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おはようございます!
今朝は快晴の都内を移動中です。外を見上げると青空が広がり、冷たい空気の中にもどこか爽やかさが感じられます。こんな日はコーヒーが特別に美味しく感じられるもの。さっき立ち寄ったカフェの一杯が身に染みるように心を温めてくれました。
昨日は宿泊先で作曲をしていたのですが、すごく良い曲が完成しました!こんなに手応えを感じる楽曲が生まれる瞬間というのは、本当に特別で言葉にならないほどの喜びです。さっそく「ナッポゼミ」の皆さんに、この新曲を共有しました。LINEグループで公開して、みんなからの感想やフィードバックをもらうのが楽しみです。
そう、ここで少しだけ「ナッポゼミ」についてお話しさせてください。
「ナッポゼミ」とは、BINGO! が誇る特別なコライトゼミで、ナッポさんこと永野雄一郎さんがリードしています。ナッポさんは言わずと知れたナルバリッチのギタリストであり、「動く唇」で僕と共作した頼れるパートナーでもあります。このゼミは、コライトに特化した内容で、ゼミ生はナッポさんと直接コライトしながらコンペに挑戦できるという夢のようなチャンスが広がっています。現在は定員に達しているため募集を停止していますが、また状況が変わった際にはお知らせしますね。
ちなみに、僕が担当する「成瀬ゼミ」では、メロディーを中心としたオールドスクールな作曲デモ制作のコツを徹底的に学べるカリキュラムを展開しています。一方の「ナッポゼミ」では、コライト最前線で活躍するナッポさんから、そのノウハウを余すことなく学べる構成です。どちらのゼミもプロを目指す方々のために完全コミットしており、日々一緒に切磋琢磨しています。ご興味ある方は連絡くださいね!
そして今日は、某所でYouTube撮影も予定されています。移動と準備で慌ただしい一日になりそうですが、それもまた楽しい瞬間の連続です。よく「忙」という字は心を亡くすと書くといいますが、僕の心はしっかりここにあります。確かにやることはたくさんありますが、それは「やりたいことがたくさんある」ということ。だからこそ、心が亡くなるどころか、むしろどんどん満たされていく感覚があります。
実際には、もっともっといろいろなことに挑戦したい気持ちが溢れているので、やれる範囲で精一杯頑張るのみです。
さあ、そんなわけで今日もまた新しい挑戦と向き合いながら、楽しく進んでいきたいと思います。皆さんも一緒に頑張りましょうね!がんばるって、実はとても楽しいこと。そう思いながら一日を過ごせたら、きっと素敵な日になるはずです。
それでは、行ってきます!
1995年の1月10日。君のバンドFOUR TRIPSのチキンジョージでのライブに、レコード会社のトップが観に来たが、その反応はまったく芳しいものではなかった。「お前はアーティストに向いてない」と言われた君は、そのショックから抜け出せずにいた。それでも銀次は君たちを見捨てることはなかった。「成瀬。あきらめずに、どんどん曲を作って他のレコード会社にも聴かせよう!」その言葉に、君は電話口で深く頭を下げた。
勝負の年になるはずだった。27歳、年末には28歳になる。この年、デビューを果たせなければ、30が徐々に視界に入ってくる。30でメジャーデビューなんて、ありえない。
2年半在籍した吉本興業には、前年末に辞めることを伝えていた。同期のバンド、"brats on B"がデビューに向けて動き出している中、君はもう吉本ではチャンスがないと判断したのだ。プロジェクトのボスである比企は引き止めようとしたが、君はすでに覚悟を決めていた。
「僕ら吉本辞めても、絶対に売れますから、まあ見といて下さいよ」
君の叩いた大口は、空気を虚しく震わせた。自信があるとかないとかの話ではない。そう言って、君自身の心を奮い立たせる必要があった、それだけなんだろう。
1月16日、君は夕方までコンビニでアルバイトをして、その後自宅で作業をしていた。新曲「あきらめない季節」は銀次にも好評だった。ソングライティングの本当のおもしろさと難しさを君に教えてくれたのは銀次だ。彼の期待にこたえたい一心で、アドバイスを元にリライトした。この夜もパソコンのキーボード、エンターキーとデリートキーを何度も叩いた。言葉の中に思いをこめた「時間」を埋めこむ。君がベッドに入ったのはいつものように深夜2時ごろだった。
そして1月17日。早朝5時46分。地面の大きな揺れで君は目を覚ました。阪神・淡路大震災。街が壊滅的な被害を受けた瞬間だった。青春を過ごした街、君が大好きだった街が一瞬にしてまるごと、文字通り消えてしまった。
君がバンドのメンバーと連絡が取れたのは、震災発生の数日後だった。
キーボード担当のaiの家が全壊し、彼女は家族とともに家のそばの公園にテントを張り、近所の人々と焚き火の火を交代で守っていた。何から手をつけたらいいのかわからない状況、電気、ガスのない生活。水道すらないのだ。
吉本興業での最後の出演イベントは震災の数日後だった。君はベース担当の池田のバイクの後ろに乗り、心斎橋筋二丁目劇場に向かった。aiを欠いた3人でのライブとなるが、どうしても舞台に穴けたくなった。こんなときにライブかよ? と君は自問したが、すぐに答えた。「こんなときだから、歌えるやつが歌うんだ」
三ノ宮から東へ進む。瓦礫が道路を覆い尽くす。六甲、御影、芦屋、西宮。倒れた高速道路が視界を遮る中、煙が漂い、街全体が灰色に包まれていた。日常が、どれほど脆く儚いものかを思い知らされた。
心斎橋に着くと、そこは神戸と比べて驚くほど通常通りの様子だった。その対比が、君の胸に何とも言えない負の感情を呼び起こした。「大丈夫か? 大変やったな」と言われて、一体なんと答えればいいのか? 想像してみろよ、大丈夫なわけがないだろう?
2年半通った心斎橋筋ニ丁目劇場。最後のステージ。aiのいない3人の出演。君はMCでこう言った。「ファンレターやアンケートでよく”FOUR TRIPSの音楽から元気をもらう"と言ってもらえます。みなさん、今日はどうか僕たちをみなさんの笑顔で元気にしてください。なぜか僕たちは今日、うまく笑うことができないんです」
アンコールでは、ビートルズの「A Hard Day’s Night」を出演したバンド全員でセッションした。他のバンドのメンバーたちがステージを跳ね回りながら演奏する姿を、君は後ろでギターを弾きながら、ただぼんやりと眺めていた。その光景は、今でも鮮明に君の記憶に刻まれている。
おはようございます!
ここ数日、Bingo Crewの仲間たちと力を合わせて、一つの目標に向かって駆け抜けてきました。そしてついに、その努力の結晶が形になりました。
シンガー、ソングライター、ミュージシャンたち。みんながそれぞれの才能を持ち寄り、一つの作品を生み出すために全力を尽くしてくれました。そして、共同作業を通じてチームを支えてくれたネロにも、心から感謝しています。
今日の配信では、「うたを作る学校」のみんなとこの2曲の誕生を一緒に祝いたいと思います。どのようなストーリーと熱意で作られたのか、ぜひその背景にも触れながらお届けします。
皆さんにもこの瞬間を共有していただけたら嬉しいです。配信でお会いしましょう!
おはようございます!
昨日――というか、つい先ほどまで朝方にかけて作業しておりました。いよいよ制作も佳境に差しかかり、気合を入れ直しているところです。最近は眠い目をこすりながらも、音楽づくりの楽しさに背中を押されて、ついつい時間を忘れてしまいます。
深夜には「サビ前の一小節のコードをちょっと変えてみよう」という話になり、ものの見事に新しいアイデアが生まれました。自分でも「なぜこのコードを思いつかなかったんだろう!」と悔しさと喜びが入り混じった気持ちになります。さっそく修正ファイルを作り、調整を行って、あれこれ試してみたら予想を超えていい感じに仕上がりました。こういう瞬間って、本当に創作の醍醐味ですよね。
そして、真夜中にはシンガーさんが歌ってくれたボーカルファイルが届きました。いやあ、もうこれが大当たり! 彼女の声が楽曲にぴったりハマっていて、鳥肌が立つほど。これは間違いなく作品の世界観をぐっと引き上げてくれると思います。聴いた瞬間にテンションが上がって、「よし、さらに良いものにしよう」と燃えてきました。
さらに今朝方にはキーボードのパートが送られてきたんですが、これまた素晴らしい仕上がりでして。いつものように頼れる演奏をしてくれる仲間がいると、本当に心強いです。
「レッキング・クルー」という伝説的なスタジオ・ミュージシャン集団がいますが、僕にとってはさしずめ「Bingo Crew」と呼びたくなる最強チーム。毎回わくわくしながら作業を進めています。
さて、今日の配信ではギターを録り直し、別の曲にメロディをつけたりなど、まだまだ盛りだくさんな作業が待ち構えています。
僕の作曲生配信は、いわば制作のドキュメンタリー。生放送で進行をお届けすることで、その場の臨場感や試行錯誤の瞬間をみなさんにリアルタイムで共有しているんです。まさに“マグロ解体ショー”とか“そば打ち”をライブで観るような感覚といったら伝わるでしょうか。いつも応援ありがとうございます。
そんな感じで、今日も朝から張り切ってまいります! 眠気なんて吹き飛ばして、みなさんが楽しみにしてくださる作品をしっかり形にしていきたいと思います。どうぞお付き合いよろしくお願いいたします!
お疲れ様です!
佳境の一日目、大変ですが、この感じキライじゃないんですよね。メンバーの方はぜひ配信で応援してくださいね↓