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春の日曜日。息子たち二人の手を握りながらエスコンフィールドへ向かう道は、ゆっくり温まっていく空気の匂いで満ちていた。淡い陽射しが肩にふわりとのり、頬のあたりで春が深呼吸をしている。まだ午前中なのに、スタジアムの外周にはスカイブルーのユニフォームが柔らかな波のように揺れ、遠くで売り子の声がかすかに弾んでいた。子どもたちは胸の奥で鳴る鼓動を追いかけるように応援バットを打ち鳴らし、小さな靴音を跳ねさせて先を急ぐ。私は「転ばないでね」と声をかけながら、同じリズムを刻む自分の鼓動を聞いていた。
QRコードを読み取る小さな電子音と同時に、スタンドの向こうに芝生と赤土のコントラストがひらけた。眩しさに目を細めると、緑の息づかいが肺の奥まで届くようで、ふっと心が軽くなる。子どもたちは「わあ、海みたい」と声を上げ、私は「ほんとね」と笑った。海という言葉を口にした瞬間、はるか昔の夏休みが潮の匂いと一緒に胸の奥からこぼれた。
外野ライトスタンド一階席。フェンス越しに見えるフィールドは、地図のない旅への入り口みたいだ。隣の席には黒縁眼鏡の男性がひとり、膝の上のiPadに静かにペンを走らせている。私は軽く会釈して「今日はよろしくお願いします」と声をかける。男性は驚いたように目を上げ、すぐに穏やかな笑みを返してくれた。「こちらこそ。お子さんたちも楽しみですね」――その言葉は春風みたいにやわらかく、私の緊張をひとひら溶かしてくれた。
選手紹介が始まるとスタンドの空気がふわりと膨らむ。名前が呼ばれるたび、小さな手のひらがパチンと弾け、歓声が波紋のように広がった。長男のお気に入り、万波中正の名前が響くと、彼は目を輝かせて立ち上がる。次男も叫ぶ。「まんなみ、がんばれー!」その声は空を泳ぐ風船のように軽く、遠くまで飛んでいった。
プレイボール。ファイターズ先発の金村くんは立ち上がりに苦しみ、マリーンズに先制点を許した。ファイターズはすぐに追いつき、一時は同点に持ち込んだものの、中盤に再びリードを広げられてしまった。劣勢の試合だったけど、子供たちはグラウンドの攻防に夢中だった。
ふと隣の男性の手元に目をやると、iPad にサラサラと打球の行方を特別な数字やマークで記している。「いつもそうやってスコアをつけているんですか?」と尋ねると、男性はペン先を止めて微笑んだ。「スコアをつけないと、野球を見た気にならないんです」――その瞬間、私の中で昔の夏がパッと弾けた。あの頃、父もテレビで野球を観ながら、紙の上で鉛筆を動かしていた。飲みかけのビールの匂い、背中に感じていた扇風機の風、遠くの雷鳴。すべてが甘やかな記憶の水面に浮かび上がった。
五回裏、ファイターズにチャンスが訪れた。二死一、二塁で打席に立ったのはレイエス選手。アナウンスが「レイエス!」と告げられると、スタンドから期待を込めた拍手が湧いた。私たち親子も身を乗り出し、子どもたちは「レイエス、昨日を思い出して!」と声を張り上げる。前日の試合で彼は勝ち越し弾を放っていたのだ。ピッチャーがセットに入り、球場は一瞬静まり返る。だが渾身のスイングは空を切り、レイエスは三振に倒れた。ため息が漏れる。それでも子どもたちは「ナイスファイト!」と手を叩いた。
七回表が終わる頃、スタンドには心地よいざわめきが広がっていた。どこからか、キャラメルポップコーンの甘い香りが漂ってきて、エスコン・フィールドのガラスの外壁から取り込まれた春の夕暮れの光と混ざり合って、この球場独特の空気に包まれていた。子供たちは飲み物を片手に、芝生の向こうに広がる勝利への期待を夢見てはしゃいでいた。
けれど反撃はあと一歩届かず、試合は静かに終わった。スタンドに残るのは拍手と、最後まで諦めなかった鼓動の余韻だけ。私は目頭が熱くなり、小さな手を強く握りしめた。隣の男性が軽く拍手し、うなずく。「惜しかったですね。でも、いい試合でした」その声は夕暮れに溶けるリコーダーの音色のようにやさしかった。
観客が立ち上がり、通路へ流れていく。私は荷物をまとめつつ「子どもたちにも忘れられない日になりました」と伝える。長男は深く頭を下げ、「ありがとうございました!」と声を張った。男性は「また球場で会いましょう」と微笑む。その笑顔に父の面影を重ね、胸がじんわり滲んだ。
エスコン・フィールドを出ると、茜色が空の端から滲み始めていた。万波を真似して小さなバットを振る息子たち。手に残るあたたかな重み。顔を上げると、透明な空が静かに夜の色へ滑っていく。歓声、白いボールの軌跡、子どもたちの笑顔――それらは胸の内側でゆっくり発光を続けている。私はその光をそっと抱きしめながら、いつかまたここに帰ってくるだろう未来の自分に向かって、小さく手を振った。
エスコン・フィールドの高い屋根の下、球場内には清らかな光が満ちていた。まだ春浅き四月の北海道。その広がる蒼穹に誘われるように、私と妻はまたここへやってきた。札幌ドーム時代から変わらぬ思いでファイターズを応援してきたが、このエスコンも三年目を迎え、いつの間にか私たち老夫婦の暮らしに溶け込み、心の拠り所となっていた。
これまでは外野席のシーズンシートを購入していた。しかし今年は、もっと自由に、気ままに、さまざまな席から試合を眺めたいと思った。その日の気分で場所を選び、球場の異なる表情を味わうのも、また一つの贅沢ではないか。昨日は一階ライトスタンドの後方、通路際にある二つ並びの席に腰を下ろした。
前方のいつもの席に、黒縁メガネの男性が静かに腰掛けていた。先日、偶然隣り合ったことがきっかけで、以来自然と挨拶を交わすようになった方である。彼は膝にタブレットを置き、電子ペンで淡々とスターティング・メンバーを書き記していた。彼のおだやかな佇まいに、私たちは親しみ以上のものを覚えていた。
「なかなか、調子が上がりませんね」と声をかけると、彼はにこやかに微笑み、「今日は北山、期待しましょう」と穏やかに返してくれた。
北山亘基投手──昨年、彼は眩しいほどの成長を遂げた。小柄な体躯から繰り出される剛球には、誰もが驚かされた。ドラフト八位という下位指名の出自をものともせず、堂々と先発ローテーションに食い込んだその姿は、まるで『ドカベン』の里中智を思わせる"小さな巨人"そのものである。
エスコン・フィールドは、試合のない日も入場することができる。誰もいないスタンドを背に、ただひたすらに投げ込む北山の姿を、私と妻は幾度となく見かけた。乾いた音が、ひとつ、またひとつ、空に吸い込まれる。努力とは声高に誇示するものではなく、こうしてひたむきに積み重ねられるものなのだと、その背中は静かに語っていた。
試合は、劇的な幕開けを迎えた。初回ファイターズの攻撃。一番打者に起用された淺間が、初球を叩き、先頭打者ホームランを放った。スタンド中が歓喜に包まれ、私も思わず立ち上がった。黒縁メガネの彼もこちらを振り返り、うれしそうに微笑んだ。
だが、勝利への道は、決して平坦ではなかった。マリーンズの先発「ボス」は冷静に立ち直り、ファイターズ打線を次々と封じ込めていった。結局ファイターズの得点はこの一点だけだった。
北山も懸命に投げ抜いた。六回を終えて、許した得点はわずか一点。しかし同点で迎えた七回、その均衡はわずかなほころびから崩れた。
一死後、振り逃げで出塁を許し、さらに北山自身の二塁への悪送球が重なって、一、三塁の危機を招いた。そして、マリーンズはスクイズを成功させた。流れは静かに、しかし確実にマリーンズ側へ傾いていった。
結局、最後までファイターズ打線は、マリーンズの豊富なブルペン投手たちを前に沈黙を破れず、悔しさの残る敗戦となった。「まあ、こういう日もあるよね」と、私は妻と顔を見合わせ、小さな笑みを交わした。
球場をあとにしながら、再び黒縁メガネの男性とすれ違った。「北山、惜しかったですね」と彼は言った。「でも、ミスは誰にでもあります。また明日、応援しましょう」その声に、私たちも静かにうなずいた。
バス乗り場へ向かう道すがら、夜風は鋭く頬を刺した。吐く息は白く揺れ、足元の影さえ震えていた。春とは名ばかり、北国の夜はまだ冬の名残を色濃く宿していた。ポケットに手を押し込みながらふと見上げると、街路樹の梢に並んだ桜の蕾は、固く閉じたままだった。咲き誇るには、もう少し時間が必要なのだろう。試合の余韻と、まだ訪れぬ春の気配を胸に抱えながら、私たちは静かにバスを待った。
昨日の試合、私は本当に楽しみにしていました。
何よりの理由は、先着1万人(だったかしら?)に清宮幸太郎くんのTシャツが配られるということだったの。あの子は、私の大好きな選手なのです。先日も万波くんや伊藤投手のTシャツが配られた日がありましたけれど、その日はどうしても仕事が終わらなくて、球場に着いた時にはもうすべて配布が終わっていたの。帰り道のさみしさといったらなかったわ。あの日の悔しさを晴らすために、昨日はなにがなんでも早く仕事を切り上げて、開場時間を目指してエスコンフィールドへと向かいました。
入り口で、念願のTシャツを手に取った瞬間、思わず胸が熱くなりました。ふふ、いいトシをして私、こんなことで喜んでしまうなんて――なんて思いながらも、清宮くんらしいポップな図案のTシャツをしっかりと抱えて、席へと向かいました。
私は今年から、ライト外野席のシーズンシートを買ったのです。去年、何度かひとりで試合を観に行くうちに、この球場で過ごす時間が、少しずつ特別なものになっていったんです。ひとりきりでも、こんなに心を動かされる場所があるんだなって。たとえば試合前、グラウンドでキャッチボールをする選手たちを静かに見守る時間――そんな風景が、いつしか私の心に深く刻まれていったのです。だから今年は思いきって、ちょっと奮発してみました。全部の試合に行けるわけじゃないけれど、行けない日はリセールもできるし、週に2、3回は通っています。ライトスタンドに決めたのは、左打ちの清宮くんのホームランがこの方向に飛んできたらなって……そんな夢を見たいから。
昨日も、私の前の席には、いつもの「見慣れた方」がいらっしゃいました。50代半ばくらいかしら。少し白髪まじりで、黒縁のメガネをかけ、ダンガリーシャツを着ている男性。彼はタブレットを小脇に抱えて席につくと、試合開始と同時に静かに画面をタップしながらスコアをつけ始めるのです。私はひそかに「タブレットスコアおじさん」と呼んでいます。無口だけれど、なんとなく感じがよくて、いつも黙々と試合を見ている。昨日もまた、その姿がありました。
さあ、試合が始まります。台湾から今年鳴物入りでファイターズにやってきた古林(グーリン)投手の初登板。どんな投球を見せてくれるのかしらと、胸が高鳴りました。しかも清宮くんも2番スタメン! わくわくしながらプレイボールを迎えたんです。
……けれど、試合は思わぬ展開で始まりました。
グーリンくんはいきなり四球で走者を出し、盗塁も許し、そこから浅村選手にヒットを打たれて1、3塁。ここから味方のミスが続くのです。キャッチャーの吉田くんがパスボール。そして清宮くんの……痛恨のエラー。胸の奥がひやりとして、手にしたタオルを無意識にぎゅっと握りしめていました。清宮くん、サード、向いてないのかもしれない…
初回に3点を失いながらも、まだ序盤、望みはあると思っていました。清宮くんが4回にライト前にチーム初ヒットを放ち、続く淺間くんもヒットで続いて、そして新4番の野村くんがライトへいい当たりのライナー。ライトの選手の見事なファインプレイ!
あ!……清宮くんが2塁から飛び出している! 痛恨のダブルプレー。ここで、流れが完全に切れてしまいました。清宮くん、どうしちゃったのかしら....
その後、奈良間くんと吉田くんが意地の一発を見せてくれたけれど、楽天打線の勢いには太刀打ちできず、8対3。完敗でした。
実は先日、延長戦になった試合で、明日の仕事が気になって途中で帰ったら、なんと延長12回裏に郡司くんがサヨナラホームランを打っていたの。家でニュースを見て、悔しくて悔しくて。だからこそ、昨日は「最後までいよう」と思っていたのだけど……さすがに7点目を取られた時点で、私の心も折れてしまいました。
帰り際、少しためらいながらも、思いきって「タブレットスコアおじさん」に声をかけてみました。こんな風に話しかけるのは初めてだったけど、この悔しい気持ちを少しでも分かち合いたくって。
「今日は、帰りますね」
すると彼、ふっとメガネ越しに微笑んで、こう言ったの。
「今日は……確かに帰ってもいいですよね!」
その瞬間、張りつめていた気持ちがふっと緩みました。ずっとひとりで観てきたけれど、誰かと少しでも心が通じ合えたような、そんな気がしたのです。不思議なもので、そのひとことに、ずいぶんと救われた気がしたの。あの人も、きっとシーズンシートなのね。これからも、ずっと同じ時間を共有していくのかしら。なんだか、心が少しだけ温かくなりました。
また次の試合も、清宮くんのTシャツを着て、ライトスタンドで応援します。
今日4月23日は僕のデビュー記念日。芸歴28年を重ねました。
その年数が長いのか短いのか、自分でもとんとわからなくなっているほどに、毎日が慌ただしく過ぎて行きます。が、中学2年の時に『ビートルズ/抱きしめたい』の啓示を受け、「音楽家になる!」と志したあの頃の未来に曲がりなりにも立っていられていることに、心から、ご縁があったすべての人に感謝しています。29年目も「成瀬英樹」をまっとうすべく、全力でがんばりますからね! 応援よろしくお願いします。
さて、先週は東京へ出張に行ってきました。この仕事で大切なのは「機密事項」を漏らさないこと。どんな音楽家でも、一旦「プロ」の門をくぐったなら、ありとあらゆる「機密事項」を守らなくてはいけない。「昨日どこそこで誰に会って何をした」――そのこと自体を丸ごとシークレットにしたい場合だってあるんですね。先週の前半はそんなタイプの場所に行って、みんなには言えないタイプの刺激を受け、SNSにはあげたくないような、心が静かに震えるような感激をもらいました。初夏にかけて、「成瀬英樹」の作家クレジットで、また素敵な作品を何曲か聴いていただけそうです。歌詞だって書いたんだよ。
この春から作曲のパートナーとして一緒にいろんな曲を作ってる音楽家・石崎光さんの自宅スタジオにも伺ってきました。「発注された音楽」もシャキシャキ作って行きたいオレたちだけど、自分たち発信で「ご機嫌なポップス」を提示していくことも続けたいじゃない? 光さんのようなプロフェッショナルと一緒に作品を作らせてもらえることに感謝しつつ、もっと「自分たちがリスナーとして本当に心を揺さぶられるような音楽」を形にしていきたいなって思ってます。完成なんてないね。毎日が挑戦。今、光さんと作ってる作品も、ビシバシリリースして行くからね!
そして、井上ヨシマサ先輩のライブに伺えたことが、今回の東京出張(いわば“東京Days”)のハイライト。「生バンド&アダルトなリアレンジ」で蘇る「ヨシマサさん作48グループ」名曲の数々。ゲストの横山由依さんと柏木由紀さんとのコラボレーションも◎
ゆいはんの歌う『RIVER』、ゆきりんの『カラコンウィンク』、美しく甘酸っぱいメロディに胸がキュンキュン鳴りました。ヨシマサさん歌唱では『僕の太陽』『泣きながら微笑んで』の2曲での、ヨシマサさんのギター&ボーカルがかっこよかったですねえ。しびれました!
さて、そんな日々を経て、昨日22日は一週間ぶりのエスコンでの試合。ファイターズは郡司、田宮の「打てる捕手コンビ」が、それぞれサード、レフトでスタメンというまたまた「ザ・新庄采配」だったんだけど、郡司はホームラン、田宮は大飛球好捕で、それぞれ期待に応えました。素晴らしいね。万波も技ありのホームランがあったし、伊藤大海も立派に先発の役割を果たした。接戦でセットアップのピッチャーが連続ホームランを喰らったら勝てない。ただただそれだけ。そんな日もあります。
ちなみに、スコアブック用のiPadも、杉浦の痛恨の被本塁打のあとにバッテリーが切れてしまい、そのまま記録を中断しました。こういう出来事も、あとから効いてくるんだよね、うん。
さ、今日は古林(グーリン)のデビュー戦! 勝ちましょう!
日々、エスコンフィールドのライトスタンド、同じ席に座っていると、自然と周りの顔ぶれがわかってくる。「あ、この人も今日も来てるな」なんて。そんなふうに少しずつ、この場所が自分の居場所になっていく感覚がある。
最近では、声をかけてもらうことも増えてきた。「応援団に入りませんか? 楽しいですよ」なんて、隣のご夫婦に誘われたりして。正直、ちょっと心が動いたのも事実。
僕はスコアブック片手に静かに観るのが好きだけれど、応援という文化が日本の野球を育ててきたというのも、心からそう思っている。
試合のある日はなるべく早く球場に来て、選手たちの練習を見るようにしている。珈琲を飲みながら、大好きなミスドをいただきながら(エスコングルメのおかげで太らないように気をつけないといけない日々)。エスコンの高い天井を見上げて、ぼーっといろんなことに思いをはせたりしている。
そんな僕にとって、試合前の楽しみのひとつが、球場に流れる音楽だ。今シーズンから流れるようになったのが、氣志團の『スウィンギン・ニッポン』。
一聴すると自分が好んで聴くタイプの曲ではないと判断してしまいそうになるんだけど、思いがけず、心に響く曲だった。胸が熱くなる。強めのメッセージがこめられているんだけど、視点が自然。この国のことが「普通に好き」な僕らの心にしっかりと届く。「普通に好き」でいいじゃんってね。何より、この曲には、作った人の魂のようなものが確かに宿っている気がする。「この国を応援したい」「この場所を肯定したい」――そんな思いが、まっすぐに響いてくる。
『スウィンギン・ニッポン』が流れるたびに、「いろいろあるけど、まあもうちょっとがんばってみようかな」と思う僕です。
さて、ファイターズ。昨日の試合は完敗。スコアは7対1と大差だった。エラーするわホームラン打たれるわ、ミスも多く、見せ場に欠ける試合展開だった。
でも、そんな中にも“よかったこと”はある。たとえば――
3回、唯一の得点につながったのは「新4番」野村のタイムリーヒット。20球近くファウルで粘って、最後にライト前にしぶとく運んだ。打点もここまでしっかり稼いでいて、新聞によれば「4番・野村」計画は継続とのこと。もう一段階だけ活躍のギアが上がってくれるとさらに嬉しいけどね。毎日見ていて思うのは、彼がとても真摯に野球と向き合っているということ。
僕はこの「4番続行」に心から賛成です。野村が「真4番」になってくれたら…強いよ。
今週はエスコンで試合がありません。僕もそのあいだに東京へ出張して、しっかり仕事してきます。楽しみなレコーディング立ち会い、先輩のライブを拝見したり、新しい仕事のパートナーのスタジオにも伺ってきます。
来週は野球から少し離れて、音楽の時間です。東京でお会いできるみなさんと、また違う形で時間を共有できることを楽しみにしています。