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おはようございます!
今日の配信は今週の総括と、みんなと作るチャリティアルバム「BINGO! AID 2025」楽曲のギターを録音します↓
アーカイブもあるよ(多分)!
おはようございます!
一昨日の夜は、エスコンフィールドでファイターズとドラゴンズを観戦。ファイターズのエース伊藤大海が「マダックス」達成。WBCでも大活躍した若きエース伊藤にとっても初の快挙。貴重な記録なのだ。
「マダックス」とは往年の大エース「グレッグ・マダックス」にちなんだ呼称で、「100球以下での完封勝利」を指す。球数少なく一試合を完投するコントロールの良さと、ストライクで勝負できるボールの強さが必要。マダックスはあらゆる投球をストライクゾーンに投げることが出来たし、打者は常にバットの芯を外され、内野ゴロの山を築いた。
僕も長く野球を観戦してきたが、球場で「マダックス」に立ち会えたのは初めてのこと。最後は胸が熱くなりました。普段は試合終了後のヒーローインタビューを最後まで観るなんてめったにしないんだけど、なんか感動して観ちゃった。伊藤大海にささやかながら僕からの感謝の気持ちをこめた「拍手」を送りたくて。
伊藤を援護する攻撃陣も、万波中正の3ランから始まり、交流戦で完全に覚醒した水谷、若きスラッガー田宮などの活躍もあり、ファイターズファンにとってはたまらない勝ち方でした。「これを観られる」って分かってるなら、入場料が倍だって構わないよ、ってくらいのものだ。
嬉しい気持ちを抱えたまま、北広島駅まで25分歩いて帰る。この日、日中は20度を超えていたため、観客の多くは半袖で歩いている。6月といえここは北海道、夜は半袖じゃ寒いだろう。人生の大先輩たちが寒そうに半袖で歩いているのを見ると、いつも持ち歩いているダウンを後ろからそっと羽織って差し上げたくなる。
それでも季節は夏に向けて進んでいることを感じる。
帰宅後、深夜までかかって、今取り組んでいる案件のブラッシュアップを作家と。僕はプロデューサー的立ち位置で、作家が作ってくるものを少し離れた視点で「大衆に届けること」と「その作家らしさを表現する」ところで頭を悩ませ、具体的に提案する。今回は入り組んだ案件につき電話じゃ話が通じないところが結構出てきたので、パラデータを送ってもらって、僕も手を動かしてエディットしたり、コーラスを重ねたりもしたら深い夜になってしまった。
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昨日も基本的にはその作業の続きを。どうしてももう「ひと声」必要になり、ワンフレーズだけなのだがいつものシンガーさんにお願いすると快く引き受けてくれて、最高な声をすぐに届けてくれた。そう、いつだって、状況を打破するのはヒューマンパワーなのだ。
前日、案件のエディット作業に時間を費やしたので、ラジオの収録は昨日の午前中に行う。とは言っても音源やデータは整理してあったので、比較的楽に制作することが出来た。今週も実に「POP A to Z」らしい特集をお届けできそう。
午後はコーラスを収録。三声×2、合計6本。作家に送って、あとはミックスを待つ状態。
夜はテレビ(というかアプリをテレビ画面でモニターして、というのが正確な表現だが)でファイターズを観戦。水谷が止まらない。昨年までホークスの二軍でくすぶっていた打者、今年もオープン戦からなかなかもらったチャンスをいかせない打席が続いていたのを僕も見てたから、そして水谷のプロ入り初の「お立ち台」は母の日で、その日の活躍を僕もエスコンで観てたから、よりがんばれって気持ちになる。今年のファイターズ、田宮に続いて水谷も覚醒モード。若い選手たちが何かをつかむところを毎日感じることが、野球観戦の醍醐味の一つであることは間違いない。
ものを作る作業は、入り込みすぎるとジャッジが出来なくなる。プロとアマとの差はこのジャッジにある。素晴らしいアイデアを簡単に捨ててしまったり、どうでもいいところに執拗にこだわったりするのが「入りこんでいる作家」のすること。なので、プロデュース側は常にフラットな状態でいなくてはいけない。
と書いている現在も、急ピッチで修正を行なっています。最後の最後まで粘る、自分たちが納得いく作品を聴いていただくこと。あと少しだ、作家くん、がんばろう! 僕も妥協はしないぞ。
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「風見鶏の街で」の高評価が止まらない。メンバー手作りのMVが最高。こういうの、お金かければいいってもんじゃない。何を誰に伝えたいかがはっきりしているこの動画、シンプルさゆえに最高。スマホで撮ったものを、コウベリのキャプテン「ミーナ」が編集したのだそう。それって、実に「今」じゃない?
そして、この方は僕のソングライティングを徹底的に分析、推理してくれていて、作者として本当に嬉しい。たくさんいろんなことを考えて作ってる。基本的にはポップスは「わー心地いい!」だけでもいいものだと思うけど、こうやってしっかり細部まで聴いてもらえたら作った甲斐があるというもの。嬉しい。ゼミ生のみんなにもきっと役に立つことが書かれているので、ぜひ読んでほしい。
さ、午後も楽しい戦いは続く。好きなことを仕事に出来て、僕らは本当に幸せだ。すべて、応援してくれているみんなのおかげ。これからもめっちゃくちゃがんばって最高の作品たちを残していくから、どうぞよろしくお願いします。
おはようございます!
昨日は久しぶり(二週間ぶりくらいか?)エスコンフィールドへ。「交流戦」も後半、ファイターズはドラゴンズと戦いました。WBC侍JAPANでも活躍した高橋宏斗投手にピシャリと7回抑えられてゼロ封負け。ファイターズも上原投手が力投し、終盤までしっかり試合を作ったので良し。
試合終了まで観ると帰りの新札幌行きバスがめっちゃ待たなきゃなので、北広島駅まで25分ほど歩くことを覚悟しなくてはいけないが、もともと歩くのすごく好きだし、なんと言っても、もう夜道が寒くない!
トレーナーの上に軽くダウンを着てちょうどいい感じ。試合の余韻に浸りながらゆっくり歩いて帰りました。
今朝起きて、一本作曲配信をしました。泣いても笑ってもアーカイブ24時間。特にゼミ生は必見。曲は最初のインスピレーションがすべて。だから、しっかり寝て、心を整えて、まずは一発で決める。そこからの微調整なんかも全部お見せしてます↓
おはようございます!
今朝もしっかり六時前には起きて、五キロほど歩く。快晴の札幌市。トレーナーの上にパーカーを羽織って少し寒いくらいだ。来月から今年後半にかけていくつかLIVEが決まっているので、一度しっかり身体を戻さないと。食事も一汁一菜、大好きな甘いものもしばらくおあずけだ。
昨日は、時間が出来たらすぐにやろうと思っていた確定拠出年金関係の手続きを。引き落としがこの三月から止まってしまっていた原因を証券会社に電話で聞くととても丁寧に教えてくれた。
いくつかの可能性があるがおそらくは昨年僕が書いて提出した書類に不備があるのではなかろうか、とのこと。大元の年金連合会(?)の電話番号を教えてくれたのでそちらにかけると、こちらもまた非常に丁寧に教えてくれた。不備も何も、僕が書類を出し忘れていたらしい。証券会社のホームページから書類をダウンロード、新札幌駅中の郵便局まで行って、書類を書いて提出。一人で会社みたいなものをやっていると、いろんなことがある。めんどくさいと言えばこれほどめんどくさいものはないけど、日々勉強だと思っている。
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先日「キノカフェ」で購入した中古本の二冊目、『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書/西寺郷太』をあっという間に読み終える。著者のマイケルへの熱い想いがビシビシ伝わって泣けた。マイケル・ジャクソンがアルバム『スリラー』で世界を沸騰させていた頃、僕は中三とか高一だったわけで、まあ見事にど真ん中の「世代」だったから、すべてのエピソードを僕の人生の時間軸に置き換えながら読むことになり、より身にしみた。
マイケル・ジャクソン。めっちゃめちゃに売れた代償として、「仮想敵」のように見られることが多かった。プリンスvsマイケル、とか、マドンナvsマイケル、とかね。
マイケルは成長するにつれ、家族や親しい友人なども遠ざけてしまって、どんどんワンマンになり、どんどん寡作になっていく。そんなこんなで、結局晩年はマスコミvsマイケルになってしまったあまりに悲しい人生。
マイケルが亡くなったあと、純粋に彼の「音楽」が評価されるようになったように感じている。「スキャンダラスなスーパースター」ではなく。
どの時代のマイケルも比較的満遍なく好きだけど、一番好きなのは『The Love You Save』かな。マイケルたち家族には過酷な時代と記憶されていたとしても、音楽は本当に素晴らしい。奇跡の一曲だと思う。
文中のテディ・ライリーがマイケルについて語る発言を引用する。
「彼はソングライティングの美しさをぼくに教えてくれた人だ。言われたんだ。“テディ、昔の人はコンピュータを持ってなかっただろう?”って。”バックトラックから作る音楽は駄目なんだよ。昔の人はピアノか、ギターの伴奏で曲を作っていたよね、それをデモテープとして録音する、それが大切なのさ”ってマイケルは言ってくれたんだ。それからぼくはバックトラックをコンピュータで作ってからはじめるような曲作りは一度もしてないんだ。ちゃんとシンプルにピアノで弾いて歌ってみて美しい曲じゃなきゃ。
マーヴィン・ゲイもそうだろう?愛し合うことと曲作りは同じさ、心に残るムードが大切なんだよ」
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マイケルの言葉にも改めて歌いながら導かれるグッドメロディがいかに大切かを感じました?
おはようございます!
昨日は六月九日、友人の高田みち子の誕生日ということで朝おめでとうLINEを入れる。ロックの日、覚えやすい誕生日。
みっちゃん、先日ギタリストの佐津間さんとともに名古屋でLIVEをやった。そのLIVEの企画者マキちゃんもかつての野球観戦仲間。みち子、マキちゃん、テレビカメラマンのパッキー(パチョレックに似ているから)そして僕で観戦チームを組んでいた。みっちゃんと知り合ったのはCRTっていう萩原健太さんと能地祐子さんが主催されている(現在も継続中!)イベントで。彼女がセカンドアルバムを出した頃だと思う。お互い、野球好きということで気があって、このみち子、マキちゃん、パッキー、僕の四人で東京ドームに観戦に行った。当時ジャイアンツだった小笠原がライトにどでかいホームランを打った。
それから数年、月に何度もみんなで野球を観た。終わったあとは「反省会」と称してあらゆる居酒屋でガンガンに飲んだ。みっちゃんとは音楽の話はほとんどしなかった。野球の話がありすぎて、他のことに話が及ばなかったんだよね。
彼女の『Tokyo Girls Talk』の歌詞を丁寧に読むと、あの頃の僕らの生活がそっと素敵な比喩とともに添えられている。
みっちゃんは映画にもお笑いにもめっちゃ詳しくて、そう言えばルミネのチケットを取ってあげて、なだきさんと友近のイベントを観にも行ったこともある。
ある年のクリスマス、パッキーとマキちゃん、みっちゃんが国立の我が家に遊びに来て、まだ小さかったうちの娘も一緒に、みんなでクリパしたこともある。お隣さんが「今、盛り上がってるからよー、みんなおいでよ」って誘いに来たから、みんなでお隣まで行ってね。みっちゃん、酔っ払ったみんなに盛り上げられて、何曲かピアノの弾き語りしてくれた。楽しい思い出。
友人たち。離れていても、元気でいてくれたらいいなって思う。
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昨日は一日中、本を読んでいた。こないだ「キノカフェ」で買った古本のうちの一つ『書きあぐねている人のための小説入門/保坂和志』を。十五年ほど前にも一度読んだことがあるが、その時は理屈っぽくてよくわかんねえなって途中で放り投げたが、今回は大変おもしろく読めた。僕自身、人に作曲を教えたりすることで、作家として人間として多少は成長したから、だと思いたい。
引用する。
“読み終わった後に、「これこれこういう人がいて、こういうことが起きて、最後にこうなった」という風に筋をまとめられることが小説(小説を読むこと)だと思っている人が多いが、それは完全に間違いで、小説というのは読んでいる時間の中にしかない。”
これはここのところの僕自身の生きるテーマと同期した考え方だった。音楽にしたって同じことだ。それは聴いている時間の中にしかない。簡単に答えなんか見つからないものなのだ。だから僕たちは同じ音源を何度も聴き、同じ小説、同じ映画を何度も観る。大切なのはその時間の中に入ることだけ。そして安易な答えを求めない。
僕はこういった「実作者」が「作ることについて書く」ものが大好きで、音楽家、映画監督、脚本家問わず、気に入ったものがあったら読むようにしている。小説家のものだとすぐに思い出すのは『職業としての小説家/村上春樹』とか『書くことについて/スティーヴン・キング』『物語を作る魔法のルール/山川健一』などか。『一億三千万人のための小説入門/高橋源一郎』もおもしろかった。
音楽ものだったら、松本隆さんの著作は全部穴が空くほど読んだし、林哲司さんの『ポップス作曲法』は、成瀬ゼミのテキストにしたいくらいに時代を超えた名著だ。
引き続き引用。
“風景を書くことで文体が生まれる。前節で引用したどの文章も、風景のすべてを書き尽くしているわけでなく、何を書いて何を書かないかの取捨選択がなされていて、その抜き出した風景をどういう風に並べると風景として再現されるかという出力の運動(これが直列にする作業だ)に基づいて書かれている。
意外かもしれないが、これが文体の発生であって、私の考えでは、文体というのはこの作業の痕跡のことでしかない(だから翻訳でも十分に文体がわかる)。”
この考え方は、ポップスの作曲にもそのまま当てはまることに気がついたあなたは、もう素晴らしい曲を書く準備が出来ている。そのまま進め。もし「何を言ってるんだ?」と思ったなら、もっとたくさんの音楽や小説、映画などを貪欲に取り込んでほしい。「ゼロからものを作らない」ためには、自分の中にさまざまな感動を貯めておく必要がある。守備範囲広く、ね。
ちなみに僕は、どんな小説より、どんな名盤よりも映画よりも、野球の試合を一試合じっくり観戦することで、さまざまな学びを得ることが出来る。目の前の試合を観るだけでなく、その向こうに過去のさまざまな歴史が一本の道となっていることが理解出来るし、その道は未来へと続いている。そういう人種です。勝った負けたなんて、正直どっちでもいいんだ。
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ここのところ、さまざまな締め切りが重なったり出張があったり。「BINGO! AID 2025」また今日から再開、作曲実況生配信します。アーカイブでも楽しんでいただけますのでぜひぜひ。