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生配信!作詞講座!
メンバー クリエーターズ 成瀬英樹ゼミ 〜プロ作曲家養成〜 成瀬英樹ゼミ 分割プラン 旧プロ養成コース
成瀬英樹
成瀬英樹
8月22日 12:14

おはようございます!

 

今日の生配信は、久しぶりの「作詞特集」。実際の成瀬の曲の作詞過程を追った「感想戦」にプラスして、ゼミ生の楽曲に歌詞をリアタイでつけて行きます。

 

アーカイブも残しますので、ぜひじっくりご視聴下さいね。

 

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作詞コンペ、開催します!
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成瀬英樹
成瀬英樹
8月21日 12:19

おはようございます!

 

昨日の久しぶりの生配信、ご覧いただきありがとうございます。その中で少し言及しました「歌詞コンペ」を久しぶりにやってみようと思います。当サロンからsproutさんやMIKINAさんが「作詞家デビュー」を勝ちとったのは記憶に新しいところであります(詳細情報、もう少しお待ちください)

 

そんなことあるの? って奇跡だって起こすことが出来る、起こることがあるのが、この世の中のおもしろいところですし、「うたを作る学校」のユニークなところでありましょう。

 

それでも、僕はこう言います。すぐに結果を求めないで、ご自身の技術をあげたい、力を試してみてたい、学んだことを確かめたい、など、純粋にまっすぐ「作品」に向き合う気持ちでトライしてもらえたら嬉しいです、と。

 

今回のお題は少し難しいものにはなりますが、成瀬作曲、ネロもしくはマツダの編曲で、必ず配信リリースされるものです。謝礼もお支払いしますし、印税も入るようにはからいます。(もちろん、さまざまなご事情で印税をキャンセルする場合もご相談ください)

 

ゼミ生のみなさんはもちろん、メンバー、クリエーターズぜひ、こぞって、コンペに参加してください。締め切りは8月28日(水)です。↓こちらから要項をDLしてくださいね。

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札幌に帰って来ました!
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成瀬英樹
成瀬英樹
8月20日 17:17

お疲れ様です。

 

昨夜、雷のため2時間遅れの成田からのフライトで、札幌に帰って来ました。いや、「人生で一番印象的な夏」になったんじゃないかな。風輪さんのレコーディングやLIVEに伺った以外は、ほとんど部屋で作曲したり読書したり、あとは娘たちと本屋行ったりパスタ食べたりオムレツ食べたり。そんななんにもしない夏だったんだけど、それでも、だからこそ。

 

そう、18日の風輪さんのツアーファイナル東京公演にネロと伺いました。いやもう、ただただ素晴らしかったです。音響トラブルもあったりでしたが、見事にそれすら味方につけていて。風輪さんの楽曲を弊社の作家たちと一所懸命作っていたのが去年の夏でした。あれから、見事にメジャーデビューを飾られ、チャート一位も獲得され。そして、満を持してのセカンドシングルが10月発売、決定しています。それに関して、もうすぐ嬉しいお知らせがどかーんと出来ますので、どうぞ楽しみにお待ちください。

 

何人かのゼミ生のみなさんとZoomレッスン。Doo Wop専門のソングライター「テリーさん」はゼミを卒業して、BINGO! の作曲家になりました。パチパチパチパチ! おめでとう!

 

テリーさんのミッションは「令和のチェッカーズ、ラッツ&スター」のようなDoo Wop歌謡のヒットを作ること。そのアイデアが新鮮なうちに(ご自身の中でも、クライアントさんにも)決め手となる一曲を掴んで欲しいと願います。

 

テリーさんの現在のところまでの大成功には、僕も随分と自信をつけさせていただきました。だって彼、半年前は「mp3ってなんですか?」って言ってましたからね。

 

作曲家になる道は非常に険しいですが、だからこそじっくり、楽しくやっていきたいと思ってます。だって楽しいことじゃないですか。元々は。学校や仕事が終わったあと、自分で時間を工面してそれでも作りたかったし、歌いたかったんだもの。楽しもう、一緒に。

 

そんなわけで、また今日から、みなさんと楽曲を作って行きます。配信、今日はご挨拶だけになってしまいましたが、それでも観てもらえたら嬉しいです。

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2024年8月15日
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成瀬英樹
成瀬英樹
8月15日 21:20

お疲れ様です!

 

一昨日から昨日の午前中にかけて「POP A to Z」を録っていました。もろもろ、やや予定外の展開により、機材が揃わない中の「The Kinks」特集。いや実は、札幌の部屋でアナログ盤、揃えていたんですが。今週はダウンロード購入したファイルにてお届けさせてください。渾身の特集、聴いてもらえたらとても嬉しいです。

 

キンクスは僕にとってとても大切なバンド。中二の時にFMで聴いた「You Really Got Me」の衝撃。高校の時、憧れていた友人(ボーカリスト)が僕をギターで誘ってくれて、一緒にやろうって、何曲かのキンクスの曲をカセットに入れてくれました。それには「Tired Of Waiting For You」「Just Can’t Go To Sleep」「Stop Your Sobbing」などが入ってて、僕はそのシニカルなのにメロディが綺麗で、とっつきやすいのに凛としているバンドサウンドにまいってしまった。

 

当時大好きだったThe Jamが「David Watts」をカバーしていたし、The Pretendersのデビュー曲は「Stop Your Sobbing」(プロデュースはNick Lowe!)だし、それぞれ断片的に好きだった人たちがつながっていくのを知るのがとても楽しかった。ビートルズ、ストーンズ、ときたら、次はキンクスだよなって思ってた。10代の僕はイギリスのロックに夢中だったからね。

 

95年くらいだったかな、来日公演にも行った。僕と同じくキンクスなど英国ロックが大好きな弟と一緒に行った。かっこよかったな。どうしてもレイ・デイヴィスのサインが欲しくて、終演後出待ちして、レイが乗ったワゴン雨の中走って追いかけたり。何をしてんねん、って話なんですが。笑

 

そんなわけで、今週も聴いてもらえたら嬉しいです。

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あらためて「F-G-Em-Am」を見直そう!
成瀬英樹
成瀬英樹
8月13日 9:17

おはようございます!

 

今日も朝から暑いですね。近くのファミレスまでのたった七、八分で、暑さで身体がとろけそうになります。視界はかすむし、息が苦しくなる。東京の夏、まったくたまったもんじゃありません。

 

宿泊先にWi-Fiがない上に僕のモバイルプランはデータ量に上限があるため、ちょっとテザリングなどやってたらあっという間に通信制限がかかり、月末には電波難民になってしまう。実際先月は大変なことになりましたから。

 

しかしながら、ネットが必要な際に毎回ファミレスに行って、ドリンクバーやかき氷で長居するのもなかなかにタフになってきたなので、思い切って昨日、楽天モバイルに乗り換えしてきました。隣駅の立川まで行ってものの10分くらいで変更完了。本当に便利な時代になりました。

 

そんなわけで、今は部屋から快適にテザリングしております。

 

 ♨︎

 

さて、今週はお盆休みSPということで、「ポップスの作曲法」のシンプルな基本に立ち返りたいと思います。この夏、みなさんに徹底的にやっていただきたいのが「F-G-Em-Am(KeyがCの場合)」進行でサビを書いてほしいということ。サビだけでいいんです。AメロやBメロはあとで何とでもなります。この進行でキャッチーな「サビ」を書く作家が、J-POPを制します。

 

例えば、僕のブレイクスルー楽曲、弊社の社名にもなっております2007年AKB48の「BINGO!」のサビ。

 

この曲の成功は何と言ってもサビ頭メロに「BINGO BINGO」と言葉を乗せられた秋元先生のおかげであります。例えばここの言葉が普通の「もっともっと」とか「きっときっと」だと、「サビ」にすら聴こえてこないはず。ここは「BINGO BINGO」でなければならなかった。

 

ポップスとはメロディにうまい具合に言葉がハマった時に、一気に爆発するんですね。

 

 

続いて、僕の代表作、2016年AKB48「君はメロディー」です。
 

 

こちらもサビの進行は「F-G-Em-Am」。二つ目のGが「G on F」になっておりますが、それはあくまで細かいバリエーションの一つで基本は「F-G-Em-Am」です。

 

こちらも、サビの歌詞にご注目。ここがもし「メロディ、メロディ」ではなく「いつか、僕が」とか「君を、君を」なんかだとサビにすら聴こえてこないでしょう。

 

かように、この「F-G-Em-Am」進行で名曲をものにするには、メロディ単体で考えるのではなく、必ず言葉と一緒に考えるようにして下さい。この進行、流れるように美しい反面、キャッチーな言葉を乗せないと「単に流れがいい」だけのメロになりがちです。つまり「これってBメロじゃん」的なメロになってしまう。そんなものが出来た場合は、デスクトップに「Bメロ」と名前をつけたフォルダを作って、その中にストックしておいて下さい。そしてすぐ、次のサビをつかまえに行きましょう。

 

言葉がうまく乗らない、思いつかない、という方は、引用で曲を作ることを覚えて下さい。例えば「抱きしめたい」という言葉。ビートルズもミスチルも沢田研二さんも、このタイトルの名曲がありますし、他にも数えきれないくらいありますよね。よし、俺は俺の『抱きしめたい』を作るぞ」と考えてあなたなりのオリジナルな「抱きしめたい」にトライしてみるとか。

 

実際、僕は「抱きしめたい」というタイトルで二曲採用を勝ちとりました。

 

2011年、前田敦子さんの「君は僕だ」は僕の最初のBillboard JAPANチャート一位曲です。サビの「君は僕だ」の箇所、僕の仮歌詞段階では「抱きしめたい」でした。「君は僕だ 変なとこが似てる」は僕の仮歌詞では「抱きしめたい 君と君の明日を」でした。

 

 

そしてもう一曲、おなじ『抱きしめたい』というタイトルで書いたのがこちら。

 


こちらは、サビの「夏のキスは ずっと残る」の箇所、僕のデモでは「抱きしめたい 抱きしめたい」と乗せていました。そしてこのサビ、「F-G-Em-Am」であります。どこかで話したことですが、この曲、一晩でゼロから書き上げました。「抱きしめたい×F-G-Em-Am」という超基本で行こう!と開き直って、一筆書きで書いたのです。

 

そう。サビの言葉やタイトルを「作ろう」としないで。何かあなたの好きな映画や小説のタイトルを使って、その映画の主題歌のサビを作るようなイメージで。その際、ネタ元は平成以前のものがいいです。よく「一周まわって」みたいな言い方するでしょう? 引用をする際は必ず「一周まわった」ものを使うのがコツです。どのあたりの映画のタイトルを使うか、を「センス」と呼びます。

 

そして必ず、その映画や小説をしっかり観て、あなたなりに感じて下さい。出来ればあなたが心から愛した作品であれば最高なのですが、お若い方にそこまで求めるのはなかなか難しいので、気になった映画があれば一度しっかり観て、感じた「その感情」を「F-G-Em-Am」の進行に乗せて作って下さい。

 

ちょっと出来なくても投げ出さないこと。「F-G-Em-Am」はJ-POPの基本中の基本です。俳句で言えば五・七・五、です。あなたがもし、ポップス界の根底を揺るがす尖った作品を作りたいのであれば尚更、この超オーソドックスな「F-G-Em-Am」の進行の上で尖らせて作ってみて下さい。


大好きなColdplayの傑作。すべてのパーツが「F-G-Em-Am」で作られています。



ニック・ロウのこの名曲のサビが、僕にとっての「F-G-Em-Am」です。



あなたがどんなに仕事が忙しくても「F-G-Em-Am」にメロと言葉を「乗っけてみる」ことは数分で出来るはず。それをボイスメモするなり、譜面に書くなりしてして、一回忘れて下さい。その断片をたくさんストックした中から、改めて後日聴いて「お、これ、なかなかいいね」って断片が見つかるはず。それを僕に聴かせて下さい。


ちなみに「君メロ」も、僕のスマホのボイスメモに入っていたものを発掘しました。あのサビのメロディが鼻歌でメモされていました(作った時のことを僕はまったく覚えていません)。それを聴いた僕は「ありきたりだなあ、しかし締め切りが近い、しょうがないこれでいこう!」と思ったのです。確信がないままトラックを作り仮歌詞を書き、仮歌を歌ってもらったあたりで手応えを感じてきました。最初は自分でも「ありきたりだ」と思っていたものをです。

もしこのメロを思いつたときにボイスメモに入れていなければ、もしそのメモを聞き返す時間を持たなければ、そしてもしこのメロディを「ありきたりだ」と自分でボツにしていたら、僕の人生はおろか、大袈裟にいうと歴史が変わっていたのです。

どんな作曲家もきっと、素晴らしい作品をすでに作っているのです。あとはそれを発掘できるか否か、にかかっているのですね。

さあ、この夏、あなたも「F-G-Em-Am」でキャッチーなサビをつかまえて下さい。今後の作家人生でこの進行でいくつもの楽曲を作らなければいけない基本です。逃げずにがんばって。いつでも相談に乗るから、メモ段階でいいから、聴かせてね。


僕の今年の会心の作品「風見鶏の街で」も典型的な「F-G-Em-Am」です!


 

最後に、僕が敬愛するスージー鈴木さんのこの名著もご参考に。めっちゃおもろいよ。


 

  • Kenken
    8月13日 12:38

    「F-G-Em-Am」の進行について成瀬さんの具体例な制作エピソードをはじめ多くの気づきと学びがあり、曲作りへの励みにもなりました!サビとなり得る言葉がのっていないと良いメロディであってもサビにはならないというのもすごく腑に落ちました。音楽だけではなく小説や映画などに触れ言葉を大切にすることが重要で、そうしたことが繋がってくるのも作曲の魅力の1つだと感じています。諦めずこのコード進行でサビ作りトライしてきたいと思います!ありがとうございます!

    • 成瀬英樹
      8月16日 10:55

      そう、F G Em Am、で10くらいのサビのストックを常に持っておくといいよ!