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おはようございます!
昨日のクリスマスイブ、素敵な時間を過ごせましたか?
僕はいつもと何も変わらず、部屋でコツコツ楽曲のエディットなどの作業をしてました。シアターキノで『バグダッド・カフェ』をやっているので、一人で過ごすクリスマスイブにこれ以上ふさわしい過ごし方はないのじゃないかとも思ったのですが、札幌の街の人の多さをイメージすると、うんやっぱり部屋で平和に過ごそうってことになりました。自分内会議にて。
『バグダッド・カフェ』(1989)を観たのは二十歳の頃。三宮駅から少し東にある「アサヒシネマ」という名画座、今でいうとミニシアター系の映画館で。ここでは『ニュー・シネマ・パラダイス』も『パリ・テキサス』も観た。
僕は当時、三宮駅から北に上がった新神戸駅近くに住んでいたので、一人で思い立ったらふらっと「アサヒシネマ」に赴き、片端からかかっている映画を観た。映画ならなんでもよかった。当然大外れを食らうことも多いのだけど、それが映画(館)の楽しみ方ではないか、と密かに思っていたりする。
そこで出会った『バグダッド・カフェ』だ。観終わったあとの身体を貫く感動は、今も忘れられない。
ここからは完全に僕の記憶で書くので、間違っていたらごめんなさいなんだけど、この『バグダッド・カフェ』、ビデオ化された際に翻訳が変わっている。ラストのセリフが微妙に違うんですよね。俄然、映画版の訳の方がいいんです。(当時の)ビデオの訳では泣けないんだよね。いや、もちろんいいんだけど、最高なんだけど、それでもね。
これって、同じようなことが、村上春樹さん訳のレイモンド・カーヴァーにもあって。カーヴァーの代表作『大聖堂』のラストの台詞も、僕が最初に読んだバージョンと、現在文庫で読めるバージョンは訳が違っています。これはどちらも春樹さんご本人の意思によるもの、春樹さんは短編や翻訳は、文庫化や全集に入れるときなどに手を入れることをされる作家として知られていますので。僕は最初のバージョンが好きなんだけどな。いや、もちろん今のバージョンでもバッチリなんだけど、僕は最初のバージョンの訳で、心をぶっ飛ばされたので。
『バグダッド・カフェ』で言うと、1997年に僕たちFOUR TRIPSはデビュー曲のMV撮影とファーストアルバムのジャケット撮影のためにLAに行きました。FOUR TRIPSのアルバム『Young Oh! Oh!』の中ジャケットで僕たちハンバーガーを食べてますが、あれ、『バグダッド・カフェ』なんです。LAの中心地から砂漠のような土地を数時間車で行ったところにあります。僕たちが映画のファンで、撮影に来たことを伝えると、お店の人たちすごく喜んでくれて、FOUR TRIPSのポスターも壁に貼ってくれたんだよね。
そんなわけで、「完全にたったひとりきり」のクリスマスイブを過ごした僕でありました。いや、そりゃ「さみしい or さみしくない」のどっちか二択、今すぐ選べ! と脅されたなら「さみしい」の方にマルつけるけども、さみしいはさみしいでもいろんなさみしいがあるんだと思う。今のさみしさは自分で選び取ったものだし、家族や仲間やメンバーともこうやってつながっていられるし、今のさみしさが、ちょうどいいんだと思う。
そしてどうやら、年末恒例の風邪っぴきもやって来そう。頭がクリアで身体が動くうちに、作曲を進めておきたいと思うので、水曜だけど作曲配信、やります。生配信でもアーカイブでも、楽しんでもらえたら嬉しいです。
おはようございます!
冬休みを利用して、北海道旅行に来ていた娘と二人の友人たちが帰って行きました。「ガールズトークもの」の映画を生で観ているような、非常ににぎやかでエネルギッシュな数日間でした。僕はずっと笑ってた。5泊の滞在、みんなも楽しんでくれたならよかった。
今日か明日、僕が書いたコラムがネットにアップされる予定です。楽しみにお待ちくださいね。
では、年末もしっかり、曲を作って行きますよ! お時間あればお楽しみください↓
おはようございます!
昨日は、シンガーソングライター「岩佐亜由美」さんがご出演のイベントに行ってまいりました。
会場は「ジャムジカ」音響もキャパも、店に佇む音楽へのリスペクト(合間にかかる曲のセレクトも最高だった!)がビシビシ感じられて嬉しくなりました。
大滝詠一さんの名言「カバーを聴けば、その歌手のオリジナリティがわかる」を地で行く夜と申しましょうか、まずはホスト役の古舘賢治さん(Gt)と板橋夏美(trombone)の『クリスマス・イヴ』
で僕の心は全部持っていかれました。古館さんのギターのリハモ具合に板橋さんの温かいトロンボーンがちょうどいいところで気持ちをプッシュしてくれて。古館さんは歌も素敵でした。
岩佐亜由美さんのご登場で一気にステージが明るくなりました。僕はつい最近、本当にひょんなことから岩佐さんと知り合って、ライブを拝見するのは二度目。ギターもソングライティングも実に基本に忠実で、安心して聴けるんですよね。そしてなんと言っても、その透き通った歌声に魅了されます。アンコールで出演者全員でジョン・レノンの『Happy X’mas』を歌ったのですが、そこでの岩佐さんの高音の美しさには驚かされました。
エビナマスジさんは一曲目に『Have Yourself a Merry Little Christmas』を。う、うまい。とろけるような声に、あったかいギターとトロンボーンが絶妙でした。終演後、近くに座ってられたエビナさんのお客様と少しお話ししたのですが、エビナさんの魅力はなんと言っても「人柄あふれる歌世界」とのこと。そう、シンガーソングライターで一番大切なのは「人柄」だ、って僕もそう思います。
最後に登場したのが「Watana Besta SOCIAL club」さん。バンドのようなお名前のソロユニットのようです。ルックスだけで言うともう完全に別世界の「俳優フェイス」なのですが、ギターも歌もバカうまなんですよね。使用ギターが00サイズくらいの見るからにいい音がしそうなギターで、サウンドホールにマグネットPUを仕込んでいるところから、「むむむ、お主やるな」と思ってはいましたが、ここまでとは。彼が歌った桑田佳祐さんのカバーにも引き込まれました。素晴らしかったですね。
というわけで、まったく前知識なしに飛び込みで伺ったライブが大当たりだったおかげで、昨夜はご機嫌で帰宅してまいりました。こんな日もあるからね、やめられない物語。
ここのところずっと、ブルース・コバーンとかばかり聴いていて、カナダのシンガーソングライターである彼が作ったこのアルバムが、僕が今暮らす札幌の日常に見事に合っていて。40年以上愛聴しているこの音楽の「隋」の部分に触れたような、そんな気がしているんです。
おはようございます!
昨日は水曜日。本来ならラジオ「成瀬英樹のPOP A to Z」の収録日なのですが、雪で注文していたレコードの到着が遅れるので、レディクロの古賀くんに一日締め切りを待ってもらうように連絡。
今日の作曲配信のあとに収録します。クリスマス前のウキウキ感にピッタリなグッドミュージックをお届けするので、今週もどうぞお楽しみに。
インプットしたい映画や本が山積みなのですが、今は頭の中で新曲を作っています。コンペ楽曲なら数日で0から完成させるなんてしょっちゅうなのですが、じっくり時間をかけて作る良さももちろんあるわけで。(「はちみつマフィン」なんて多分、半年くらいかかってます。あんなシンプルな曲なのにね)
そして夜、娘から電話が。「あと30分くらいで着くからね」と。ああああ今日だったか! 完全に日程を一日間違えていました。そんなわけで、数日間、にぎやかな我が家です。娘は「この部屋懐かしいいい」って言ってます。今年はM-1も一緒に観られるのか、嬉しいな。
娘たちがワイワイやっている部屋で、BINGO! のZoomミーティングを。この期間で20曲もの楽曲が生まれたことに感激。そして、BINGO大賞はゼミ生の黒田くん! 初めてだね。錚々たるメンバーの中で選ばれたこと、誇りに思っていいいよ。てっきり小石くんの曲だと思ったくらいの、ひねくれててねじ曲がったポップス、素晴らしい。
今朝の生配信は、恒例の「Zoomミーティング~成瀬の視点」をお送りします。お楽しみに!
おはようございます!
昨日は午前中にとある原稿を書き上げました。締め切りまで少し時間をいただけたので、2000文字にも満たない短い文章ではありますが、何度も書き直して文体を試行錯誤して、「自分らしく、わかりやすく」をイメージして書いてみました。年内には公開されると思いますので、楽しみにしてもらえたらともて嬉しいです。
午後はクリエーターズの上田さんとの曲作りミーティング。上田さんは本当にアイドル文化に造詣が深いので、トークが盛り上がってしまってなかなか本題に入れないくらい、楽しいのです。素敵な歌詞を書いていただきました。上田さんとの共作も3年目で3曲目になりますね。いい作品にします。明日以降、朝生配信で作っていきますね。
その後は、プライベートの用事でスマホとずっとにらめっこ。いろんな書類を探してあちこちひっくり返したり。それでもね、必要とされるのは嬉しいことだし、何らかのことで役に立てるのなら、とがんばりました。うまくいくといいなあ。