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「すでに持っている音源」に数万突っ込むこと
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成瀬英樹
成瀬英樹
3月25日 8:42

おはようございます!

 

昨日の投稿で書いた、和久井光司さんのFBでの投稿に端を発した「#ビートルズを語る資格」が、Xにて延々と燃え続けています。

 

ここのみんなには知っておいてほしいのですが、彼、和久井光司さんは「ビートルズのアナログ盤のマトリクス(版)ごとの音質の違い」に着目し、系統立てて著書で紹介した第一人者なのです。

 

僕も和久井さんの著書を熟読して、UKのモノラル盤を何万円もかけて購入したクチです。ある時、家に帰って家族に「今日は「ハード・デイズ・ナイト」が三万で買えたぞ!安い!」って自慢して、言ったそばから自分の発言の異常さに気がつきました。やばいやばい、まったく仕事がなくバイトしてる身分の音楽家である自分がハマってはいけない沼だ、と気がついたんですね。

 

そこまでのめり込んで金銭感覚が麻痺してしまうくらいに深く面白い世界ではあるのですが、「すでに持っている音源」に数万突っ込んで「うーん、これだよ」なんて悦に入っちゃうような聴き方、僕はやめておこうと思ったのです。そもそも、カセットとかラジオのワイルドな音質で聴いても感動できるのがビートルズだろう、それがロックンロールだろう、って。

 

今も僕はそう思ってます。

 

今回の話題の中心「Please Please Me」のゴールドってやつ、僕はレコ屋で眺めたことしかなく、当然「#ビートルズを語る資格」はない方の人種なのですが、ただ、その和久井さんの著書で知った「With The Beatles」と「Rubber Soul」のラウドカット(そういうのがあるんです)は当時ちょっと無理して買って聴きまして「おお!なるほど、確かに音がでかい!」と感激しました。すぐに売りましたけど。

 

まあ、昨日も書きましたけど、あの物言いは和久井さんの「芸風」なんですね。目の前のものを褒める際に、必ず何か別のおっきなものを貶すって芸風。「わー、そんな言い方ないやんか」って思いながら、僕は和久井さんの投稿を毎日読ませていただいてます。彼の芸風が失われてしまうのは寂しいなって思います。ま、和久井さんのことだから、変わらないだろうけどね。

 

昭和時代の音楽ファンはとにかくお金がかかりました。聴きたいと思ったら、レコードを買うしかなかったのです。例えばですが何かの本で「The Bandが素晴らしい」と紹介されていたら、その紹介文をすみからすみまで何度も読んで音を想像して、少しでも安く出た中古盤を探して買って聴いたら「えらく地味な音楽、思ってたのと違う」と感じたとしても、せっかく高い金出してあちこち探して買った一枚なんだから!って理解出来るまで何度も何度も聴いて。コスパもタイパもひどく悪いですが、何回も聴いてその音楽が理解できた瞬間の喜び、「一個わかれば全部わかる」感覚、あれは、あのめんどくさい時代にしか感じることが出来なかったのかなって思います。


でも僕は今のサブスク時代が大好きですよ。その時代ごとに音楽の楽しみ方は違って当然だから、「こうじゃなきゃダメ!」なんて言われたくはないよね。

 

和久井さんは今も新しい音楽などもしっかり「レコード盤」を購入されています。その「レコード」について音楽誌に長く連載を持たれていたりもしてます。ご自身がそうやって聴いてこられて得るものが大きく、それを次の世代にもわかってほしい、という強い思いがあるので、あの言い方になってしまうのだと思います。


でも、ちょっとびっくりしたかな。なんでも炎上するんだね。

 

 

昨日はエスコンフィールドでベイスターズ戦を観戦しました。オープン戦最終戦。試合中もガンガン仕事のLINEが飛んでくるので、牧の打席を見逃したりしましたが。それでもマルティネスの美しいホームランを観ることが出来たのでよし。エスコンで観戦してると時間がたつのが早く感じます。イニングの間も、美しい芝生の上で選手たちがキャッチボールをしているのを眺めているだけで、僕の心は幸せで満ち足りるのですね。

 

数日、ボイスメモにアイデアをためることに集中してやって来ました。いよいよ今日、それらを組み合わせて、一曲にしていきます。これをアレンジャーに投げることが出来たら、いよいよ「BINGO! AID」を販売します。ネロやにこいちの未発表新曲も入った20曲近い大作アルバムだよ。みんなと作った曲も重要な位置に入ってる。どうか楽しみにしていてほしい。

 

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#ビートルズを語る資格
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成瀬英樹
成瀬英樹
3月24日 7:19

おはようございます!

 

「求められないアドバイスはしない」ことを信条にしています。逆に、僕を信じてくれて、僕のアドバイスを必要としてくれるなら、とことん最後まで責任を持って、します。

 

「ビートルズを語る資格」というハッシュタグで炎上している和久井光司さんは、音楽家で音楽評論家で、僕たちに「On The Beach」を結成するきっかけをくれたナイスな大先輩ですが、僕はこの意見にはまったく賛同出来ない、とだけ、表明しておきたい。

 

もちろん和久井さんは本気で「15万するこのアルバムを聴かなきゃビートルズは語れない!」と言ってるわけじゃなくって、「これって、そのくらい最高なんだよ!」ってことをみんなに知ってほしいって思ってらっしゃるだけなのですが、ああいう芸風の方なので、ああした言い方になっちゃうんだと思うんです。

 

「ビートルズを語る」ことは僕には出来ないし、やろうとも思わない。ではなく「ビートルズを好きになったちっぽけな自分」がビートルズからどんな栄養をもらってなんとかここまでやって来られたか、彼らの音楽をどう咀嚼して自分の作品にいかしてきたか、を「アドバイスが必要な方に」届けることをやらせてもらってます。

 

もちろん僕も「Please Please Me」が大好きですが、ゴールドやイエローなんて持ってませんからね。それでも、ビートルズに対する愛情は、僕個人の大変オリジナルな感情でとても繊細で大切なものだから、誰かに資格がないとか、絶対に言わせないですよ。そりゃ、ね。

 

なので、みんなも安心して、サブスクで、ちっちゃなBluetoothのスピーカーや、AirPodsで、ビートルズをガンガン聴いてくださいね。マウント取りにくるおじさん(僕自身もここに含めてください)の言うことなんて、まったく気にしなくていい。あなたのオリジナルな聴き方で、いいんだよ。

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令和ビートルズ考 02 「With The Beatlesの聴き方」
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成瀬英樹
成瀬英樹
3月23日 11:49

 

おはようございます!

 

月水金は近くの区民体育館でおよそ一時間ほど運動をすることを自分に課しています。昨日も朝九時から一時間ほどじっくり身体を動かしました。まだ道には雪がたっぷり残る札幌ですが、毎日少しずつ雪道が少なくなって、歩道のアスファルトを歩けるようになって来ていますね。

 

日中はコライトを進めたり、ご依頼いただいてる楽曲のアイデアを練ったり。新曲を二曲書き下ろします。一曲は、このサロンメンバーさんからいただいた歌詞にメロをつけてみようと思っていて、もう一曲は自分で作詞作曲までやろうかなと。その歌詞の取材も兼ねて、時代小説を一冊読みました。夢中になって。面白かったです。

 

夜は楽しみにしているドラマ「不適切にもほどがある」を視聴。昨年後半にご縁あって、宮藤官九郎さんと二度ほど酒席でご一緒させていただいた(僕は概ね端っこの方でニコニコしていただけですが)際にも、このドラマを書いていたのか、と思うとグッと来ます。ものすごく重い内容でメッセージ性の強いドラマだからこそ、くだらないコメディシーンとか、抱腹絶倒のミュージカルとかが重要で、これはクドカンさんしか書けない脚本だなってあらためて思いました。来週最終回だなんて、さみしすぎます。

 

そして、Litsukoさん&松田くんと共に、「令和ビートルズ考 02」を収録しました。

みんなで楽しくポップスの歴史を身体に入れ、腑に落とし、いつかくる「ビビーン」の日を待ちましょう。自分の中で歴史がつながったなら、今果てしなく見えている「洋楽」という名の海が、意外とシンプルに見えて来ます。楽しみながら観てもらえたら嬉しいです。今回は「ジョン・レノン@歌の上手いジャイアン」が大活躍の巻、1963年のビートルズ、です。↓

 

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頭の中で名曲が鳴り響いています
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成瀬英樹
成瀬英樹
3月22日 8:06

おはようございます!

 

昨夜の山本由伸投手の大炎上からのとんでもない打ち合い。楽しく観ました。松井裕樹と大谷翔平の対決も一球だけだったけど見応えがありましたね。

 

大谷は、前日からいい当たりが正面をついたり、外野の一番深いところに打球が飛んでしまったり、若干不運続き。(大谷が松井から打った大飛球は、飛距離的に言うならMLB30のうち13の球場ではホームランだったそうです)それでもしっかり安打は出てるし、打球も上がってるので、まあ今年も打つでしょう。当然のように。

 

水原一平氏による違法スポーツ賭博報道には驚かされましたが、水原氏からの声明が一晩で真逆になっていたことから、このままではすまない雰囲気もあります。大谷が出場停止になる可能性だって、ことと次第によってはなくはない。彼の国は「まあまあ、それはそれでいいんじゃないですかね」とはなかなかならない印象がありますからね。注目せざるを得ないところです。どうなるんだろう。

 

 

昨日は朝生配信のあと、作曲を。新しい作家さんとの出会いのおかげで、自分の扉がまた一つ開いた感覚があります。ゼミ生へのコーチングの際には隠すようにしている「物作りの際の心の塊」を、彼とコライトする際は全開にしないと、とてもじゃないけど太刀打ち出来ない。しかしながら「それ」を全開にすると、気持ちが完全に無防備になってしまうので、生活に支障をきたします。そこに気をつけながら。

 

楽器を持ってMacに向かうと曲は「出来てしまう」ので、最初はなるべく何も持たず、歩いたり、本を読んだり、家事をしたりシャワーを浴びたりしながら、頭の中でイメージをする、それをどんどんボイスメモに録っていく作業をします。頭の中でその対象アーティストが歌い喝采を浴びているシーンを思い浮かべて、そこで彼らがどんな歌を歌うのか、ということをイメージするのです。これは簡単だし、いい曲ができる方法ですよ。僕はいつもやってます。

 

一番よくないのは、最初から楽器を持ったりDAWに向かうことです。メロディなんて順列組み合わせですから、楽器を触ってしまうとなんらか「それっぽい」ものは出来てしまうのです。「出来てしまったメロディ」に「魂」を後からこめるのは至難の業です。それなら「魂から作る」ことをすればいいのです。自分の身体に入っている過去の音楽の情報をフルに稼働して、イメージする。心の叫びを、頭の中で再現するのです。

 

締め切りがあまりにもタイトな場合この行程は省かれますが、「ここ」に数日かけられたら楽曲はより強くなる、僕の場合はそうです。

 

さあ、今夜は「令和ビートルズ考」の第二夜の収録を予定しています。それまで日中はご依頼いただいている楽曲の作曲作業を前に進めます。頭の中では、とんでもない名曲が鳴り響いてます。

 

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風輪!快挙のデビュー!おめでとうございます!
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成瀬英樹
成瀬英樹
3月21日 11:06

おはようございます!

 

おめでたいニュースがあります!

 

昨年から楽曲を提供させていただいております「風輪」のお二人のデビューシングル「女神-MEGAMI-」(作詞:京えりこ 作曲:田尾将実)が、オリコンデイリー演歌チャートで「1位」、総合チャートでも「4位」!同日発売の超話題曲 Creepy Nutsの「二度寝」よりも上位にランクされています!これを快挙と呼ばずなんと呼べばいいのか!

 

いやあ、誇らしいなあ、だって「風輪」最高なんだもん。人柄も音楽に対する姿勢も尊敬申し上げていますし、なんと言っても昨年見させていただいたコンサートが素晴らしかったから。お二人の好きな野球にたとえるなら、初打席で見事なホームランを打った感じですね。もちろん狙うは「優勝」でしょう。ご活躍を楽しみにしているとともに、僕たちも力になれるように、腕を磨いておきます!!

 

本当に、おめでとうございます!!!

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