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おはようございます!
今日から「成瀬の庭」に新しく「プロプラン」が誕生しました。5名の方は「クリエーターズ」からのプラン変更。そして1名様が新たにデモを送って下さった方です。半年後、みなさんがどんな技術を身につけているか。僕もとても楽しみです。
ポップスの作曲って結局は「どれだけ聴き手のことを考えられるか」です。自然に出来る人もいるし、僕のように後天的に、あちこちに頭をぶつけながら覚えて行くタイプもいます。しかし「自分のやりたいことをやる」が一番の優先順位に来る方は、当然のことながら「職業作家」は無理です。
どこの世界に「自分が作りたい家を作る!」ことが一番大切な大工がいますか?
そして、自分のアイデアを疑ってほしい。
ここから半年で、僕は受講者全員を、プロとしてコンペを発注できるまでに持っていきます。僕の方からカリキュラムを決めたりはしません。受講者のみなさんにはZoomのドアは開け放しておきます。みなさんが僕をガンガン使ってください。
そして、一つ一つが大切な作品。決して妥協はしません。「私はこれを作りたい」とあなたが仰ってもプロのレベルに達していなければ、笑顔でリテイクをお願いします。
僕が見てきた真のプロは「リテイクに強い」です。直しが入ったらその直しの意をすぐにくみ、より素晴らしい作品に仕上げて行きます。APAZZIとコライトでNGT48に楽曲を書いたときの、ディレクター氏とAPAZZIの執念のリテイクが忘れられません。そして、第一稿から見違えて素晴らしい出来になった「本テイク」のミックスに立ち会ったときの感動が忘れられません。
そんな感動を、受講生のみなさんに知ってほしいんです。
コンペは受かりません。滅多に受かりません。どんなに売れっ子でもコンペに参加する限り、採用率は5%くらいでしょう。僕は当然もっと低いです。なんと言っても、最初の数年はまったくの不採用が続いたのですから。
数限りない自分が思う名曲たちがボツになっていきます。凹みます。2、3曲でコンペをあきらめる(コンスタントに出さなくなること)人は多い。あきらめる理由は、いつだってたくさんありますからね。
それでも、こんなに夢のある世界もありません。本気でプロになりたい方、デモを聴かせてください。プロの現場に連れて行くことなら、あなたの努力次第で可能になります。が、そこから戦うのはあなた自身です。
僕と一緒に戦いましょう。まだ見ぬ、あなただけの聴き手の笑顔のために。
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今日は庭メンバー「ゆきちゃん」楽曲のボーカル録りのために、朝生はお休みします!いいテイクが撮れますように。
そして正午にこちらの新作動画アップです!今回のカバーは難しかった。今までで一番難しかった。僕とミキちゃんは当然リモートの別録り。しかしこの曲のようにドライブするタイプの楽曲は、顔を見合わせて演奏しないとどうしてもグルーヴが合わない。まるで一緒にライブをやっているような歌とギターのタイミングにするために苦心しました。歌のリズムを前にやったり後ろにやったり。一語だけ後ろに動かしたり、なんてことを繰り返し、バーチャルなスタジオライブを作ったイメージです。途中からギターが乗ってきて、あらぬリズムを弾き出したのも面白かった。
いや、やはり、藤井風さん楽曲、素晴らしいです。
それでは今日も一日、お互いに心おだやかに過ごせますように。
おはようございます!昨日は日曜、朝生とブログはお休みさせていただき、午後から「ルーフトップ・コンサート」を観に「湘南テラスモール」へ。一週間前からIMAX劇場の一番後ろの席のど真ん中を予約していた。何度観ても、全曲カウントをかけているのはジョージ。次に何を演るか? もジョージが提案したりもしてる。「Dig Itやろう」って言ってジョンにサラッと却下されてたりね。
帰宅して、1日公開の動画の解説部分を作成。初田から音源のミックスも届く。いつもながら最高の音。今回は藤井風さんの「青春病」をミキ・パンダさんとカバー。超高速ボサノバ、今までで一番難しい挑戦でしたが、気に入ったカバーが出来ました。明日公開します!ぜひ観てくださいね。
おはようございます!
昨日の午前中の朝生は、作詞かねまんさんの「タイムマシン」のDay3。アコギとベースをダビング。合間に「貴重音源かけまくり祭り」になってしまいました。本邦初公開のものもあります。もしよかったらアーカイブでご覧くださいね。
朝生は毎日少しずつ、集中力を切らさないように進めていきます。始めた頃は3時間超えとか平気であったのですが、ここのところは長くても90分程度にしてます。ご覧になるみなさんだってあまり長いと大変ですものね。
午後は藤沢の「名画座&カフェ」である「シネコヤ」で原稿の仕上げを。指定の字数を大きく超えてしまったので、今一度全体の話を整理して、削るべき(削らざるを得ない)箇所は泣く泣く削り、最大限にわかりやすいものにするべく格闘。この作業に一旦没頭すると、ゲーム感覚で面白い。ポップスを作るのにもよく似ています。いかに無駄をなくすか。それが肝。
ポップスもコラムも、味わう時間はたった数分。誰の人生にも絶対に必要、というわけではありません。それでも読んだり聴いたりしてくれた人がその「数分」で「ああ、なんかちょっとよかったな」となってくれたらとても嬉しい。そういうものを書きたいし、作りたい。
シネコヤは鵠沼海岸駅近くの、小さくて味のある商店街の中に位置し、海岸まで歩いて10分程度。軽い散歩をするには絶好の場所にあります。シネコヤのカフェスペースで3時間ほど集中して原稿を書き上げたら、一旦忘れるために海岸まで散歩。のつもりだったが、つい電車に乗りたくなり、数駅先の藤沢まで行き、そこから江ノ電・鎌倉行きに乗ることにする。
鎌倉高校前駅で降りる。一旦コラムのことも、世界情勢のことも忘れて、海を見ようと。眼前に広がる海。左に見える半島、斜め右前に江ノ島。西に伸びる国道の先には富士山。
Vaundyが作った「おもかげ」をずっと聴きながら、七里ヶ浜まで砂浜を歩いた。身悶えするくらいに素晴らしい曲。信じられないくらいの青空を仰ぎ、大きく息をした。ずいぶん長く生きてしまった気がした。藤井風さんもそうだが、若い音楽家たちが「希望」を歌ってくれることが、僕の気持ちを毎日、救ってくれている。
Vaundyによるセルフカバー。こちらはより内省的でソリッドだ!
おはようございます!
昨日は朝生で「かねまん」さん曲のアレンジの骨子を。誰が歌う? 楽器は何を使う? アレンジの方向性は? を決めました。一見、何も進んでいないように思えるかもしれませんが、楽曲を完成させるためへの大きな一歩です。今日はこれから、実際にギターを録音していきます。お時間ある方はぜひリアタイで。もちろんアーカイブもありますからね。
午後はずっと原稿を書いてました。ネタ自体は動画にしようかと考えていたもので、もう半年くらい寝かせていました。ここ数日間頭の中で熟成させて、いざ書き出したらかなりの分量に。字数オーバーしてしまいました。しかしこの段階から編集することが、文章を書く楽しさ。醍醐味。いかにわかりやすく、読者に「読んでよかった」と思ってもらえるかが面白いところです。書くことに一旦夢中になると、ハイになりますね。ライターズハイ。
僕が心がけているのは、曖昧な言葉で濁さないこと。「こんな僕ですが...」的な謙虚さは謙虚さではありません。自信のなさです。自信がないものを人様にお見せすることだけはやってはいけない。そう肝に銘じています。突飛に思える意見でも、なぜ自分がそう思うかを丁寧に説明すれば、それは一つの説になります。
どこのピッチャーが「今日は肩が痛いので、負けるかもしれませんが」って言いながら投げますか!?