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おはようございます!
昨日は久しぶりのエスコンフィールド。野球観戦自体、6月19日に東京ドームで観戦して以来、15日ぶりになる。この間、散らかり放題だった仕事場もできる限り整理したし、現在いただいている楽曲依頼の数曲を渾身で作詞作曲した。「成瀬ゼミ」にも数名の作家候補生が新しく加わってくれたし、娘と僕の両親の家に行って貴重な時間を過ごすこともできた。充実した期間だったと言える。
ただ、野球のない日々は、さみしすぎますよ。
6月後半のロード。灼熱の所沢での3連戦で消耗したファイターズは、東京~福岡でのホークス3連戦で3連敗し、54日ぶりに首位から落ちてしまった。所沢3連戦から東京ドーム、そして福岡での2連戦まで、休みなく戦ったファイターズ。この行程は、普通に観光として旅したとしても、きついスケジュールだと思う。その上毎日全力で野球の試合をしているのだ。そりゃ疲れる時期だってあるよ。選手たちはよく戦った。3連敗したっていいじゃないか。今度、やり返してやればいい。
そんなわけで、半月ぶりに赴いたエスコンフィールド。そのすぐ近くに、新しい商業施設ができていて、大好きなスタバも入っていた。試合前にこんな開放的なスタバでコーヒーが飲めるなんてね。試合のない日にくる理由もまた増えてしまった。気持ちのいい場所。
ファイターズ戦に通うと、入場者プレゼントでTシャツやタオルがどんどん増える。どれもセンスがよくて愛用している。昨日は「マイ・メロディ」のとコラボタオルが配られていた。ランダムで配られているので、「推し」選手のタオルが当たらなかった人々が、希望する選手名が書かれたスマホの画面や小さなボードを掲げている。僕はゴリゴリの「箱推し」なので、誰かの役に立ちたいと思ったけれど、僕のタオルは「池田隆英」。思わず「イケちゃん!」とガッツポーズしたが、縁の下のセットアップマン・池田のタオルを求める人は見当たらなかった。やっぱり、レイエス、田宮、山崎福也の名前がよく見える。
ライトスタンドのいつもの席に着くと、「まことさん」という60過ぎのファンの方に「ヒデキさん、久しぶり!」と声をかけられる。フィールドシートは毎日同じ席だから、まことさんともいつしか話をするようになった。いつも奥さんと一緒に並んで、仲良く応援している。いいな。僕はいつも一人だから。
「タオル誰だった?」とまことさん。「イケちゃんでした!」と言うと、「いいとこだね! オレはレイエスだったよ」と嬉しそう。レイエス、僕たちのハートウォーミングなスラッガー。
僕の後ろの席はジュンコさんという方。息子さんが僕と同じくらいの歳だそうで、シーズンチケットも息子さんからのプレゼントとのこと。昨日はとても美味しい羊羹をいただいてしまった。もちろん、家に帰ってからゆっくりいただきましたよ。
ジュンコさんもタオルはレイエスだったとのこと。うわあ、いいなあ、と思わず言ってしまった僕に、「あら、換えてあげよっか」とジュンコさん。えへ、お言葉に甘えてしまった。イケちゃんも大好きなんだけど、やっぱりレイエスには抗えず。「今度、北山か達が当たったらお願いね」とジュンコさん。了解です!
試合のほうは、ジェシー水谷の先頭打者ホームランで始まって、最後まで一度もハラハラすることなく、のんびりとファイターズ名物「つながる打線」を堪能できた好ゲーム。6-1で大勝利。先発のエース・伊藤大海も絶不調ながら5回1失点でまとめてくれて、さすが。あかん時でもなんとかするのがエースやもんね。
ジュンコさん、この秋にお孫さんたちと大阪ドームに行くのだそう。聞けば北海道以外の野球場に行くのは初めてなんだとのこと。大阪ドームか。かつての贔屓球団のホームではあるし、たくさんの思い出のある球場ではあるけれど、僕が知る球場の中ではワーストであることはどうしても否めない。球場としては褒めるところが一つもないんだよなあ。
ジュンコさんが大阪を楽しんでくれたらうれしいし、きっと「やっぱりエスコンがいいわあ」と心から思ってくれるだろう。それが一番だと思った。
昨日の午後は、乃木坂46さんの夏の表題曲を2年連続で掴んだ、“生きるレジェンド”作曲家・川浦正大さんと、電話でゆっくりお話しさせていただきました。BINGO!ファミリーの仲間でもある川浦さんだからこそ語れる、重みのある言葉をたくさんいただきました。
今日のメンバー向け配信では、そんなお話とともに、ついに『BINGO! AID』ラスト曲のレコーディングを開始したことなどもお届けします。
そうそう、ついにこの「BINGO! うたを作る学校」のメンバーが50人を超えました! 試行錯誤の末にたどり着いた、今のこの居心地の良さに、成瀬英樹は誇りを感じています。これからも、がんばれるときはもちろん、がんばれないときこそ素直に、メッセージを発信していきますね!
おはようございます。成瀬英樹です。
昨日は、朝に動画の収録を終えたあと、3名の方とレッスンをさせていただきました。そのうち2名は初めてのレッスンでしたが、しっかりと準備をして臨んでくださっていて、その姿勢にまず感銘を受けました。
そして実際にメロディを聴かせていただいて、「ああ、この方たちは“確かなメロディを書く才能”を持っているんだな」と、はっきりと感じました。そう確信した瞬間、僕の中で「これは早いな」という手応えがありました。
僕が皆さんにお伝えしているのは、音楽の教養や作曲理論そのものではありません。あくまで、「楽曲コンペに通るような、コンパクトでヒット性のある曲の作り方」についての具体的な情報を、できるかぎり丁寧にシェアしているだけです。
もし「ヒット曲の書き方」という魔法のような公式があって、それを僕が完全に掌握していたなら、今ごろもっと大金持ちになっていることでしょう。
そうではなくて、「どうすればヒット曲が生まれる可能性を高められるのか」。その可能性に近づくために、僕がこれまで得てきた経験と知見を、惜しみなく提供させていただいています。
「音楽を教えている」というよりは、「ヒットに近づくためのヒントを共有している」と考えるようになってから、僕自身の気持ちもずいぶんと楽になりました。
そして今、この“成瀬英樹ゼミ”が、これまで以上に大きな可能性を帯びてきている気がしています。
少しずつ、頭の中にあるビジョンを形にしていけば──
たとえば、作家たちが集う小さな共同体のような場所。そんな未来が、ほんのりと見えてきました。
社会そのものを劇的に変えることは僕にはできないかもしれません。でも、大切な仲間たちのために「居場所」をつくることなら、もしかしたら僕にも少しはできるのかもしれない。
そんな思いを胸に、今日もゼミを進めていきます。
本日も配信でお会いしましょう。 どうぞよろしくお願いいたします。
おはようございます!
この文章を書くにあたって、何かレコードを聴きながら、と思い、適当に棚から一枚引き抜いたところ、偶然にも手に取ったのは、ニール・ヤングの『On The Beach』! こんなこともあるんだな。もちろん、僕らのバンドはここから名前をいただいています。『On The Beach』、ヒリヒリしてて、マジで最高のアルバム。
昨日も、本当に怒涛の1日でした。いやー、一所懸命に仕事をしていると、いいことあるんだなって、心からそう思った日でした。自分のことも、提携作家さんのことも。そして、作家さんの喜びは、自分の喜びであります。
ここからは限定投稿。
おはようございます!
今日は嬉しいお知らせがあります。
第39回日本ゴールドディスク大賞で「ベスト演歌・歌謡曲ニューアーティスト」を受賞し、デビューから3作連続でオリコン・トップ5入りと、今まさに波に乗っている「風輪」さん。本日発売の3rdシングル『天使と悪魔の愛し方』追撃盤タイプC・D・Eには、僕の作品を含む弊社の楽曲がそれぞれ収録され、全3曲のリリースとなりました。
大変僭越ではありますが、楽曲を作った際の心持ちを記させていただこうと思います。お楽しみいただく際の一助になれば幸いです。
【タイプC収録】
『まごころ』
作詞:成瀬英樹
作曲:成瀬英樹、nelo
編曲:nelo
風輪さんから楽曲提供のチャンスをいただいて、最初に書いたのがこの曲です。昭和43年生まれの僕は、幼い頃からテレビやラジオで演歌を含む歌謡曲をたくさん聴いて育ちました。「ルーツはビートルズです」なんてカッコつけて言ってみても、本当のルーツには歌謡曲があります。僕たちの世代は、きっとみんなそうだと思う。
「昭和からタイムスリップしてきた音楽家」neloによる素晴らしいトラックに、僕が歌詞とメロディをつけました。何より気をつけたのは、近年よくある“なんちゃって昭和歌謡”にならないこと。風輪さんのファンの皆様にはもちろん、ポップス愛好家の皆様にも届くような。僕たちなりの「令和歌謡」を作り上げることができたと自負しています。
【タイプD収録】
『君へと続く道』
作詞:井指冬輝
作曲・編曲:マツダヒロ
井指冬輝と松田央。神戸を拠点に活動を続けるデュオ「にこいち」。この楽曲のテーマをいただいたとき、「これは “にこいち” に書いてもらうのが相応しい」と感じて、ふたりに依頼しました。
情景と感情が浮かぶ井指のエモーショナルな歌詞に、松田お得意のドラマチックな音世界。風輪さんのライブでも重要な場面で歌っていただいているこの名バラードを、こうしてリリースしてもらえたことに深く感謝しています。
昨年AKB48さんに楽曲を提供した松田に続いて、井指もこの曲で作詞家デビューとなりました。井指、おめでとう!
【タイプE収録】
『ジュテーム・ジュテーム』
作詞・作曲:成瀬英樹
編曲:nelo
風輪のおふたりは、いつも楽曲に対して明確なイメージを持っていらっしゃいます。この曲でも、何度か修正案をいただき、そのたびに楽曲が新たな輝きを放つようになっていく過程が、とても嬉しかったです。
「もっとキャッチーに、もっと、もっといけるんじゃないですか? 成瀬さん!」と励ましていただきながら、一緒に完成させたこの曲は、僕にとっても特別な1曲になりました。
また、特に歌詞については、僕が主宰する作曲研究サロン「BINGO! うたを作る学校」のメンバーからもたくさんのアイデアをもらいました。風輪さんに出会ってからずっと、僕を支えてくれた仲間たちがいなければ、どの曲も完成には至らなかったでしょう。
みんな、いつも本当にありがとう。
これからもポンコツな僕を、どうか見守っていてください。
――さあ、ここからがまた、はじまりです。