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お疲れ様です!
昨日、成田に着いたのが正午過ぎ。そこからバスに乗って東京駅へ。で、タクシーに乗って、都内のとあるスタジオへ。某曲のオケレコーディングに立ち会ってきた。久しぶりに大きなスタジオで、久しぶりのフル生バンド。弦カルテットまで。なんと豪華な。
アレンジャーの方が書いた譜面をミュージシャンたちが初見でバリバリ演奏していく。ベースやドラムまで、すべて書き譜。艶っぽいアコースティック・ギター、制御されたエモーショナルさでアレンジを引っ張るエレクトリック・ギター。ピアノはその姿が見えなくても、よく調整されたグランドピアノの音だとわかる。音の深みが違うのだ。そして弦カルテット。パーカッションまで生だった。美しいウィンドチャイム。
やはり僕は「合奏」が好きだ。ミュージシャンとアレンジャー、A&Rとエンジニアの気持ちがぴたりハマったとき、音楽にうねりが生まれる。呼吸し始めるのだ。素晴らしいオケが生まれる瞬間に立ち会うことが出来て光栄だった。たった3テイク目で仕上がったのは、ミュージシャンはもちろん、スタッフワークの勝利でもある。いやあ、本物を見せていただきました。
スタジオミュージシャンってやはりすごい。あらてめて。
そのまま総武線と中央線を乗り継ぐ。懐かしの西荻窪を過ぎ多摩地区のとある街まで娘を迎えに行く。旅先はカーシェアが本当に便利。かつて娘たちとよく行ったカジュアルなイタリアンでパスタとサラダとピザを。どれも声が出るほどに美味しかった。おいしいね、おいしいよね、って言いながら食事をする時間が、人生の小確幸である。奔放なところも魅力な、素敵な女性に成長しつつある娘。たった一度しかない季節を存分に楽しんで生きてほしい。
パパもこの季節を存分に楽しみながら、喜んでもらえる音楽を作って行くつもりだ。クリーピー・ナッツの歌ではないが、このポンコツの操縦の仕方をようやくわかってきた気がする。もしかしたら遅すぎるとあなたは言うかもしれないが、わからないよりはぜんぜんいいじゃないか。僕はそう思う。
昨日の投稿で、ゲリラ豪雨について触れたけど、まさに昨夜、ゲリラ的なそれにあたってしまう。雨はまだいい。問題は雷だ。高い建物がほとんどない多摩の空いっぱいに広がる夜空に稲光り。デイヴィッド・リンチの映画のようだ。未確認飛行物体でも降りてくるかの幻想的な光が夜の道を照らす。
雷ってさ、音と光で怖がらせにくるよね。昔の人たち、まだ雷の正体が何たるかを知らない時代の人たちは、空が怒っていると思っただろう。雷の正体がわかったつもりでいる僕でさえ、理屈抜きで怖いもの。
さあ、またまた、機内にて書いている。もうすぐ成田に着く。飛行機は着陸準備に入った。札幌は曇っていたが、成田上空はスカイブルーに夏の雲。90分遅れで出発したが、そんなこともあろうかと早めの便を取っておいたので、現場には少し遅れる程度ですみそうだ。
昨夜はラジオの収録を。キリンジの2nd「47’45”」アナログレコードをLogicに取りこんでマスタリングをする。選曲はもちろん、曲のつながりにも気を配る。トークは台本など用意せずの一発勝負だ。納得行くまで何度もやり直す。多少言い淀んだり、声が裏返ったとしても、勢いを重視してテイクを選んでいる。いにしえのアメリカンスタイル(まだまだ格好だけだが)を目指しているからだ。
成田から東京へ向かうバスの中。今週は飛び石で東京で仕事があるので、一週間弱滞在する。打ち合わせをしたり、娘と会ったりしようと思う。それにしても、今日メールを下さる仕事関係の皆様、口をそろえて(いや、メールで、だが)「東京は暑いですよー」とおっしゃる。確かにバスから見あげた空は、北海道のそれとは違う気がする。前回(ってついこないだ、だが)の東京滞在では、猛暑にゲリラ豪雨というコンボを味わうことが出来て、体感的にはまったくもって不快指数が高かったのだが、今日もそんな感じだろうか。北海道は、夜半袖で歩くのは、たとえコンビニまでだとしても、ちと寒いくらいなのだが。
東京滞在中も、なんとかして朝生配信をやろうと思う。いい方法を考えるね。みなさん、暑さに負けそうになったら、しっかり降参して、お水を飲んだり、涼しい場所で過ごしたりしましょう、お互いに。いやあ、まったく「夏男」なんて呑気なことを言ってられない気候ではあるよね。
お疲れ様です!
昨日一日、完全休養を決め込みました。
「百年の孤独」をちびちび読みながら(おもしろい!)、ホークスとファイターズのデーゲームをテレビで観戦し(手痛い逆転サヨナラを喰らった)、たまっていた録画ものを観たり(「新宿野戦病院」最高だね)、ラジオの仕込み(レコード盤と針をしっかり掃除して、Logicにとり込むのです)に、やや長めの散歩(なんと言っても北海道、日中だって涼しいのでゆっくり歩ける)や、引越し時の段ボールを処分したり(北海道のコンビニ「セイコーマート」は段ボールを無条件でもらってくれるんだ)、部屋で探し物をしたり(娘の実家の合鍵を探してくれとのミッションコンプリート)、そんな日曜日。
時々、無性に誰かと話しをしたくなるけど、そんな時は、自分と会話してます。しっかり自分の頭でものを考えること、すごく大切だから。それでもネロや松田くんや友人などから電話がかかってきたりするし、ナッポさんはコライトの進捗を丁寧にお知らせしてくれるし、ちっとも寂しくないよ。
今日も朝からいくつか事務仕事を片付けてから、作曲レッスン。ゼミ生のデモでは僕がギターを弾いて差し上げます。「採用など遠い夢」だったゼミ生も、身近に成功者が出たもので、かなり自分ごととして考えられるようになってきています。がんばれ!
僕は今週分のラジオを今から収録します。明日早朝、東京に飛びます。しばらく滞在するけど、レッスンとかは普通にやりますからね。
あ、あと、株価の暴落はエグいですけど、NISAとか始める前に徹底的に本を読んで、歴史を頭に入れてるので、そちらに関しては焦ることはないかな。音楽もそうだけど、歴史を知るのって本当に大切。株価って、落ちたり上がったりを繰り返しながら、長い目で見ると右肩上がりになるものなんだ。NISAって僕の場合、長期積み立てだから、何にも考えなくていいの。てか、そもそも、「これさすがに増えすぎやろ」って思ってたから。バブルみたいに株価上がってたものね。
なんでもそう。ジタバタしないように。自分の頭で考えて、自分で調べるってことね。
おはようございます!
さあ、今朝はコライト生中継から始まります。トラックメーカーさんに許可を得ての、成瀬英樹による「トップライン作曲生中継」!
まったくの一から、メロはもちろん仮歌詞の完成まで全部お見せします。いつもはだいたい3時間くらいで終わってますが、果たして今日の曲はどんな感じになるでしょう!楽しみ!よかったらコメントで応援してね!
朝起きてしっかり心を整え終えました。さあ、始めます。
お疲れ様です。
昨日は朝起きてすぐにラジオの収録。前日に仕込みだけしておいたし、構成は頭の中で大体できていたから、すんなり終了。
続いてZoomレッスンで作曲セッションを。一箇所コードを変えて、メロディを調整しただけで、全体のバランスが良くなった。
エスコンは14時開始のデーゲームだった。僕の理解が正しければ、8月1日木曜日は平日のはずなのだが、球場は超満員、チケットは売り切れだ。いくら世の子供達が夏休みといっても、平日にデーゲームをして成功させるそのチャレンジングな感じ、大好きだ。
以前にも道内の学童や学生たちを招いて遠足がてらの平日デーゲームを大成功させたファイターズ、非常に気が利いている。野球ファンにはシルバー世代も多い。平日はナイターよりデーゲームが観戦しやすい層もたくさんいるのだ。僕だって平日デーゲームだったら絶対行くかな。夜じっくり仕事できるしね。
試合の方はついに「覚醒の季節」を迎えた清宮幸太郎のスラッガーらしい一発から始まった、追いつ追われつのシーソーゲーム。バファローズ(僕はこのチームの前身球団の大ファンであったのだが)は手痛いミスにつけ込まれ点を取られていたのと対照的に、ファイターズは気持ちよく一発でガンガン失点。観ている方は悔しくも最高に楽しい展開。
試合中もずっと、細かい作業をしていた。夜の全体Zoomの仕込みをしたり、日記を書いたり、あちこちにメールを送ったり。前日はここでメロダインを使ってボーカルのエディットをしていた。ぜんぜん出来る。立ち見バンザイ、ハイカウンター最高。どこでも仕事が出来るって素敵。
初回からずっとライト外野一階後方のカウンターで立って観ていたので、さすがに8回あたりに足が悲鳴を上げてきた。バックスクリーン後方にある「そらとしば」というオープンなカフェに移動し、ノンアルビール飲みながらモニター観戦をキメる。
試合中はこれら飲食施設は比較的空いているので、ゆっくり座ることができる。9回表に、ファイターズはクローザーの田中正義を投入したので、僕も生観戦に戻ろうと、レフトポール下のカウンターに移動。ここは死角がほとんどなく、ブルペンもよく見えるかなりのベスポジだと知る。次からはここで観よう。
長く野球を観ていると、試合の流れはだいたいわかってくる。9回裏にバファローズは左投手を投入。一番から始まるファイターズの打線は、一番と三番が左打者ということもあっただろう。特に三番は今のプロ野球で一番怖い打者といってもいい清宮だ。ここを抑えることにポイントを置いた左投手の選択だっただろうけど、僕としては二番に入っている右の巧打者郡司に左をぶつけてくれたことで、勝機が見えた。清宮の前で一つ長打を打って一死二塁あたりを作れたらいいのになと。
そうしたらどうだろう。郡司はレフトスタンドに文句なしのサヨナラホームランを打ち込んだ。
ボールが上がった瞬間、すべての観客が何が起こったかを理解し、ボールの滞空時間にそれぞれの祈りを捧げた。レフトポールあたりにいた僕は、ちょうど真横からそのサヨナラの打球をじっくり堪能することができた。野球観戦で一番盛り上がるのは何といってもサヨナラホームランだ。最高の一日だった。
それにしてもファイターズは、観戦するたびに「マイ今年のベストゲーム」を更新してくれる。僕としては8月までこんなヒリヒリした戦いが見られるだけでオッケーだ。あとは楽しく、やりたいようにやってほしい。そりゃ勝つに越したことはないけど、このチームは「勝つ」以上の喜びを僕に見せてくれる。1989年の近鉄バファローズ、1992年の阪神タイガース、1998年のニューヨーク・メッツ、2001年の近鉄バファローズなどにも匹敵する、ドラマティックな素晴らしいチームだ。
夜は全体Zoomだった。新しく入ったナッポさんや大津美紀さんは強い楽曲を複数曲出してくれた。結果、ナッポさんと僕がコライトした楽曲がBINGO大賞とあいなった。僕、ネロ、マツダあたりに、超トラックメイカーであるナッポさんと、超メロディメイカーの大津さんが入ったことで、競争がより活発に楽しくなった。ライバルたちの作品を聴くことができ、切磋琢磨する。
それににしても、ネロの独創性、マツダの安定感も素晴らしい。
全部で21曲を聴くという長丁場。どなたかゼミ生の方が「さすがに20曲以上いっぺんに審査するとなると訳がわからなくなってくる」と発言されていたが、これ、大切な感覚である。楽曲コンペとはその中で目立たなくてはいけないのだ。普通の曲、ありきたりの曲、何となく書いた曲で勝てる道理がない。そこを理解いただきたいから。
今日も札幌は夏空のいい天気だ。部屋の窓を開け放して、部屋の中の風を入れ替える。エアコンは必要ない、十分涼しい。うん、いまのところ、最高の夏を過ごせている。