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僕は仲間と「オン・ザ・ビーチ」というバンドをやっていまして、新曲の『大航海は続く』はファイターズへの「非公認」応援歌であります。古今東西の野球の応援歌にオマージュを捧げつつ、僕たちのルーツである「英国産ロックンロール」にて包んでおります。ぜひ一度、ご賞味あれ!
さてそんなエスコンフィールド公式戦を全試合現地観戦中の成瀬英樹です。観戦した試合に何か文章を書くことを続けてきて、48試合目の土曜日は今季初のルーフオープンデー。エスコンフィールドの屋根が開き、青空に緑の芝生が美しく映えるこの球場に、太陽の光が降り注ぎます。時折、気持ちのいい風が芝と土の匂いを運んできます。
と言いつつも、実際に夏の午後の日差しを直に浴びることになるライト外野席の観客はたまったものではありません。朝晩は窓を開けていればエアコンいらずの7月の札幌ですが、日中はわりとしっかり「真夏」ですからね。試合開始までコンコースに避難するお客様の多いこと。やっぱり「ルーフオープン」はナイターがいいのかもしれません。
しかしまあ、それでも。ルーフオープンしたエスコンフィールドは、これまでに見てきた世界中どこのスタジアムよりも壮観で、誰がどこからどう写真を撮っても綺麗に撮れることは間違いない。どんなプロがどう切り取っても、この球場の本当の美しさを表現することはできないって思っちゃいます。圧巻。
試合の方は、「野村・清宮・万波」の中軸トリオがスタメンから外れているにもかかわらず、今季最多の12得点で圧勝。対イーグルス3連戦の勝ち越しを決めるとともに、ホークスに3連敗した精神的&星勘定的なショックからも抜け出すことができました。ああ、よかった。
ファイターズを毎日観ている僕としては、先日東京ドームでの「清宮・レイエス」抜きでジャイアンツに圧勝した試合を体験しているので、主力抜きスタメンには慣れてきた自分がいます。いや、そのあたりの主力を抜いたとしても、ラインアップには強力なメンバーが揃っているのだから、まったくもっていいチームだと思う。
そんな中、昨年のファイターズの象徴的な存在のひとりであり、今季は春先に大いに苦しんだ水谷が、再びの「完全覚醒」を見せてくれています。あんなに低かった打率やOPSも、あっという間にチームトップに。現状パ・リーグでもトップクラスの数値を持つスラッガーに変貌を遂げた。
その水谷の前日に続くホームランに、郡司とレイエスも続く。矢澤と五十幡の俊足コンビは揃ってマルチヒット。故障から復帰したばかりの水野は4安打! ショートには山縣というフレッシュなスターが定着しかかっていましたが、やはり水野の打力はチームに必要。石井一成も含めた二遊間の競争も激化して、いいね。