合一試合に思い出があり、気がつけば、ファイターズの選手たちのことを家族のように感じていた。普通に「贔屓のチームがある」というのとは少し違う。ただ応援するというよりも、彼らの成長や挑戦を、親しい友人のような気持ちで見守っている。

 

もともと、僕はファイターズのファンだったわけではない。北海道に移住してきた理由も、ファイターズが好きだったからではなく、エスコンフィールドという球場に恋をしたからだ。これが僕にとってはとても大事なポイントで、ファイターズのファンになったのは、言ってみれば後付けだった。

 

ご存知のとおり、僕はずっとメジャーリーグばかり観てきた。メジャーリーグクレイジーと言ってもいいくらい、日本のプロ野球には20年近く触れていなかった。だから、ファイターズの選手の名前も、一から覚えるところから始まった。

 

でも、2024年のファイターズは、新しくファンになるには実にいいチームだった。まだ始まったばかりの選手たちが、一斉に花開こうとしていた年。清宮、水谷、万波…若い選手たちが、それぞれのタイミングで覚醒していく瞬間を、この目で見ることができた。それは本当にかけがえのない体験だった。

 

正直なところ僕は「応援するチームが勝とうが負けようが、あまり気にならない」というタイプの野球ファンだ。長い間、強いチームではなく、むしろ弱いチームを応援してきた。勝っても負けても、グラウンドに立った選手たちはいつだって全力で戦っている。1位だろうが6位だろうが、その姿を観ることが、僕にとっての野球の醍醐味なのだ。

 

だからこそ、今年もまた、この目で選手たちの躍動する姿を見られることが、ただただ嬉しい。試合の結果に一喜一憂するのではなく、その瞬間ごとに生まれるドラマを、できる限り目撃したいと思う。2025年のファイターズは、どんな景色を見せてくれるのだろう。これからの半年間が、楽しみで仕方がない。

 

 

それでも、締め切りは容赦なくやってくる。

 

新しいパートナー「光さん」との4曲目も、順調に進んでいる。そして、白井大輔くんとも共作を進めていて、今回は2曲、出そうと思っている。「絶対負けないぞ」 という気持ちで書いている。

同時に、ゼミ生のみんなの曲のミックスダウンやメロディーをチェックしたりもしている。できる限り、いい結果を出してほしいとは思うけれど、目先のキープを取るために無理にメロディーをいじったり、過度なアドバイスで曲を変更させるようなことは、最近は考えていない。

 

やっぱり、作家それぞれが自分で気づき、自分で成長することこそ、本当の意味での上達だと思うから。時間はかかるかもしれないけれど、じっくりとゼミでは取り組んでいきたい。

 

そんな中で、僕ら講師が伝えたことを素直に受け入れ、とんでもない曲を書き、まさにとんでもない結果を出したルーキーがいる。まだ詳しくは話せないけれど、近いうちにとても嬉しい報告ができるはずだ。驚く準備をして待っていてください。

 

その合間に、YouTubeの編集も少しずつ進めている。MOBYや伊藤銀次さんと撮ったもの。自分の力でどこまでできるのか試してみたくて、えっちらおっちら進めている。時間はかかるけれど、自分の手で感触をつかみながら。自分がやるからこそ、うまくいったり、失敗したりすることすらも、楽しいのだ。失敗の積み重ねからしか学べないことばかりだよ人生は。

 

そんなふうに日々を過ごせるのは、みんなのおかげです。いつも応援してくれてありがとう。これからも、どうぞよろしく。

映画『名もなき者』おもしろかったですよ!
メンバー クリエーターズ 成瀬英樹ゼミ 〜プロ作曲家養成〜 成瀬英樹ゼミ 分割プラン 旧プロ養成コース
成瀬英樹
成瀬英樹
3月4日 11:32

おはようございます!
 

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孤独をコントロールすること。
成瀬英樹
成瀬英樹
3月1日 17:44

「成瀬さんは今、Zoneに入ってますからね」

ナッポさんが言った。先日、電話で話したときのことだ。

 

僕は「そうかなあ?」と、「そう」にアクセントをつけて、リズム的には「タン・タ・ターン?」と、わざと大きな声で答えた。

 

たしかにそうなのだ。札幌に越してきて1年、作曲が着実に上達している実感がある。曲をつくるときに、メロディが出てこなくて困ったことが一度もない。それどころか、「曲を作るぞ」と決めて、納得いくものができなかったことが一度もない。

 

「教えることで、学ぶ」。

これは確かにある。後進の作家たちに作曲を教えているうちに、自分が感覚的に持っていた作曲法を言語化できるようになり、さらにそれがめぐりめぐって、自分自身の成長につながっているのかもしれない。

 

萩原健太さんの『グレイト・ソングライター・ファイル〜職業作曲家の黄金時代』を読んでいる。15組のアメリカのソングライターと、日本の2人の作曲家を紹介した17章の物語。これは僕にとって待ちに待った一冊だ。僕もソングライターの端くれであり、彼らと同じ職業であることに誇りを持っている。もちろん、彼らの才能には到底追いつけないが、彼らへの憧れだけは、胸を張って語ることができる。

 

この絶好の機会に、僕のネットラジオ「成瀬英樹のPOP A to Z」で特集を組むことにした。はじめは「3週間の特集」にしようと思った。しかし、17組の偉大なソングライターたちを、その中からかいつまんで紹介するなんて僕にはできない。

 

だから、17回シリーズで全章を特集することに決めた。初回は 「リーバー&ストーラー」。

エルヴィス・プレスリー『監獄ロック』『ハウンド・ドッグ』の作者と言えば、「おお!」と思ってもらえるはず。彼らは『スタンド・バイ・ミー』の共作者であり、ビートルズが憧れたソングライターでもある。

 

50年代初頭、「黒人のように歌う白人」 エルヴィスとの出会いによって、白人のソングライターコンビ リーバー&ストーラー の評価は決定的なものになった。その時代の空気を感じながら、萩原健太さんによる著書からマイク・ストーラー氏へのインタビューも交えつつ、「ルーツ・オブ・ロックンロール」な彼らの名曲たちを紹介したいと思います。

 

ぜひ、イヤフォンやヘッドフォンを用意して、土曜日の22時半 に逢いましょう!

 

昨日の朝、札幌の映画館で『アメリカン・グラフィティ』を観た。

僕の人生のベスト・ムーヴィー。

 

中学生のころ、テレビ放映されていたのを観てから、何度も何度も見返してきた。でも、映画館で観るのは初めてだ。興奮する。

 

音楽に身をゆだねるために、2列目のど真ん中の席を予約した。平日の朝にしては、客席は埋まっているほうだろうか。オープニング「ビル・ヘイリーと彼のコメッツ」による『ロック・アラウンド・ザ・クロック』から、ラストのビーチ・ボーイズ『オール・サマー・ロング』まで、一瞬も目が離せない体験だった。次に起こる展開をすべて知っているのに、それでもめくるめくおもしろさ! これ、一体どういうこと?

 

あまりの感動に、エンドロールが終わってもしばらく席から動けなかった。
 

夜はBINGO! ミーティング。

昨日も過去最高の神回を更新しました。

 

このあたりの話は配信で!

ひとつ前の投稿にリンクを貼っているので、メンバーのみんな、ぜひどうぞ!