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おはようございます!
昨日は朝の9時から作業を始め、結局すべてが終わったのはテッペン過ぎてました。がんばったね、自分。よくやった。
まず朝からコライト案件の修正作業と、シンガーからいただいた歌のエディット、そして何といってもコーラス録音(今回は6本)、手拍子も(10本)、そうそう忘れちゃいけないエレキも弾きました、テレキャスとリッケンをLとRに。「ふつうそれ、テレキャスが弾くよね」ってフレーズをリッケンでやり、テレでリズムの壁を作ったり。毎回少しずつ違うことをして楽しんでます。アコギも弾きましたが、イントロだけ採用であとはボツにしました。いらんかな、と。いらんものはない方がいいのです。必要なものだけ使うこと。
コライトのパートナー(今回は岸田小石氏)との音のキャッチボール。せっかく一緒にやるんだから、お互いの特色を活かして、足し算じゃなく掛け算になるようにしたいよね、なので「おおお、そう来るか」ってところはなるべく残して。成瀬の役目は「サビのスケールを大きくする」ことと「細部までメロディをあきらめない」かと。
作ってる最中は夢中だからね、いいのか悪いのかほんとは不安なんです。それでも長年のカンを信じ「きっといいものになる」と祈りながらやる。大の大人(結構コワモテ)がキラキラした曲を作って、自分たちの胸をキュンキュンさせるわけ。
ポップス作る人、みんなそうだと思うけど、自分の胸がキュンキュン言わないんだったら、誰のキュンだってもらえないんだよね。だから、まずはセルフキュンを求めて探る。肝心なのは「素敵なものを素敵だと無邪気に」喜ぶ気持ちと、「よくないものをすぐに見極めること」。
コライトの利点は、後者。パートナーの意見をすぐに聞き、反映することが出来る。逆にいいものになりそうだったら、一緒に盛り上がって作ることが出来る。
ポップスという「超短編小説」、書こうと思えば数時間で一曲書けてしまう。でもね、それは数時間で書いたんじゃなくて、僕だったら「55年と半年+数時間」だからね。そう考えると長い。そしてそう考えると、一曲一曲がより愛おしくなるんです。
間違いなく、僕の「小確幸」は、出来たばかりのお気に入りの自作曲を何度もリピートする時間、です。何度も聴きます。
大好きな声、大好きなメロに歌詞、サウンドだってそう。リスナー、音楽ファンとしての僕が、心から「これって最高だよね」って思える曲を作ったんだから。それは昨日までこの世に存在してなかったものなんだよ。こんな素敵なことってないよね。
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セルフキュン、改めて心がけていきたいです〜♪
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みきぬさんの曲は最初から最後までキュンです!
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おはようございます!
帰ってきました北海道。約一週間の神戸~東京出張、さまざまな出会いと熱いおもてなしに感謝。今は札幌の自宅で、コーヒーを飲みつつNewJeansの新作EPを聴きながら、これを書いています。今回の旅のサントラはこれだったな。
コウベリーズの『風見鶏の街で』がリリースされ、ご好評をいただいております。
今サロン「うたを作る学校」の生配信でメンバーのみんなに励まされながら作った楽曲、喜びもひとしおです。デイリースポーツさんに取材いただいた関連記事が配信されています。読んでもらえたら嬉しい。
単に「作曲家」という立ち位置であれば、楽曲がリリースされたあとは特に何もすることはないのですが、今回僕は「プロデュース」という光栄な冠をいただいています。たくさんの人に知ってもらうという仕事もあります。プロモーションなども、僕に出来ることは微力ながら、なんでもやらせていただきます。
月曜日の午後にこの日記を書き上げてから、娘に会いに多摩地区のとある大学まで行きました。駅からその大学までの道中の、たらいをひっくり返したような豪雨に夏の始まりを感じつつ。約束の時間より一時間早く着いたので大学の食堂スペースでゆっくり本を読みました。引き続き『卵を産めない郭公』。娘にもおすすめしなきゃだ、これ、おもしろい。
一緒に遅めの昼食を食べながら、一時間ほど爆笑話を聞かせてもらって(まったく、誰に似たらこんなに話がおもしろい子になるのだ)、夜は久しぶりにドライブに行こうと。世界一可愛いくて頭のいい21歳の大学生とドライブデート出来るチャンスを逃す手はない。
一旦、西に三駅先にあるホテルに帰って、アプリで車の手配をしてから、少しだけ眠った。
夜も雨は降り続いていた。ドライブの行く先はもちろん、娘が大好きな湘南鎌倉、七里ヶ浜あたり。僕たち親子の思い出の道だ。爆音で彼女のプレイリストを聴く。久しぶりの運転。安全運転を意識しながら、高速を走らせた。
NewJeansの新作はスルメ曲であるとか(「考えてみれば、これまでの作品もド派手な曲は非常に少ないよね」)
なぜある種の人々は村上春樹を難解と捉えるのか(「きっと小説に答えを求めてるんだろうね、謎が謎のまま放り出されるのがいいのに」)
そして「完璧な文章は存在しない、完璧な絶望が存在しないようにね」と笑いあった。
25時過ぎ、無事に家まで送り届ける。
「明日は一緒にモーニング食べて、本屋に行こうよー」
「いいとも!」
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歳を取るのは楽しい。
自分が55歳であることを意識するたびに僕は嬉しくなる。シワや白髪が増えようが、体力が衰えようが、それは変わらない。僕のささやかな人生、なかなかに大変な道程ではあったが、基本的には恵まれた環境にいたし、何より強い運を持っていた。
今より若い頃は、自分の中に「大きな才能」が眠っていることを強く信じて(というより祈って)、分不相応にも思えるチャレンジを繰り返し、失敗し続けてきた。
まったく、がむしゃらというか、無鉄砲というか。
もちろんそんな「才能」など、この僕の中に眠っているわけはなかった。しかしながら少なくとも、自分が持っているものをすべて総動員して戦うことは出来たんじゃないか。失敗は成功のもと、なんていうけど、僕は「失敗こそが成功だ」って思うんだ。
開店直後の大型書店で娘と待ち合わせた。スティーヴン・キング『書くことについて』とジョン・ニコルズ『卵を産めない郭公』をチョイス。娘は太宰治の『パンドラの匣』の文庫を抱えている。そう言えば僕も10代で太宰を読破した。文章のうまさにほれぼれしたものだ。その中でも『パンドラの匣』は特に印象に残っている。
青空文庫で田山花袋の『蒲団』を読んだ、すごくおもしろかったと娘は言う。頼もしい。どんどん過去の作品を自分で開拓している。大学で学んでいる文学史について話してくれる。文学ってなんだろうねって考えることが楽しい。答えなんかないし、そんなもの求めてもいない。求めるとするなら新たな「問い」なのだ。
僕が書いた文章が載っている『MUSIC LIFE』を見せてあげると「欲しい!」というので購入リストに入れる。また今回もたくさん本を買った。
立川の焼き鳥屋でランチ。ここには先月、娘のおすすめということで来たのだが、まあこれが美味いのなんの。絶品の親子丼、ボリュームたっぷりのふわふわ玉子に、卵黄を落としてとどめを刺す。出汁の味も上品でいいわあ。
「パパはもっと自分の歌を歌ったほうがいいよ、そっちが本職なんだから」と娘は言う。シンクロニシティ。パパもここんとこそう思ってたから、今年の後半はたくさんライブをやるよ! と言うと、娘はスマホを取り出して日程を確認した。「ぜったい行くね、楽しみ」
「それって、『父よ、表現者たれ』ってこと?」と僕が訊くと「そうだね」と娘は言った。
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午後に作曲生配信やります! いつも観てくれてありがとうございます。
おはようございます!
現在、6月3日月曜日の朝です。
一昨日、6月1日土曜日は神戸のホテルで目覚めました。朝、早めにチェックアウトして、神戸に来たら必ず寄る「TOOTH TOOTH ON THE CORNER」へ。僕、ここ、日本一好きなカフェかもしれません。食事も美味しいし、スタッフの笑顔も最高です。
午後イチの飛行機で東京へ。コウベリーズのプロモーションに同行させていただく。
前日ジュンク堂で買った『卵を産めない郭公』を機内でじっくり読む。村上春樹さんの初期の作品かと錯覚してしまう。天気のいい日のフライトは気持ちがいい。飛ぼうと思った人だけが、雲の上の素晴らしい景色を見ることが出来る。人生と同じだ。飛行機に乗るといつもそれを考える。
羽田空港に着く。プロデューサーのTさん、同じ便に乗っていたコウベリのみんなと合流、蕎麦を食べる。僕は一旦新宿のホテルへ。そこから下北沢へ向かうことにする。
下北沢のライブハウス「ろくでもない夜」でのイベントに出演するコウベリさんたち、この日が『風見鶏の街で』の初披露。せっかくなので僕もエレキギターで参加させていただくことに。
エレキはネロから借りた。彼のシンライン、弦高のテンション感が絶妙。人のギターを借りると、その人がギターで何をやろうと考えているか、もしくは何も考えていないか、がわかるから面白い。彼のギターは弦高はやや高めで、しっかりサスティンを効かせたソロプレイを念頭に起きつつ、細い弦を張ることでバッキングの弾きやすさもしっかり視野に入れている。
僕の場合は真逆で、弦高はギリギリまで低くして、太い弦を張っている。僕はカッティング専門のギタリストだからだ。ソロなんか弾くと音が詰まってしまうが、それでいいのだ。
コウベリのみんなのステージ、頼もしく拝見。さすが12年続いている老舗。受け継がれたものがしっかりとそこにあると感じた。「神戸らしさ」とは、伝統を受け継ぐ意思なのだ。
神戸人。自分たちの街の伝統と歴史を誇りに思う度合いが、他の都市の人たちとはまるで違う。
ちょっとキメたシャツを用意していた僕だが、この日の雰囲気は少しくだけた服装がいいなと思い、下北駅近くの古着屋で「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とローリング・ストーンズのTシャツを買ってきた。コウベリのメンバーの多数決により「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で行くことにする。
コウベリのライブが始まる。二曲歌ったあと、僕がステージに呼び出される。ファンのみなさんもあたたかく迎えてくれてとても嬉しい。『風見鶏の街で』の初披露。エレキをギャンギャン弾く。シンライン、めっちゃいい音。観ててくれたネロ曰く「僕のギターなのに、完全に成瀬さんの音になってました」とのこと。結局、「何を使うか」ではなく「誰が弾くか」なんだと思う。
終演後、来てくれたゼミ生やネロたちと歓談。その後、友人である新聞記者さんたちと軽く食事に。飛び込みで入った下北沢駅近くの台湾料理、絶品だった。久しぶりに誰かと夕食をともにしたことに気がつく。そうだよな、札幌ではいっつも一人でご飯食べてるんだオレ。たくさん笑った楽しい夜。
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翌6月2日は13時からタワレコ池袋店でコウベリさんインストア。
おはようございます!
今夜、下北沢の「ろくでもない夜」にコウベリーズのライブのゲストとして一曲ギター弾きます。もし、お時間ある方いらっしゃいましたら、ぜひご来場ください。
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昨日はあれから地下街の「Savoy」のカレーを食べたり、一冊だけ文庫本を買おうとジュンク堂に行き一ページ目の文章に惹かれた「卵を産めない郭公」ジョン・ニコルズを買ったり。少し睡眠不足だったので、午後は30分ほど昼寝を決めたり。
18時に生田神社前に集合して、コウベリーズのみんなとフォトセッション。久しぶりに北野を散策。楽しく写真を撮ったり、インドから来た旅行者と仲良くなったりなんかしながら、ライブ会場へ。コウベリーズの週一ライブを観させていただくことになってたんだけど、成瀬先生もぜひご挨拶で出てくださいってなったので、どうせなら一曲やりましょってなって。コウベリのみんなとの楽しいトークのノーカット版はここにこっそり置いておきますので、観てもらえたら嬉しいです。「君はメロディー」ワンハーフですが、しっかり歌いました。
終演後はにこいち松田くんと、FOUR TRIPS初田くんと三人で食事。ここのところのそれぞれの労をねぎらう。ほんとに初田がいなかったらどうなっていただろう。貴重な男である、初田は。
元町はトアウェストのはずれにある「3D」というワインバーへ松田と。ワインバーと言っても松田も僕もお酒は飲まないので、ノンアルコールワインをいただきながら、旧友「3D」の小川オーナーと相変わらずのバカ話を繰り広げる。
さあ、今から空港へ向かいます。ずっと飛行機に乗っている気がするんだけど、これはもう気のせいではないね。では、行ってきます!