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フラゲ日!
メンバー クリエーターズ 成瀬英樹ゼミ 〜プロ作曲家養成〜 成瀬英樹ゼミ 分割プラン 旧プロ養成コース
成瀬英樹
成瀬英樹
9月10日 11:31

本日、WHITE SCORPIONさんの『動く唇』フラゲ日です!


 

朝生配信、ぜひご覧ください!⇩
 

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ステキなことはステキだと無邪気に笑える心
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成瀬英樹
成瀬英樹
9月9日 14:44

おはようございます!

 

怒涛の週末でした。

 

土曜日のデーゲームをエスコンで観戦中にメールが。日曜日の夕方までに一曲提出のチャンスが来た。締め切りがタイトということは、それだけライバルが減るわけで、ここで提出できるのは「一晩で完パケられるガッツと実力のある作家」か「普段から締め切り関係なく楽曲を制作している作家」か「ストックを常に丁寧に整理している作家」だ。

 

ちょうど僕も作り始めた楽曲が手元にあったので、共作相手の方と連絡をとって、今回は僕主導で仕上げることに。

 

すぐにベースの金森さんに連絡してオッケーをもらう。金森さんが決まれば僕得意の「シェイク」ものが出来るので、元のエイトビートのメロディを16に変えることにする。仮歌はマツダヒロにお願いすることにした。女性アイドルコンペでも「男性ボーカル」が不利に働くことはまったくない。マツダが作曲してコンペで勝ち取ったAKB48『思いやり』も仮歌を歌ったのはマツダ自身だった。

 

野球の試合は楽勝ムードだったので8回でエスコンを出てバスの中で勝利を確かめた。僕は1978年からずっと野球ファンであるが、今年の新庄剛志監督の采配は歴代、メジャー合わせても3本の指に入る素晴らしいものだ思う。彼は人をマネージメントする力がある。大変な努力家なのだ。それを見せないから誤解されるのだが。いや、わざと誤解させている節もある。

 

30分後にはもう家に着いて仕事にかかった。作りかけていたメロディをもう一度聴き直してブラッシュアップ。大サビのメロも「ありきたり」だったので作り直す。サビのメロが何度聴いてもありきたりだから他のアイデアも試そうとするが、どうしても「取ってつけた」ようになってしまう。「ありきたり」対「取ってつけた」だと、「ありきたり」が勝利するのが僕の価値観だから、やむなくこのサビで行くことにする。

 

金森さんにデータを送るのは土曜の深夜になるだろう。それまでに、ベース抜きのままトラックを仕上げていく。共作者さんのイントロのギターのフレーズがご機嫌なのでそのまま使わせてもらうことにする。これをやると実にミスチル的に聴こえるのだが、元はジョージ・ハリスンのオハコフレーズだ。僕もこの40年間何度も使った手だけど、近年はミスチルのせいで使いにくくなっている。まるでモッズコートが『踊る大捜査線』の青島刑事のせいで着にくくなっているような感じか。
 

マツダに曲を送る。「ありきたりだと思うが、もうこれで行くしかない」と伝えると「そんなことないです! すごくいい曲ですよ!」と返信が。「君はいいやつだなあ」と僕が言うと、「いえ、成瀬さんにいいやつだと思われたくて言ってるんじゃないです。この曲はいい曲です!」と言ってくれた。

 

今回はマツダが正しかった。いい曲だった。作っている最中はどんな作家でもいいのかどうかを見失う。僕がラッキーなのは周りに冷静な目で見てくれる同業者がいることだ。あぶねえ、こんないいサビを「ありきたり」だとボツにするとこだったぜ。

 

僕の方はアコギを2本と、テレキャスのカッティング。ギターのハモはテレキャスとリッケンをそれぞれ2回ずつ重ねた。DAW時代になっても「ダブル」の手法は有益なのか? 僕はエンジニアじゃないからわからないけど、相変わらず、いろんな楽器は重ねて録音している。それはカセットテープのMTRの頃からずっと変わらない。

 

ベース抜きのトラックが概ね完成したところで、土曜日の作業を終えた。

 

日曜の朝、マツダから歌、金森さんからベースのファイルが来た。お二方ともさすがの出来。上手い人に歌ったり演奏してもらったら、他の楽器をゴタゴタと重ねる必要がなくなる。ベースと歌がしっかり決まれば、僕の拙いトラックでもなんとかなることを僕は経験で知っている。

 

ここからの作業は「楽しい」しかない。コーラスのボイシングやフレーズを考えるのも、それを重ねて行くのも、自分なりに何十年、毎回トライアンドエラーで研究してきたことだ。今回はオープンハーモニーで行くかクローズで行くか一瞬迷ったが後者でやってみた。オープンでも良かったかもしれないとあとで思ったが、そんなことを気にするのは歌ってる本人だけだ。そこが楽しいのだ。

 

結果、自分自身納得のいく作品が出来、提出出来た。共作相手の作家さんからもオッケーをもらえた。僕としては一日で作ったものというエクスキューズなしに、とても気に入っている。

 

24時間とちょっとの間、脳が高速で回転を続けていたので、少しクールダウンのため、夜はマツダと「パワプロ」で対戦した。一勝一敗。

 

今日の札幌は快晴。今夜はBINGO! のZoomミーティング。みんなの曲を聴き合う。ここのところのゼミ生のみんなの躍進がめざましい。50代、60代でも、音楽に対する愛があって、チャレンジする気持ちと「ステキなことはステキだと無邪気に笑える心」があれば戦える、って僕は思ってる。

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メロディが生まれる瞬間
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成瀬英樹
成瀬英樹
9月7日 12:14

おはようございます!

 

昨日は長い一日、たっぷりベースボールを楽しみました。ファンクラブのポイントがたまっていたので、14:30集合の試合前練習見学から始まった一日は、劇的なサヨナラゲームで締めました。

 

『動く唇』が公開され、身体から力が抜けていった感じと言いますか。これはとてもいいものなのですが、ほんの少しの不安やプレッシャーも一緒にあります。自分の曲が、世の中にどう受け入れられるのかという不安と、やるだけはやったじゃないかという安堵感。一定の結果が出せたという気持ちもあります。


 

野球を見ている間も、頭の中はずっと働いてて、メロディがじゃんじゃん降ってきます。その度にボイスメモにふんふん入れていきます。自分の気分を良い状態に保つこと、これが一番大切だものね。ご機嫌力。

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「作詞コンペ結果発表配信」は20:30から!
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成瀬英樹
成瀬英樹
9月4日 18:06

お疲れ様です!

 

本日先行配信スタート、WHITE SCORPION 1st ミニアルバム『Caution』リード曲『動く唇』をyou-me名義で作曲しました!

 

もうこのサロンでもおなじみのナッポ先生こと「YuichiroNagano」さんとのコライトになります。クレジットは…

 

Lyrics : 秋元康

Music:you-me、YuichiroNagano

Arrangement:YuichiroNagano

 

って感じ。いやあ、嬉しいね!

 

秋元康先生とご一緒させていただくのは、これで23曲目。2007年の『BINGO!』から17年、一曲一曲が僕にとって大切な大切な思いがこもった楽曲たち。今年もまた、このような宝物をいただけたことに、心から感謝申し上げます。

 

そして「soulmix」のみんなと、ナッポさんという新たな才能との出会いから5ヶ月の日々を共に分かち合えたこと、大変嬉しく思います。ね、「soulmix」おもろいでしょ? スリル満点でしょ?

 

いつも応援、本当にありがとう! マジでみんなのおかげです。この「やばいくらい最高」な作品を、「soulmix」メンバーに捧げます!

 

『動く唇』のMVは本日21時プレミア公開!



せっかくだから、みんなと一緒に観たいので、今日の「作詞コンペ結果発表配信」は20:30からはじめます。お忙しい時間かと思いますが、よかったら21時からの数分だけでもぜひ一緒に観ませんか? ご心配なく、アーカイブも残します(多分!)

 

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僕でよければぜひ
成瀬英樹
成瀬英樹
9月3日 12:01

おはようございます!

 

やっぱり、新しい作品が世に出るのはドキドキします。明日、プレミア公開で僕(たち)が作曲した楽曲が世に出ます。それについてはまた明日、ゆっくりお知らせいたしますね。

 

僕はいつも、ポピュラー音楽には「ジャンル」のしばりなどいらない、特に作り手は意識する必要がない、と思ってます。

 

明日世に出る楽曲はジャンル分けをするなら「EDM」ということになろうかと思いますが、メロディ(と仮歌詞)担当の僕としては、いかに不特定多数の人の心を瞬時に捉えるメロディを、(コライトパートナーからもらったトラックに)乗せることが出来るかを考えて、ベストを尽くしただけです。

 

ジャンルなんて、衣装みたいなもの。Tシャツを着ても、スーツを着ても、結局中身は「その人」でしかないでしょう? 鍛えるべきは「その人」の心と技術であろう、と考えるのです。「側」だけ取り繕っても、全部バレるんだよね。

 

メロディって本当に、それくらい強烈に、「人間らしさ」が出ます。

 

ありがたいことに、僕の作品を聴いて「成瀬節」なんて言ってもらえることがあるのです。メロディを聴けば、成瀬らしさがわかる、といった意味でしょう。さあ、明日出る作品に「成瀬節」はあるのか、乞うご期待。というか、僕の方が、みんながどう聴いてくれるのかとても楽しみです。

 

今回の曲も、新しいコラボレーションが産んでくれた一曲。これからも、来てくれる人はみなさんウェルカムでやっていきます。人生一度きり、出会いを大切にしたいね。自分一人では出来なかった作品、それでも、僕でなければ出来なかった作品という自負も、もちろん大いにあります。また僕に「自信」を与えてくれた機会に、心から感謝申し上げます。

 

そして、自分のプロフィール欄に新しい作品を載せられることを嬉しく思います。『2024年「〇〇」作曲』って書けることが「現役」である証、だと思うから。

 

昨日出した小沢健二さんのことを話した動画は、このブログを見てくれている人には閲覧可能にしています。いつもと違って、データをしっかり用意したりせず話してます。正確な時期は色々前後しているかもしれませんが、それが僕のオリジナルな「記憶」じゃないか、という気持ちで話しました。しょーもない揚げ足取りのクソリプがつくのが嫌なので、一般公開はしませんが、観てもらえるときっとおもしろいと思う。だっていつもクールなネロに「動画観ました! おもしろかったです」って言ってもらえたから。

 

小沢さんが素敵なのは、「大衆」から逃げずに向かっていき、作品として結果として結実させたこと。そして「あ、違う」と思ったら、そこから見事に姿を消したこと。唖然とするほど見事に。「LIFE パート2」を作らなかったことが、「LIFE」の価値を高めているのだと、昨日話しながら思い当たりました。それってなかなか出来ないことだよ。フリッパーズの時もそうだった。「違う」と思ったら(どんなにまわりに迷惑がかかろうと)彼は消えたものね。でも彼は、決して言い訳をしないし、絶対に人のせいにしない。

 

僕は、あの「LIFE」ってアルバムが「多幸感に溢れた」ものだと一度も思ったことがないんですよ。あんなに痛切な作品集もないって思う。じゃなきゃ、あそこまで一人の女の子のことを執拗に具体的に歌詞にしたりしない。おとといのライブ中に小沢さんが「こんなに悲しいアルバムもない」って発言をポロッとしていたので、だよね、やっぱりね、と思った次第。痛切だから沁みるんだけど、サウンドやパッケージが「大衆」に向かっていることで起きた「オザケン現象」だったんだ。奇跡的なバランス。だから大量に再生産は出来ないんだよね。「LIFE」後に出たいくつものシングルも、全部「終わってしまうことがわかっている」気持ちを歌ってる。一聴すると「オッケーよ!」なんて明るいメッセージに見えるけど、よく聴くと「オッケーじゃないです!」って歌ってるものね。

 

朝、コーヒーを飲みながら、読みかけの本を読了しました。快晴の札幌の空をぼんやり眺めながら、今日も何かいい知らせがあればいいなって思ってたら、尊敬するソングライターから「一緒に曲を書きませんか?」というお誘いが。人生、どこで何がどうなるかわからないものだね。もちろん、僕でよければぜひ! と返信しました。