blog
おはようございます!
昨日は朝生作曲配信のあと、時間をかけてゆっくり近所を歩きました。
夏前に足を骨折したため、毎日のルーティンである「ウォーキング」が出来なくなってました。
現在の状態が怪我前100%元に戻っているわけではないのですが(100%元に戻ることはないのかもしれませんが)通常通り歩くことには支障がない状態にはなりました。よかった。
日々「何かを企画する」ことを生業としているゆえ、発想の源である「自分自身の状態」をいつもフレッシュに保っておくことが肝心。思考がこんがらがるのを防ぐには、適度に身体を動かすことが一番。新しい音楽や、音声メディアからの情報などをキャッチするのも、歩いている時間を上手に利用するのがいいんですよね。
ようやく、本当にようやく、生活が元の自分のペースに戻って来ていることを実感していますし、戻って来られたことに感謝しております。
さあ、ここからまた、名曲を書きまくります!
毎朝の作曲生配信、いつもご覧いただき誠にありがとうございます。
再生回数の数字に毎日励まされております。
先日のニック・ロウのライブを観ながら、あらためて彼の曲のコンパクトなポップさと情報の詰まり方に感心させられました。
高校一年生の時ニックの「ショウマンの悲劇」というアルバムを聴き、いたく感銘を受けたのはその「曲のまとまりかた」ゆえだったんだなと。ポップなんだけど何ものにも「おもねていない」その自由さに惹かれたんだと。
考えてみたら「ソング」という表現形態は不思議。定型があるようでないようで、やはりある。
二つか三つのメロディが異なるパーツをひと塊にしてワンコーラスとし、それを2回半ほど繰り返す。サビ(海外では”コーラス”と呼ばれる)パーツで印象的なタイトルを歌いこむことが多く、それらは覚えやすくなくてはいけない。
あまりにも定型に沿っていたらつまらない作品になるし、逆にあまりにも定型を無視したなら印象が混沌としてしまい「ソング」とは呼べなくなるだろう。そのバランス感覚が勝負を分ける。
ニック・ロウはその辺りの塩梅が最高に「僕にとってちょうどいい」のだ。
世に名盤、名作、名演数あれど、ニック・ロウは「僕のためのソングライター」。
他にも敬愛するソングライターはたくさんいるが「僕のためのソングライター」はニックただ一人。
ステージで時におどけた笑顔を振る舞いながら、なんでもないような顔でさらっと歌ってギターを弾くニックだが、そのギタープレイはとてつもなく高度だ。ピックを使わずに太く長い指で低音弦でベースラインを奏でつつ他の指でフラメンコギターのように鉄弦を弾く。
そう言えばニックはかなり長い期間(10年以上)、弾き語り時はナイロン弦のギターを使用していた。ガットギターとも呼ばれる、通常ストレートなポップスでは使われないギターを。
ナイロン弦の響きは大好きだが、ニックの音楽にはやはり鉄弦のアコギがよく似合う。
僕は最近、シンガーソングライターの一番の武器は「人柄」だと思うに至った。たった1人でステージに立って、自分が作った歌を歌うのだから「人柄」はあふれ出てしまう。
それは「音楽に愛されているかどうか」だろう。
ニックの楽曲、プロデュースワーク、ベースやギターのフレージングには、古今東西のポップスへの「オマージュ」に満ちている。ニックの評伝を読めばよくわかるが、彼は音楽を愛し、仲間を愛し、女性を愛し、人生を愛した。決して聖人のような生き方ではないかも知れないが(果たして聖人のように生きる表現者が魅力的なのかどうか、僕には判断できない)、ニック・ロウは音楽に愛された人だ。
だから、ニックは愛を歌うことが出来る。愛と平和の何がおかしいねん? と歌うことが出来るのだ。
水曜日は朝の作曲配信とZoomでの作曲セッションはお休みさせていただき、週一回のラジオの収録や事務的な作業に当てさせていただいております。
今日は今週の特集用のアナログレコードを買い出しに行ってました。僕の番組「POP A to Z」では出来るだけアナログレコードで音楽をかけるようにしている。僕が愛したラジオがかつてそうだったように。
ここのところ、「プロ養成コース」への新しいお問い合わせが増えておりまして、新たにお二方
ご入会いただきました。弊社もずいぶんたくさんのメンバーになりました。野球チームが2チーム以上、いや、3チーム作ることが出来る人数です。そんなメンバーの中で、切磋琢磨できることが本当にありがたいと感じています。
おはようございます!
昨日までの連休、いかがお過ごしでしたか?
僕は昨夜、ビルボードライブ横浜に「ニック・ロウ」を観に行ってきました。
僕にとってニックは恩人だから。これまでの来日もすべて行ってますからね。
で、昨夜。いやあ、マジで素晴らしかったですわ。まいりました。
74歳のニック、ギターも歌もますます精度を増しながら、歳相応の渋みもありつつ。
そうだよな、指が動いて声がしっかり出ているなら、年齢重ねた方が有利に決まってるやん、って。
この国でポップスをやってると、どうしても「若い方が偉い」になっちゃうんだけど、いやいや絶対そんなことないよなって思ったんだ。
一曲一曲の「ソング」の力、改めて感じさせてくれたぜ。
新しめの曲が多かったのもすごく嬉しかった。ニックにとってステージは今も「懐メロショー」ではないんだ。新しい歌を果敢に歌って、育てていく場所なんだ。
オーディエンスもすごくよかったな。僕の隣には20代と思われる男性が一人で来られていたけど、ずっとニコニコ観てて、なんかこっちまで嬉しくなったよ。
そんな話なんかしつつ、今朝も作曲していきます!
音楽は一生モノなんだよ。年齢だけが言い訳なら、やめちゃいけない。