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7月12日(土)
僕のファイターズ大航海日誌、現地観戦51試合目。神戸からM夫妻がエスコンにご来場。北海道旅行のひとつのルートに加えているのは、彼らも相当な野球好きで、かつてアメリカ在住時には夫婦で何球場も巡っていたほどだからだ。ロサンゼルス・エンゼルスのファンで、大谷の良きライバル「ゲレーロJr」のお父さんが活躍していた頃から、現地で応援していたという。
そんなM夫妻と僕がどこで知り合ったかというと、関西のウクレレサークル「関レレ」である。今も継続中のアマチュア・ウクレレサークルに、僕は2003年くらいから二、三年、わりとしっかりコミットしていた。当時も(落ち目とはいえ)プロのミュージシャンであった僕が、なぜアマチュアのウクレレサークルに顔を出していたかというと、ウクレレという楽器への深い興味があったからとしか言いようがないのだが、そのサークルに一度顔を出してしまうと、そこに集う人たちとの交流ができて、大変楽しい月日を過ごさせてもらった。僕の一番「しんどい時期」を乗り越えさせてくれたのは、「関レレ」の楽しい仲間のおかげも大いにある。
そんなわけで試合前、M夫妻と合流して、球場内の居酒屋でワイワイやりました。懐かしい仲間の近況もたくさん聞けて嬉しかったな。M夫妻も相変わらず日々を楽しんでいる。どこでどうなるかなんて、まったくわからないのが人生である。あれからもう20年以上も経っているのだ。
試合の方は、せっかく来てくれたM夫妻には申し訳ないんだけど、バファローズをやっつけさせていただきましたぜ、えへへ。7-3で勝ち。
試合終了後、一緒に花火を見ようと思っていたのだけど、締め切りという愛しくももどかしい魔物が僕を追いかけてくるので、先に帰らせていただく。花火までしっかり楽しんで帰ってもらえたようで嬉しい。
7月13日(日)
僕のファイターズ大航海日誌、現地観戦52試合目。今日は今季初先発の福島蓮。昨年はローテーションで投げていた時期もあった若手好投手。オープン戦での競争にギリ負けて、二軍で無双中の彼がついに一軍登板。いわばローテーション外の「オルタネイト」なピッチャーなんだけど、あっさり五回を無失点に抑えてしまうのだから、今のファイターズは強い。
今日は何と言っても、清宮とレイエスの連続ホームランを観ることができたのが幸せである。序盤の攻守に渡る不振から少しずつ立ち直り、前半戦を「中の中」くらいの成績でまとめてきた清宮幸太郎。不調時でも粘り強く四球を選ぶ姿や、勝負所でのしぶといバッティングが印象にあるため、数字よりも良い印象を残してきたが、いよいよ彼の季節がやってきた。
昨年もこの時期から狂ったように打ち始め、ファイターズの快進撃を支えた清宮。この夏男が全開になるのを待ち僕は焦がれている。何と言っても僕は、彼のホームランの迫力を感じたくて、シーズンシートをライトスタンドにしたのだからね。
7月26日(土)
今年のオールスターは一イニングも観ていない。観そびれてしまった。オールスターをやっている時間に僕は、大学生の娘と都内のドライブを楽しんでいた。多摩地区から甲州街道で世田谷方面に向かう道中、免許を取り立ての娘がハンドルを握った。車の中では、古いソウルミュージックや、夏らしいサイケなサンシャインポップが流れていた。
人生とは「はじめて」の連続であるが、ついに「はじめて娘が運転する車に乗った」という経験をした。この感動をいったいどんなふうに歌にしたらいい?
オールスター。新聞の見出しやネットなどで、ファイターズの選手がなんとなく活躍はしたようだとの情報は得た。しかしながら、オールスターというのはお祭りであって、後から観たってしょうがないのである。たとえば花火大会の録画放送など、通常は見ない。そういうことだ。人生にはオールスターより大切なことが、あまりにもたくさんある。
そんなわけで後半戦初戦。今季53試合目観戦だ。予告先発はプロ初登板の高卒ルーキー、柴田獅子。新庄監督の打つ手の大胆さには慣れているつもりだが、これはまた思い切ったことを。しかしきっと新庄監督のこと、何かしっかりとした根拠があったのだろう。その柴田、なんと3回をパーフェクトに抑えてしっかり役目を果たす。いやいや、めっちゃいいピッチャーじゃないか。
4回にバーヘイゲンが登板したあたりで、僕はエスコンを後にした。明日、札幌市内のホテルで僕は作曲についての講演をしなくてはいけない。その準備をするためだ。試合途中で帰るのはなかなかに切ないことだが、当然ながら、人生には野球観戦よりも大切なことがたくさんある。
エスコンから北広島まで、ゆっくり歩いて30分。夏の夜の風は涼しくて心地いい。そういえば、僕もここに来て2シーズン目になるんだよな。
7月27日(日)
担当者とは、午前11時半にホテルのロビーで待ち合わせの約束だった。するとサプライズで社長のSさんも来られていた。久しぶりの対面に胸が躍った。Sさんとは、共に某CM案件を勝ち取るべく戦った戦友であり、尊敬すべき経営者の大先輩である。
「作曲についての講演」を、「200名の現役の保育士」さんを相手にお願いします、とのご依頼を受け、引き受けさせていただいたものの、何をどう伝えたら良いのか現場のイメージがつかめないまま本番当日を迎えたが、僕が気をつけたのは、こうした講演やセミナーにありがちな「なんとなくやった感」を出すものは絶対に避けて、聴いてくれた人が本当に1時間の間に歌を作ることができるように、その「方法」だけを簡単に教えるつもりだった。保育士ということは、最低限鍵盤の知識はあるはずだから、作曲をすることなんて簡単。方法はある。あとはやるかやらないか、だけだ。やらない人はできない。当然である。
1時間の講演の中で、なんと2曲の「シンプルな名曲」が生まれて、講師としてはとても嬉しい気持ちになりました。歌っていうのは結局、「誰かにこの気持ちを伝えたい」、たったそれだけの理由でできているものですから、ありがとう、おめでとう、ごめんね、大好きだよ、愛してるよ、みたいな強い言葉をしっかりメロディに乗せることができたら、すでにそれは「あなたの歌」なんだよね。
14時に終わった講演。そのままエスコンに直行。今季54試合目の観戦は、いつもの席を公式リセールで売って、僕は立ち見で。ハイカウンター席をしっかり確保することができたので、三イニングに一度くらい屈伸をして足を伸ばしさえすれば、かなり快適に観戦することができます。講演の荷物の関係で、今日はスコア用のiPadは持ってきていないので、スコアつけなしで観る。これもまた新鮮。
試合の方は、いい展開だったんだけど、8回にセットアッパー修行中の田中正義が同点にされてから、ずるずると負けの方向に。いやいや、毎日勝てるわけじゃないんだから。こういう日もあるってさ。
試合終了後も、今日の講演でクライアントさんの期待に応えられたことの喜びに、胸がじんわりと熱くなっていました。仕事の満足度、充実度って、結局全部見てきた自分自身の納得のためにあるものなんだよね。それでいいのかもしれない。自分だけ、ごまかさないように生きて行ければ。
僕は昨年からファイターズのファンクラブに入っている。とてもサービスが充実していて、ポイントに応じてさまざまな特典がある。今年は「直筆サイン色紙」が抽選で当たる企画があり、会員は希望の選手を二人まで挙げることができた。僕は少し迷った末、第一希望に「伊藤大海」、第二希望に「清宮幸太郎」をセレクト。すると、なんと第一希望の伊藤大海のサインが当選した。
というわけで、僕の仕事場の壁には、黒い色紙に白いペンで書かれた、伊藤大海の見事なサインが飾られることになった。
そんなわけで昨夜の試合は「エース」伊藤大海。彼が先発の日の試合前には、外野フィールドでの遠投を見るのを楽しみにしているのだが、昨日はそれがなかった。エスコンでの試合はすべて観戦しているが、伊藤が試合前の遠投をパスしたのは昨日が初めてだったはずだ。
疲れてるのかな。さすがに。
昨夜の伊藤は12安打、6失点。ボロボロ、と言ってもいいかな。今月に入って数字を上げている5番・西野の3打席すべてに1点ずつの打点を献上し、トドメには宗に3ランを叩き込まれて。
伊藤は6月27日、灼熱のベルーナドームで、相手チーム・ライオンズのエース今井達也が熱中症で試合中に倒れるという衝撃の試合で8回を投げて以来、明らかに調子を落としているのが気になるところだ。それでも前半戦は9勝5敗、防御率2.85、投球回はリーグトップの110.2回。タフな「イニングイーター」であると同時に、チームに4つの勝ち越しももたらしている。やっぱり大した男だよ、って僕は思う。どうかオールスター休みの間に疲れを癒してほしい。
さて、作曲で一番大切なのは「ご機嫌」でいること、すなわち「ご機嫌力」である。というのが僕の一風変わった持論である。
先日、エスコン内をウキウキ歩いていたら、例の大ヒットソング「アパツ、アパツ」が流れていた。この曲、ベタベタなキャッチーさに、聴くたびに思わず恥ずかしくなったりもするが、展開は実に計算されているし、ブルーノが歌うプリコーラス部分のメロディのまろやかさにも、聴くたびにうっとりさせられる。良曲であることは間違いない。何より、ここまで一般的に浸透した洋楽のヒットとなると、近年なかなか思いつかない。
「アパツ」って、要は宴会の時の「一気飲み」の掛け声なんだってね。こんなキャッチーな掛け声で煽られたら、誰だって気持ちよく一気しちゃいそうだ。いかんいかん。っていうか、韓国とか米国では今でも一気とかしてるのかな。日本じゃそんなのもう誰もしていない…はずだよね。してるのかな。なんて考えながら歩いてた。
するとそのとき、「降ってきた」のだ。アイデアが丸ごと、メロディと歌詞とアレンジがしっかり固まったものが、頭の中に鳴り響いた。彼らが「アパツ」なら、俺たち日本人にはアレがあるじゃないか。誰だって楽しくなる、魔法のシュプレヒコールがあるじゃないか!
僕はエスコンフィールドの人波をかき分け、今思いついたアイデアを忘れないように急ぎコンコースの壁際に移動して、iPhoneに向かって思いついたメロディを歌って録音した。自宅に帰って、それを弾き語りのデモの形にして、作曲パートナーの石崎光さんに送った。光さんはいつものように、僕の頭の中のイメージなど軽く吹き飛ばすくらいの最高の作品に仕上げてくれた。
そんなわけで、僕は昨日の試合中も、その曲を何度もリピートして聴いていた。とある楽曲コンペに提出したので、ここからこの曲の運命はクライアントさんに委ねられることになる。それでも、その結果がどうであろうと、僕の手の中には、僕自身のアイデアで作った、僕自身が歌った、そして大好きなサウンドマン・光さんが仕上げてくれた極上の作品がある。それだけで、まずは最高にご機嫌なのだ。
ひと月ほど静かなスランプがあって、自分が書いた曲をうまくジャッジできなかった。でももう大丈夫。人間だから感情や体調や運も揺れ動くものだし、思うようにいかない日もある。ね。
伊藤大海だってそうだよな。ビシッと抑える日もあれば、昨日のようにうまくいかない日もある。それでも、エースである彼が投げる試合は、僕にとって特別なのだ。勝つも負けるも、エースの投球次第。そんな「責任」を彼の背中にひしひしと感じることができるから。「このチームのエースは俺なんだよ」、って。
オレもがんばんなきゃ、な、って思う。だって、オレの人生のエースはオレしかいないから、ね。
いつかどこかの素敵な球場の近くに住んで、日常的に野球を観ながら、じっくり腰を据えて仕事に取り組む日々を送りたい――と、僕はずっと思っていた。その「いつか」は、ぼんやりと頭に浮かぶ「老後」みたいなもので、「どこか」はアメリカのボストンか、あるいはシアトルあたりを勝手に妄想していた。そしてその「いつか」なんて、きっと一生来ないんだろうなと、心のどこかで確信してもいた。
それが、娘の大学進学をきっかけに北海道と縁ができ、彼女に会いに通っているうちに、気づけばエスコンフィールドができた。無類の「野球場好き」である僕は、その魅力に一発でノックアウトされた。
開閉式天然芝の球場といえば、シアトルの「T-モバイルパーク」も素晴らしいけれど、エスコンの方がずっと洗練されている。球場の豪華さでいえばヤンキースタジアムも印象的だったけれど、全天候型じゃないから春や秋は寒さがこたえる。ペトコパークは明るくて開放的だけど、あの暑さには正直まいった。ドジャースタジアムは伝統ある球場で、ロケーションも最高だけど、古さは否めない。
日本の球場で一番好きだったのは、やはり甲子園だ。リニューアルされてからは資料館も併設されていて、野球好きにはたまらない一日が過ごせる。駅前でアクセスもよく、大阪からも神戸からも行きやすい。意外と駐車場も探せばある。でも阪神ファンの熱狂ぶりはここ数年でさらにヒートアップしていて、観戦後は人の多さと騒音にやられてぐったりする。
広島のマツダスタジアムもよかった。駅から近くて、広島という街全体がカープと一体になっている感じ。天然芝のグラウンドが、丸や鈴木誠也という名外野手を育てたのかと思うと感慨深い。
そして僕の地元・神戸の「グリーンスタジアム神戸」(現「ほっともっとフィールド」)。ここは本当に夢のような球場だった。イチロー、田口、長谷川……のちにメジャーで活躍する選手たちを、ガラガラのスタンドからじっくり眺められた日々。神戸人は熱しやすく冷めやすい。イチローブームも2年ほどで終わり、その後はスタンドが信じられないほど静かになった。あの頃、パ・リーグの選手が次々とメジャーに活躍の場を移した背景には、そんな状況も少なからずあったと思う。
関東圏では、消去法になるけれど「東京ドーム」が好きだ。神宮、所沢、横浜、千葉と一通り通ったが、どこも一長一短。関東に「これぞ」という天然芝の名球場がないのは、日本の野球文化にとって損失だと感じている。
そんな中で「この球場の近くに移住してでも観戦したい」と思わせてくれたのが、エスコンだった。そして実際に移住までした。昨年は50試合以上通い詰め、今年はライトスタンドに年間シートまで持った。我が野球ファン人生に、一片の悔いなし、である。
実際の妄想では、もっと優雅なシートに座り、ジャラジャラ入ってくる印税でゆったり観戦しているはずだった。でも現実には、北海道に住んでいるにも関わらず、ほとんどどこにも遊びに行けず、毎日せっせと仕事に精を出している。でもそれでも、湘南や東京にいた頃と変わらず仕事ができているのだから、僕はそんな自分の運の良さに、しみじみと感謝している。
さて、日曜日の対イーグルス第3戦。売り出し中のエース候補・達が先発だった。ここまで無敗、防御率0点台という無双ぶりだったけれど、この日は大乱調。サード清宮の痛いエラーも響き、5回5失点。相手もプロ、きっちり対策してきていた。
でもファイターズ打線も負けていなかった。レイエスの満塁ホームランも飛び出し、両チーム組んずほぐれずの激戦。7回裏で6-6。
僕がシーズンシートにライトスタンドを選んだのは、清宮のホームランをリアルに体験したかったから。昨年7月以降の覚醒はすごかったし、今年のオープン戦でもホームランを連発していた。どれだけ打ってくれるのか楽しみにしていたけど、ここまでエスコンでは一発も出ていない。
全打席、全球を祈るように見守る僕を含む清宮ファンも、さすがに疲れてきた。君が大切な戦力なのは間違いないし、OPSも少しずつ上がってるのもわかる。でも、この清宮びいきの僕ですら、そろそろ打ってくれないと庇いきれないよ。
後ろのジュンコさんと、その隣の夫婦が「もう清宮ったら!」とつぶやいている。「守備も下手なんだから」なんて声も。心の中で「6月はエラーゼロだったのに」と密かに庇いながら、スリーツーのカウントで、ジュンコさんが僕に話しかけてきた。
「打ってくれるかしら?」 僕は振り向いて言った。「信じましょう。きっと打ってくれますよ」
そして次の瞬間、時が一瞬止まったように感じた。清宮にしか描けない、美しい弾道のホームランが、こちらへ一直線に飛んできた。ライトスタンド総立ちの歓声の中で、僕は振り返ってジュンコさんに「ほらー!!!」と叫び、ハイタッチした。
誰もが待っていた、清宮のエスコン今季一号。 「孫に清宮グッズを買って帰ろう」と ジュンコさん、満面の笑みで立ち上がった。
僕は仲間と「オン・ザ・ビーチ」というバンドをやっていまして、新曲の『大航海は続く』はファイターズへの「非公認」応援歌であります。古今東西の野球の応援歌にオマージュを捧げつつ、僕たちのルーツである「英国産ロックンロール」にて包んでおります。ぜひ一度、ご賞味あれ!
さてそんなエスコンフィールド公式戦を全試合現地観戦中の成瀬英樹です。観戦した試合に何か文章を書くことを続けてきて、48試合目の土曜日は今季初のルーフオープンデー。エスコンフィールドの屋根が開き、青空に緑の芝生が美しく映えるこの球場に、太陽の光が降り注ぎます。時折、気持ちのいい風が芝と土の匂いを運んできます。
と言いつつも、実際に夏の午後の日差しを直に浴びることになるライト外野席の観客はたまったものではありません。朝晩は窓を開けていればエアコンいらずの7月の札幌ですが、日中はわりとしっかり「真夏」ですからね。試合開始までコンコースに避難するお客様の多いこと。やっぱり「ルーフオープン」はナイターがいいのかもしれません。
しかしまあ、それでも。ルーフオープンしたエスコンフィールドは、これまでに見てきた世界中どこのスタジアムよりも壮観で、誰がどこからどう写真を撮っても綺麗に撮れることは間違いない。どんなプロがどう切り取っても、この球場の本当の美しさを表現することはできないって思っちゃいます。圧巻。
試合の方は、「野村・清宮・万波」の中軸トリオがスタメンから外れているにもかかわらず、今季最多の12得点で圧勝。対イーグルス3連戦の勝ち越しを決めるとともに、ホークスに3連敗した精神的&星勘定的なショックからも抜け出すことができました。ああ、よかった。
ファイターズを毎日観ている僕としては、先日東京ドームでの「清宮・レイエス」抜きでジャイアンツに圧勝した試合を体験しているので、主力抜きスタメンには慣れてきた自分がいます。いや、そのあたりの主力を抜いたとしても、ラインアップには強力なメンバーが揃っているのだから、まったくもっていいチームだと思う。
そんな中、昨年のファイターズの象徴的な存在のひとりであり、今季は春先に大いに苦しんだ水谷が、再びの「完全覚醒」を見せてくれています。あんなに低かった打率やOPSも、あっという間にチームトップに。現状パ・リーグでもトップクラスの数値を持つスラッガーに変貌を遂げた。
その水谷の前日に続くホームランに、郡司とレイエスも続く。矢澤と五十幡の俊足コンビは揃ってマルチヒット。故障から復帰したばかりの水野は4安打! ショートには山縣というフレッシュなスターが定着しかかっていましたが、やはり水野の打力はチームに必要。石井一成も含めた二遊間の競争も激化して、いいね。
おはようございます!
昨日は久しぶりのエスコンフィールド。野球観戦自体、6月19日に東京ドームで観戦して以来、15日ぶりになる。この間、散らかり放題だった仕事場もできる限り整理したし、現在いただいている楽曲依頼の数曲を渾身で作詞作曲した。「成瀬ゼミ」にも数名の作家候補生が新しく加わってくれたし、娘と僕の両親の家に行って貴重な時間を過ごすこともできた。充実した期間だったと言える。
ただ、野球のない日々は、さみしすぎますよ。
6月後半のロード。灼熱の所沢での3連戦で消耗したファイターズは、東京~福岡でのホークス3連戦で3連敗し、54日ぶりに首位から落ちてしまった。所沢3連戦から東京ドーム、そして福岡での2連戦まで、休みなく戦ったファイターズ。この行程は、普通に観光として旅したとしても、きついスケジュールだと思う。その上毎日全力で野球の試合をしているのだ。そりゃ疲れる時期だってあるよ。選手たちはよく戦った。3連敗したっていいじゃないか。今度、やり返してやればいい。
そんなわけで、半月ぶりに赴いたエスコンフィールド。そのすぐ近くに、新しい商業施設ができていて、大好きなスタバも入っていた。試合前にこんな開放的なスタバでコーヒーが飲めるなんてね。試合のない日にくる理由もまた増えてしまった。気持ちのいい場所。
ファイターズ戦に通うと、入場者プレゼントでTシャツやタオルがどんどん増える。どれもセンスがよくて愛用している。昨日は「マイ・メロディ」のとコラボタオルが配られていた。ランダムで配られているので、「推し」選手のタオルが当たらなかった人々が、希望する選手名が書かれたスマホの画面や小さなボードを掲げている。僕はゴリゴリの「箱推し」なので、誰かの役に立ちたいと思ったけれど、僕のタオルは「池田隆英」。思わず「イケちゃん!」とガッツポーズしたが、縁の下のセットアップマン・池田のタオルを求める人は見当たらなかった。やっぱり、レイエス、田宮、山崎福也の名前がよく見える。
ライトスタンドのいつもの席に着くと、「まことさん」という60過ぎのファンの方に「ヒデキさん、久しぶり!」と声をかけられる。フィールドシートは毎日同じ席だから、まことさんともいつしか話をするようになった。いつも奥さんと一緒に並んで、仲良く応援している。いいな。僕はいつも一人だから。
「タオル誰だった?」とまことさん。「イケちゃんでした!」と言うと、「いいとこだね! オレはレイエスだったよ」と嬉しそう。レイエス、僕たちのハートウォーミングなスラッガー。
僕の後ろの席はジュンコさんという方。息子さんが僕と同じくらいの歳だそうで、シーズンチケットも息子さんからのプレゼントとのこと。昨日はとても美味しい羊羹をいただいてしまった。もちろん、家に帰ってからゆっくりいただきましたよ。
ジュンコさんもタオルはレイエスだったとのこと。うわあ、いいなあ、と思わず言ってしまった僕に、「あら、換えてあげよっか」とジュンコさん。えへ、お言葉に甘えてしまった。イケちゃんも大好きなんだけど、やっぱりレイエスには抗えず。「今度、北山か達が当たったらお願いね」とジュンコさん。了解です!
試合のほうは、ジェシー水谷の先頭打者ホームランで始まって、最後まで一度もハラハラすることなく、のんびりとファイターズ名物「つながる打線」を堪能できた好ゲーム。6-1で大勝利。先発のエース・伊藤大海も絶不調ながら5回1失点でまとめてくれて、さすが。あかん時でもなんとかするのがエースやもんね。
ジュンコさん、この秋にお孫さんたちと大阪ドームに行くのだそう。聞けば北海道以外の野球場に行くのは初めてなんだとのこと。大阪ドームか。かつての贔屓球団のホームではあるし、たくさんの思い出のある球場ではあるけれど、僕が知る球場の中ではワーストであることはどうしても否めない。球場としては褒めるところが一つもないんだよなあ。
ジュンコさんが大阪を楽しんでくれたらうれしいし、きっと「やっぱりエスコンがいいわあ」と心から思ってくれるだろう。それが一番だと思った。