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10月10日(木)
朝7時35分発、新千歳空港からのジェットスターで成田へ。少し寝坊したせいで、慌ただしく搭乗手続きを済ませ、すんでのところでフライトの時間に間に合う。野球関係のYouTubeをいくつかDLして機内でチェック。揺れの少ない快適なフライト。
成田からバスで東京駅へ。そこから地下鉄東西線で早稲田まで。地上出口あたりで娘と待ち合わせ、早稲田大学内の「村上春樹ライブラリー」へ歩いて向かう。
ここは春樹さん関係の本がすべてそろっているのはもちろん、地下には気持ちの良いカフェがあって、春樹さんのお店「ピーターキャット」に置いてあった本物のアップライトピアノなんかが展示されていたり、春樹さんの書斎を模した部屋を眺めながら、美味しいサンドイッチを食べることが出来たりもする。
僕は『’THE SCRAP’ 懐かしの一九八〇年代』を手にとって読む。このエッセイ集、1987年にリアルタイムで買った。当時は80年代のど真ん中だったわけだったから、このタイトルはかなり人を食った「メタ」なものだったんだけど、今となってはもちろん80年代は普通に懐かしくなってるわけだから、ニュアンスは伝わりにくいね。
お茶を飲みながら、娘と村上春樹クイズを出題し合う。お互い、かなりマニアックな問いを立てる。あの主人公があの時読んでいた本は? 春樹さんが長編化したかったがかなわなかった初期の短編は? など、マニアックな頭の体操。娘と同じものを好きでいられるのはとても幸せだ。そう、彼女も僕と同じで、好きになったら全部行っちゃうタイプ。
娘とお揃いで、安西水丸さんのピンバッヂやキーホルダーを買う。
夕方から新宿で映画『トップガン』をやっているので観に行こう、と娘が言う。それこそこの映画は1986年上映「懐かしの80年代もの」だ。当時僕は18歳、確かにロードショーで観た記憶はあるが、一体誰と観たのかがまるで思い出せない。
その前に新宿の「Shake Shack」で腹ごしらえ。いつ食べても美味い。「パパのツイッターの過去投稿をたどってたら、Shake Shackが日本上陸する前に、パパアメリカで食べてるよね、すごい」と娘。そう、2011年、ニューヨーク「シティフィールド」のShake Shackで僕はそれを食べている。かなり並んだんだよな、あの時。
東急歌舞伎町タワーの中にある映画館、安い席でも4500円する。高い席はもっとする。予約する際、一瞬怯むが、まあ普段「飲む打つ買う」はまったくしない、お金もほとんど野球場と本でしか使うことがないので、娘と良い席で気持ちよく映画を観るくらいええやんか、と奮発。
これが大正解で、4500円払ってもまた観に来たい映画館だった。シートはふかふかだし、前後も横も非常にゆったりしているし、上映前後はラウンジでゆっくり夜景を見ながらくつろぐことが出来る。ポップコーンとソフトドリンクもサービスされる。
坂本龍一さんが監修されたという音響も素晴らしい。『トップガン』は広義で音楽映画と呼べるものだし、ベルリンもケニー・ロギンスも素晴らしいサウンドで聴くとなかなか良いものだ。実にストーリーは都合よく進んで行くんだけど、若きトム・クルーズのあまりのかっこよさに、いろんな細かいことはどうでもよくなる。観終わった感想は、あれ? こんなに良い映画だったっけ、である。
その足で紀伊国屋書店に。娘が幼い頃からずっと、本だけはいくらでも買ってあげることにしている。パパに出来ることはそれぐらいしかないからだ。今では、僕など足元にも及ばない読書家になった娘。逆に古典文学などをおすすめしてもらうほどだ。
僕は旅行中なので本は買い控えたが、娘は数冊かかえて持ってきたので買ってあげた。パパのおすすめも。本ってのは、買って本棚に置いて置くだけでいい。読みたくなったら、読むべき時が来たら、ゆっくり読めばいいのだ。
紀伊國屋の2階奥のスペースで「ノーベル文学賞発表」をパブリックビューイングしていた。なんとなく流れで、我々も参加する。まさか春樹さん、獲ったりしてね。いや、それはないよね。なんて話しながら。受賞したのはハン・ガンだった。
村上春樹さんは「ノーベル賞などいらない」と公に発言している。にも関わらず、なぜか人々は「それ」を期待し、なぜか人々は獲れなければ「今年もダメだった」「残念」などという。僕にはまったく意味がわからない。
娘と新宿駅で別れる。彼女は多摩方面行きの中央線に。僕は定宿に向かうために小田急線に。
「また、あさって会おうね!」
10月11日(金)
世田谷区の宿で目覚める。旅の疲れが腰に来ているので、朝からやっているサウナを検索すると、渋谷に一つあった。リハーサルは13時から下北沢で。そうだな、今から行けば渋谷に9時には着くだろう。一旦楽器を下北のスタジオにあずけてから、渋谷に向かう。
サウナに行ったのは正解だった。腰も喉も、身体のキレも取り戻せた。1時間ほどゆっくりしてから、東横線で代官山へ髪を切りに。内田さんと楽しくトークしつつ、最近来られたミュージシャンのみなさんのお話を伺う。忠英さん、新川さん、みなさんお元気そうだ。なにより。
東横線で渋谷に戻り、井の頭線で下北沢に向かう。お昼前、目についたパン屋に入りサンドイッチとコーヒーの朝食を。LAとSDの決戦をiPadで楽しむ。
リハスタに少し早めに入って、心を整える。小石くん、ネロ、伴さんと続々登場。久しぶりのOn The Beach。今回サポートをお願いしている矢舟テツローくんも集合して、セッション開始。
リハ後、いつもの下北の野外スペースで、4人でビールやコーヒーを手にくっちゃべる。伴さんはロックの生き字引みたいな人だから、往年の話が出てくる出てくる。
僕が好きなのは『チープ・トリック at 武道館』に収録されたその公演を、伴さんが観に行った話。何度聞いてもうらやましい。そうしたらなんとRCサクセションの『ラプソディー』を収録したライブの現場にも伴さんはいたと言う。どちらも僕の10代を彩った、最高にご機嫌なライブアルバム。ロックンロールの最良の季節を捉えたものだ。いいなあ。
ネロに車で宿まで送ってもらう。宿の近くに銭湯があると知ったので、歩いて向かう。昔ながらの銭湯は、かなり空いていて、一日の疲れをじっくり癒すことが出来た。
10月12日(土)
宿を10時にチェックアウトする。ハードケースに入ったリッケンバッカーはネロが預かってくれているのでずいぶん楽に渋谷まで移動出来た。
仕事を「なめてる」人が、僕は嫌いである。音楽家って、ちょっとだけでも著名だと全員「プロ」って思ってしまうかうもしれないが、そんなことはない。プロの中に、大勢の「自称プロ」がまじっている。
で、彼らは実に「ステルスアマチュア」だからタチが悪いのだ。
彼らは、よく考えたら「自分の名前」で何も成し遂げていない。自分名義のヒットもなければ、自分名義で小さなワンマンライブを主催することすら出来ないのだ。そして、メジャーの洗礼を受けていないからか、本当に基本的なマナーを知らない。
「あれ? こんなこともできないの」「え? こんなルールも守れないわけ?」そして、「え、これくらいしか弾けないで、プロの看板出しているわけ?」となる。
誤解しないでほしい。「弾けない」のは罪ではない。「弾けるまで練習しない」のが罪なのだ。
そして「過大評価」は罪ではない。まわりに引き上げてもらえる運が良かったんだろうし、それだけの音楽性を持っているんだろう(マジで知らんけど)。しかしながら、「過大評価にあぐらをかいて、やるべきことを怠る」のは罪だ。
まさにコバンザメだ。
僕は、ダイバーなので、石垣の海の中で、何度もコバンザメを見たことがある。マンタのお腹にピッタリとくっつくコバンザメたちは、潔く優雅ですらあった。自分をコバンザメとして誇りを持っている。コバンザメはコバンザメで良いじゃないか。
自分がマンタだ、と勘違いさえしなければ。
結局、リハーサルは4人で入る。しかしながら僕たちはもう2年以上一緒にやっているので、当日リハは実は不要なのだ。なので、ムードを保つために、ストーンズやフーをたくさん演奏してウォーミングアップする。(スタジオ代はしっかり飛んでいく)
渋谷から原宿まで、タクシーで移動。4人ぎゅうぎゅうになって乗り込む。楽しい。早めにクロコダイルに入って、リッケンの弦を張り替えたり、セッションの歌詞を身体に入れるために何度も聴き、何度も歌う。自分のライブより、セッションの方が責任重大だ。なんと言っても、憧れのシェイクスの曲だからね。
黒水兄弟はじめシェイクスのメンバーが続々入ってくる。まずはシェイクスのリハから。伸一さんも厚ニさんも、めっちゃギターの音、でかい。最高だ。これがロックンロールだ。
そして、全体セッションのリハ。シェイクス1986年(またここでも懐かしの80年代!)の『ワイルドキャットとドライブ』の1番を歌わせてもらうことになっている。リハだろうがなんだろうが、ここで一発で120パーセントの力を出さなければいけない。自分が出来ることのベストをその場で出すのが「プロ」だと僕は偉大な先輩たちから教わってきた。
本番では200%を出す。
On The Beachのリハも滞りなく終了。ここから本番までの時間が僕はすごく好きだ。今回もやるべきことはすべてやった。やるべきことをやること、それだけだ。
On The Beach、いいステージが出来た。メンバーとお互いを労いあった。一年かけてゆっくり準備してきた大切な夜だったからね。4人の息もぴったりだった。お客様の素晴らしい雰囲気のおかげである。ライブの半分以上はお客様が作る。ミュージシャンが出来ることは普段の力を出すよう努力すること、それを「もっともっと」と引き上げてくれるのは、お客様の声援や表情なのだ。ホントなんだよ、これ。
シェイクスのアンコールで僕はステージに呼ばれ、『ワイルドキャットとドライブ』を歌った。18の頃夢中で聴いていたナンバー。大サビのコードが最高で、僕は当時しっかりパクって曲を作った。『I Know I Know』という曲だ。僕が当時やっていた「サイレンツ」というバンドの主要曲だった。僕はあの頃から僕だったんだなと思ったり。
ラストはストーンズ『Satisfaction』を。伸一さん、僕、信夫さんと順番に歌っていく。自己採点だが、僕も伸一さんに負けてなかったんじゃないかな。なんてね。ストーンズはそれこそ、10代の頃、何度も何度も弾いたり歌ったりした、僕という音楽家を作ってくれたバンドだから、ベストを尽くした。
うたつくメンバーや、ゼミ生たちと少しお話し出来た。みなさんが僕を信じてくれているおかげで、僕はこうやって音楽活動が出来ている、心から感謝申し上げます。全力を尽くした、楽しんでもらえたと思う。
終演後、シェイクス黒水兄弟とじっくり話す。また来年やりたいねと言っていただけた。その言葉が僕の「アワード」だ。共演者に認めていただけることが、最高なんだ。ネロも小石くんも、いいステージが出来た、いいイベントに参加出来た興奮が冷めない。
娘も友人たちと一緒に観に来てくれた。「作曲も大事だけど、ちゃんとライブをやらないと、老けるよ、パパはステージで歌うのが仕事でしょ?」とある時言ってくれた。僕は逆に、こんなトシになってしまって、ステージに立つことを娘は嫌がるんじゃないかって思ってたから、この言葉はすごく嬉しかったんだ。
ステージから、楽しそうに一緒に歌ってくれる娘がよく見えた。
明日の朝は新宿発の始発。軽い打ち上げが終わったのはもう「てっぺん」過ぎていたので、新宿のサウナで2時間ほど疲れを癒し、4時半の始発まで深夜喫茶で珈琲を飲んで過ごす。眠らない街とはよく言ったもので、真夜中にもかかわらず、普通に混んでいた店内。さすが、新宿。
10月13日(日)
朝7時台のジェットスターで成田から新千歳へ。飛行機に乗っているのを忘れるほどに、揺れのない快適なフライトだった。そう言えば前回の本州への移動は台風の影響で上下左右にめちゃくちゃに揺れたよな。
新千歳駅から北広島駅まではJRで一本、20分くらいで着いてしまう。駅からタクシーでワンメーターでエスコンフィールドだ。クライマックスシリーズ第2戦を観戦。
この日のチケットはXで見つけた入場券。コカコーラゲートで待ち合わせて、電子チケットを受け取る。30代くらいのファイターズのユニフォームを着た女性。1500円のチケットを2500円で、と彼女は言うが、僕は3000円払わせてもらう。このプレミアチケットが2500円は安いからね。
ネットでは軽く1万超えているが、きっとそれでも売れているだろう。入場券、要は立ち見席だよ。エスコンフィールドの北海道のファイターズファンの熱がご理解いただけるかと思う。
クライマックスシリーズの相手がロッテと決まった時点で、初戦の負けは覚悟していた。佐々木朗希が本調子であれば、世界中どのチームが相手だろうと点など取れないからだ。大舞台に強い彼がしくじることはないと読んでいたが、やはりそれは当たっていた。
その流れでの第2戦、負けたらシーズンが終わる試合。バックスクリーン上にある「そらとしば」というカフェでモニター観戦することに。場内の歓声、雰囲気を楽しみながら、大きなスクリーンで試合を観るのもこの球場の楽しみ方の一つだ。
試合は劣勢。9回裏ワンアウトまで、1点差で負けていた。試合展開的にもまるで打てていなく、場内は敗戦ムードが漂ってきた。
しかし僕は、心の中で「BELIEVE」と唱えていた。終わるまでは終わらない。ヨギ・ベラの名言を胸に刻んでいる。2021年、シアトルでミッチ・ハニガーの起死回生逆転タイムリーを目の前で観た際、僕は「BELIEVE」出来ていなかった。無理なんじゃないかと思っていた。ミッチのヒットが僕の目を覚せてくれたのだ。どんな時でも、最後まで「BELIEVE」すること、それが何より大切。あきらめた瞬間に、終わる。
バッターはファイターズが誇るスラッガー万波。初球、高めのストレートを「マン振り」して、2回席に届く大ホームラン。このときの場内の歓声、喜び、興奮を、あなたにもわけてあげたい。
試合後のインタビューで万波は「下心ムンムン、狙ってました」と言った。ここで打てなければシーズン最終打席、終わってしまう崖っぷちでホームランを狙える彼は、やるべきことをここまで完全にやってきたんだ。だから、狙えたんだ。
僕も自分の甘さを痛感した。BINGO! というチームを作る上で、On The Beachというバンドを運営する上で、本気で勝ちに行かないメンバーを温情で残したり、やる気のないメンバーを叱責しないでいる自分の甘さに。
成瀬よ、まだお前は「いい人」でいたいのか?
いざやって来るチャンスに、全力でホームランを狙いに行くメンバーだけで、僕はこの先戦って行こうと心に決めた。じゃないと、オレたちみたいなポンコツに、勝てる道理はないだろう。僕を信じてくれるメンバーに結果を出させてあげたい。それが彼らの夢なら、かなえさせてあげたい。
たるんでるやつ、なめてるやつ、ステルスアマチュア、みんな戦力外通告だ。
10月14日(月)
クライマックスシリーズ最終戦。勝っても負けてもこの日で決まる。
14時プレイボールだが、僕は10時にエスコンに着いて、お気に入りのライトスタンド後方のハイカウンターをゲット。ここから数時間、立ちっぱなしの観戦だが、大好きなベースボール、それもポストシーズンの大切な試合だ、何にも気にならない。
この日で54試合目の現地観戦になる。オープン戦の初戦から観ているから、今年のファイターズの大躍進には相当な思いがある。あの3月の時点では、外野フェンスまでボールを運ぶ選手も少なく、2年連続の最下位チームむべなるかなと感じていたものだが、春先の郡司、田宮の活躍、初夏には水谷の大ブレーク、夏以降は清宮とレイエスの大覚醒、それらを目の前ですべて観ることが出来た。どんなに仕事が忙しくても観戦をサボることはしなかった。球場で野球を観ながら、メロダインでピッチ直したりもしたなあ。
「大好きな球場で、じっくり野球を観る」ことが僕の『LIFE』だ。「それ」が僕の一つの夢だった。いつか大好きな街で、大好きな球場で、じっくり野球を観ることが。
しかしながら、日本には移住を促すほどの球場はなかった。だから僕の「それ」は例えばボストンだったり、シアトルだったりのイメージだった。
昨年、エスコンが出来、観戦して、ついに日本にも本物の「ボールパーク」が出来たのだと感激した。エスコンフィールドに僕は恋をしたわけだ。そもそも札幌という街が僕は大好きになっていたので、移住を妨げるものは何もなかった。あるとすれば、自分の中の「常識」という枷だ。「普通、そんなことしないよね」「普通、音楽家は東京にいるべきだよね」「普通」「普通」…。
移住をしたところで、僕に失うものは何もなかった。もし食えなくなったら、どこかで雇って貰えばいいだけだ。食えなくなるまでには一定の時間があるだろうから、それまでに何か思いつけばいいだけだ。
友人知人がいないことも、特に気になるものではなかった。住むところは静かな街だが、都会の真ん中でふた駅利用で、どちらの駅までも数分なので、車も必要がない。病院もコンビニもある。孤独はクリエイティブには絶対的に必要な条件だ。文学や音楽は、孤独な心にこそ響くものだ。友達を作りにここに来ているわけではないので、時間があれば、本を読んだ。映画を観た。
一人で。
野球観戦も何試合か娘が来たり、友人が来たりをのぞけば、一人で観戦した。さみしいと思ったことは一度もない。僕はスコアをつけながら、じっくりベースボールを楽しむのが好きなので、一人であってもなんの問題もない。
そして今は、こうして、ネットでみんなとつながっていられる。ゼミ生とのZoom、BINGOメンバーたちとの全体ミーティング、毎日のように配信して、作曲して。
札幌に移住して、本当に良かったと思う。来年再来年の僕が一体何をどう考えているのか、僕にだってわからないしとても楽しみであるのだが、この半年は本当に楽しかったし、仕事も充実していた。『動く唇』も『愛の乱反射』もこの街で、この部屋で作ったのだ。
2点を先制されたファイターズだったが、なぜだろう、まったく負けている感じがしなかった。そして当たり前のように同点に追いつき、勝ち越し、勝利した。選手たちは皆、泣いていた。ファンも皆、泣いていた。僕も清宮の涙にもらい泣きしてしまった。
ホークスとのファイナルシリーズは相当に苦戦するだろう。チームの作り方がまるで違うから。ありていに言うと、ギャラの総額がまるで違うのだ。ホークスは勝って当たり前の王者だ。ファイターズは前年最下位から、ここまで来た。ここが一つの到達点なのだ。泣いていい。
そして、やっぱりそんなギャラ総額が高いチームをやっつけてほしい思いもある。ファイターズの若い選手たちは大いにファイナルステージを楽しんでほしいって思うんだ。
メンバー限定にはなりますが、配信やります!
お疲れ様です!
On The Beachライブ、皆様本当に応援ありがとうございました! ご来場いただいた皆様、ご購入いただいたCDのおかげで、メンバー全員に謝礼もすることが出来ました。音源や動画などはもう少しお待ちくださいね。
ライブの話はたっぷり、明日以降の朝生で話しますね!
オンビーライブの後、新宿のサウナに行ってお風呂に浸かり、そのまま深夜喫茶で朝まで時間をつぶして、4時半の電車で成田に向かい、7時半の飛行機で北海道に帰ってきまして、午前11時にはエスコンフィールドにいました。14時開始のCS、第2戦目、今季53試合目観戦は歴史に残る大逆転劇でした。この試合に負けたら、今シーズンが終わるところだったので、一点負けてて9回表ワンアウトでの万波の起死回生、同点ホームラン、感激で言葉を失いました。
ファイターズには今年、生きる力をもらいました。さあ、今日はCS勝ち抜けを決める試合。思いっきり楽しんできます。
おはようございます!
今僕は、世田谷区の定宿でこれを書いてます。あと1時間でドジャーズとパドレスの決戦が始まります。
野球に興味のない方には「なんのこっちゃ」かもしれないけど、今日の試合、選手たちにとってもファンにとってもWBCよりもずっとずっと重要な一戦です、と言えば少しは伝わるかな。
何度も言うけど、僕は世界で一番好きじゃないチームがLAドジャーズ。そして、ナショナルリーグではパドレスを強く応援している身。
翔平をやっつけるダルビッシュに期待です。
Beat LA!!
そして、北海道ではファイターズとマリーンズの決戦が。マリーンズ、ローキなんだよね先発。まずいなあ。僕は明日の早朝の飛行機で北海道に戻って、2戦目とあれば3戦目を現地で観る予定。
さて!
今夜僕は19時からクロコダイルで「On The Beach」のメンバーとして、ライブやります。
年末の伊藤銀次さん&竹内美宥さんと一緒にやったまほろ座公演以来ということになりますね。
お時間ある方、ぜひ、お越しくださいね。15時くらいまでならこちらに、それ以降はお店にご連絡ください。
「新しい音源4曲 +リハ動画2時間超セット」も大好評発売中! 今回のライブにはスケジュールの都合でご参加できなかった小泉信彦さんも、音源にはあっと驚く形で参加していただきました。めっちゃウケるよ。聴いてくれた人へのサプライズ、お楽しみにね。
昨日はその「On The Beach」のリハでした。今回サポートの矢舟テツローくんもご機嫌な仕上がりだし、オンビーのメンバーで音を出すのは本当に楽しいね。我らプロのアマチュアバンドですから。楽しくなければロックンロールじゃないよね。
そして、なんと言ってもTHE SHAKESとの共演! 昨夜は遠足の前日のような気持ちだったよ、うまく眠りに入ることが出来なかったな、嬉しくて、ドキドキで。いくつになっても、エレキを持ったらロック少年だからね。憧れの先輩たちとご一緒できる幸せをかみしめてます。
そして昨夜は、ついに! 僕も作詞作曲に参加している、風輪さんの「人生TENKI」のMVが公開されました。美しいお二人のお姿とハーモニーに酔いしれてくださいね!
では、今日もお互い、がんばりましょう!