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おはようございます!
今朝も5時に起きて、レコードを一枚じっくり聴きました。ローリング・ストーンズの1963年リリースのファーストアルバム(米国版)を、新しく買ったコロンビアGP-3の復刻版ポータブルプレイヤーでじっくりと。いいですね、やっぱりいいですね。僕がストーンズに真剣にハマったのは中学3年生のとき。転校ばかりでまわりにうまくなじめなかった僕の心を、彼らの音楽があたためてくれました。まわりに同じような音楽を聴く友人などいるはずもなく、ラジオと雑誌が僕の先生でしたね。
高校に入ってバンドを始めた頃も、常にストーンズがお手本でした。僕の理想のバンドは、例えば「じゃあ、『ルート66』やろうぜ」って誰かが言ったら、全員がサクッと合わせてしまえるようなバンド。誰かが『メンフィス・テネシー』を歌い出したら、自然にセッションが始まるような、そんなチームです。
それにしても、このコロンビアGP-3の復刻版は本当にいいですよ。カートリッジだけじゃなく、スピーカーにも工夫があるのかな。昔持っていたGP-3もかなり愛用していましたが、ここまでいい音質ではなかったんです。
昨日もビートルズのモノラル・シングルはもちろん、ヤング・ラスカルズのファーストなんかも聴いていましたが、この時代のモノラルものは、これで聴くのが“正解”なんじゃないかと思うほど。ラヴィン・スプーンフルなんかもそうですが、サブスクやCDで聴くとスカスカで落ち着いて聴けないんですよね。
僕らの仲間、白井大輔くんが作曲したMATSURIさんの『アガベの花』が大ヒット中です。昨夜は、そんな大ちゃんと動画を一本撮りました。BINGOでは楽曲がリリースになった際に動画を出すようにしていますが、大ちゃん、ここのところ大ブレイク中で、「僕が見たかった青空」さんのリリースタイミングで話を聞いたのも、ついこの間のことです。いや、まったくすごいよ、大ちゃん。僕は嬉しいよ。
そんな白井大輔。音楽が好きでたまらなくて、どうしてもそれで食っていきたくて、5人のお子さんを育てながらチャレンジを続けてきました。その結果が、今なんです。初志貫徹。笑顔で夢の舞台までたどり着いた彼を、僕は眩しく見ています。シンガーソングライターとして、そして専門学校の講師として立派に活動していたところへの作曲家デビューです。一つひとつ、粘り強く積み上げたものは崩れることはありません。
25年前に出会った白井くんは、新進気鋭、期待のシンガーソングライターとして僕の目の前に現れました。自信満々で、怖いもの知らずの若者。僕はその頃、FOUR TRIPSでのデビューに失敗し、東京で敗れた夢を抱えて大阪で活動の場所を探していたので、彼のその自信満々さが鼻についてしかたなかった。──妬んでいたんです。
それから15年くらいたって、彼も紆余曲折いろいろあって、ある日連絡をくれました。名古屋のダンスユニットに楽曲を提供することになったのだけれど、「一緒に曲を書いてほしい」と。2017年くらいのことだったと思います。そのころ、こちらは何曲かのヒット曲を出した作曲家になっていて、かなり現場で揉まれていましたので、大ちゃんの作ってくる曲の“甘さ”が許せなくて、かなり厳しくブラッシュアップしたのを覚えています。メロディはもちろん、歌詞の一行一行に意味をこめないと、ただなんとなく心地の良い曲を書いていても、鋭い作品にはなり得ません。そんなことを伝えさせてもらいました。
4年前にBINGOを立ち上げた際、白井くんが入ってくれることになったのは朗報でした。僕が彼の一番の強みだと思うのは「やめない」ことです。夢をかなえるための条件は、実はそれだけなんです。やめなければいい。だけど、ほとんどの人がやめるんです。いとも簡単に。そのたびに僕は真剣にがっかりしてきました。「どんなことがあっても夢に食らいつく」──そんなことは前提中の前提じゃないのか。
そんな白井くんが「やめたい」と言ってきたのは、去年の夏頃。一緒にやってきた仲間が先にAKB48で採用を取って、彼は心が折れてしまったんですね。それでも、結局はやめなかった。泣きながら「もう一度チャンスをください」と連絡をくれました。その次のコンペで出してきた曲が、『アヴァンチュール中目黒』でした。オリコン1位を獲得しました。
あの時の涙がなければ、心が折れて「やめる」と言っていなければ、そして「やめるのをやめる」という一番つらい決断をして、覚悟をもう一度決めたからこそ、この名曲は生まれたのです。
いつ、「本気になるスイッチ」が入るのか。人間の中にはどれほどの眠っている力があるんだろう。白井くんは動画の中で、大学生になったお嬢さんのエピソードを話してくれました。パパの仕事って一体なんなんだろう?って思っていたお嬢さんが、風輪さんやMATSURIさんのヒット曲をパパが作ったと知って、すごく誇らしく思ってくれたそうです。
他に何かやれることがあるのなら、こんなしんどい世界を選ばなくてもいいじゃないですか。僕はそう思います。でもね、僕や白井くんのような“ポンコツなおっちゃん”でも、生まれつき音楽家として生を受けていると心の底から信じている人間には、これしかないんです。だから、自分の力で証明するしかないんですよね。
今、ストーンズの1969年のライブアルバムを聴いています。最高だよな。13歳の頃に感動した音楽を、今も心から愛せていること。それが僕のプライドなのかもしれません。あの頃の自分を、裏切ることはできないからね。絶対に。
おはようございます!
昨日は道民税を納めに行きました。国民として――いや、この場合は「道民」としての義務ですね。税金は僕たちの生活を支える大切な資金ですから、有効に使ってもらいたいものです。
新しい家では、広い部屋に対して家具がまだ少なく、リビングが少し寂しい印象です。せめてレコードが聴けるようにとポータブルプレイヤーを探していたところ、昔よく使っていたコロンビア製モデルの復刻版を見つけました。評判も良さそうだったので購入してみたところ、これがなかなか素晴らしかったんです。針がオーディオテクニカ製なのもポイントでした。
音質を本格的に楽しみたい方には、テクニクスのSLシリーズのような上位機種をおすすめします(中古なら数万円で購入可能です)。ただ、僕のように「2台目のプレイヤーが欲しい人」や「安価なレコードを気軽に楽しみたい人」には、今回のモデルがぴったりです。ANABASというブランドがクラウドファンディングで復刻させた製品で、小型でレトロなデザインながら、1万円台前半という手頃さも魅力です。
外観はコロンビア製より少しカジュアルですが、音質は明らかに向上している印象でした。ビートルズのモノラル・シングルも「これぞ理想的な鳴り方」という音で再生されます。トーンアームも以前のモデルより扱いやすく、使い勝手の工夫を感じました。
今朝は5時に起床。昨日の散歩では長袖シャツ一枚では肌寒いと感じましたが、今朝は冬のような冷え込み。寒暖差の激しさには驚かされます。現在はストーブを点け、ラヴィン・スプーンフルのボリューム満点なベスト盤を聴きながら、ドジャーズの試合を眺めています。ポストシーズンの大谷は少し不調で、いまサードフライを打ち上げたところです。
そして今朝は、久しぶりにギターとコーラスの収録配信を行います。AI技術がどれほど進化しても、生演奏や歌声の価値は失われません。むしろ、それらの技術はこれからの時代、さらに重要になるでしょう。うまく活用できるなら、きっと音楽はもっと面白くなります。
おはようございます!
昨日・一昨日と、午後からエスコンフィールドで行われたファイターズの紅白戦を観てきました。週末から始まるクライマックスシリーズに向けた真剣勝負。打つのも投げるのも愛すべき選手たちばかりで、一体どこで喜べばいいのか少し迷いながらも、しっかり楽しみました。平日の昼というのに、お客さんいっぱい入ってて盛り上がって、いややっぱすごいなファイターズのベースボールチームは。コンテンツとして優良だよなと思いました。
先週ひとつの締め切りを終え、その曲が仲間から一定の評価を得られたことに安堵しています。新居の片付けもようやく目処が立ち、各種の変更手続きや支払いも落ち着いたところ。そして白井大輔作曲のMATSURIさん『アガベの花』のリリースもあり、自分的には非常に幸先の良い新生活のスタートです。
新居の周りには、徒歩圏内にコンビニはありませんが、スターバックスがあります。これ、なかなか珍しい環境ですよね。コンビニがないのはむしろ好都合で、つい軽食を買ってしまう癖がある自分にはちょうどいい。ようやく体重もベストまで落とせたので、もう戻りたくはありません。スタバが近くにあるのは本当に嬉しい。世界中どこへ行っても、結局スタバでコーヒーを飲んでいる自分に気づくのです。
生活も朝型に戻すべく奮闘中です。今朝も5時に起きて、ラジオの構成を練っていました。アルファベットYの今回は、ついに「秋元康」さんを特集することに決めました。30分番組で秋元さんを取り上げるなど不可能だとずっと思っていましたが、最近の「グレイト・ソングライター・ファイル」特集を重ねるうちに、ようやく自分なりの“開き直り方”が見えてきました。どんなに長い番組でも秋元さんの魅力すべては語り尽くせません。だったら、自分のやり方でやればいい――そう思えるようになったのです。2回連続でお届けする「秋元康特集」、どうぞお楽しみに!
そして昨夜から「BINGO AID」の最終調整に入りました。マスタリングやライナーノーツ執筆の準備を進めています。その前に、新しく加わったゼミ生のみんなにも、提供できそうな曲がないか聞いてみるつもりです。これも始めてみると本当に楽しい作業。BINGOの大切なチャリティアルバム、最後までじっくり仕上げます。
さらに、「BINGOオフ会」が12月7日午後に決まりました。場所は小田急線・経堂駅近く。オン・ザ・ビーチのドラマー伴さんのご参加も決定!BINGOコミュニティ内で結成したビートルズバンドの演奏会が中心ですが、セッション的な雰囲気で大いに楽しみましょう。私はジョン・レノン役で、思い切り盛り上がるつもりです。
おはようございます!
BINGOの仲間、白井大輔&Linokiaがまたやってくれました!本日発売のMATSURI 2ndシングル『アガベの花』にて、作曲を白井大輔、編曲をLinokiaが担当させていただきました。
白井大輔にとっては、昨年11月の風輪さん『人生TENKI』(私との共作)で作曲家デビューして以来、この1年でなんと4曲目のメジャーリリース。そのうち3曲が表題曲としてトップ10入り、さらに1曲はオリコン1位。――驚異的なスピードで結果を出し続けています。
MATSURIさんのデビューシングル『アヴァンチュール中目黒』でも白井が作曲を担当しており、今回でデビューから2作連続採用という快挙に。これは秋元康さんプロデュース作品の歴史の中でも、かなりレアなケースなんですよ。わお。
BINGO創業メンバーのひとりが、こうして堂々と結果を残してくれることを心から誇りに思います。
そして弊社としても、これが今年7曲目のメジャーリリース。8月の「僕が見たかった青空/虹を架けよう」、9月の「日向坂46/お願いバッハ!」に続き、3ヶ月連続でのリリースとなります。最初に仲間が集まったあの日を思い返すと、まるで夢のようです。
「令和の流行とはこうあるべき」といった固定観念に縛られず、BINGOが一貫して大切にしているのは――まごころ、メロディ、そしてハーモニー。「素敵なことを素敵だと笑える心」です。
どんくさいおっちゃん代表・白井大輔が、不器用ながらもまっすぐ進み続けて掴んだ夢。その結晶が、美しいポップソングとしてこの世に生まれました。音楽に“古い”“新しい”も、“時代”も関係ありません。大切なのは“普遍の輝き”。その光を仲間が放ってくれたことを、心から嬉しく思います。